日産と、同社の関連会社である株式会社オーテックジャパン、および、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社は2018年12月19日、カスタマイズショーである「東京オートサロン2019」(開催期間:2019/1/11~1/13、場所:幕張メッセ)の出展概要を発表した。
日産は、安全かつ持続可能な社会の実現を目指すことを目的とした「ニッサン インテリジェント モビリティ」の取り組みのもと、クルマの「電動化」「知能化」に向けた技術開発を進めてる。今回の東京オートサロンでは、その「ニッサン インテリジェント モビリティ」を具現化したモデルやわくわくするようなカスタマイズカーを提案する。
今回は「NISSAN FORMULA E」「NISSAN LEAF NISMO RC」に象徴されるゼロエミッション時代におけるレーシングカー、またその市販モデルである「LEAF NISMO」の他、2018年9月に日産ブランドアンバサダーに就任したプロテニスプレーヤー大坂なおみ選手とコラボレーションした「X-TRAIL + Naomi Osaka Concept 」と「NISSAN GT-R 大坂なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」を展示。そして「JUKE」のパーソナライゼーションをより進化させたコンセプトカーやNISMOロードカー、さらに、プレミアムスポーティーブランドである「AUTECH」のコンセプトカーに加え、SUPER GT GT500クラスに参戦した「MOTUL AUTECH GT-R」などの幅広いラインナップを用意して、日産の新しいカスタマイズの世界を披露する。さらに出展ブースでは、各種トークショーも開催する予定だ。
多彩なカラーコーディネーションによるカスタマイズが好評を博しているジュークのパーソナライゼーションをより進化させ、ジュークの特徴である俊敏な操作性を実現するインテリジェント 4×4(トルクベクトル付)を搭載したダイナミックなコンセプトカーを発表する。
エクステリアは、レスキューの走破性を想起させるクローラーとオーバーフェンダーを装着。更にマットホワイト&マットブラックの2トーンカラーにフローセントグリーンのアクセントを配した新しいパーソナライゼーションの形を提案する。
日産ブランドアンバサダーであるプロテニスプレーヤー大坂なおみ選手とエクストレイルのコラボレーションによるコンセプトカーを展示。エクステリアは、大坂なおみ選手が選んだ、マットブラックにゴールドをあしらったデザインを採用。
インテリアは、ブラックの内装色にプレミアムタンレザーのアクセントを加えて上質でスタイリッシュな空間を演出するプライベートカーに仕立てた。
「大坂なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」は、世界の頂点を目指しトッププレイヤーたちと熱戦を繰り広げる大坂選手と、常に走りの頂点を目指すNISSAN GT-Rがコラボレーションしたモデル。NISSAN GT-Rが大好きという大坂選手本人から着想を得て「GT-R Premium edition」グレードをベースに特別仕様車として設定。
ボディカラーは、特別塗装色のミッドナイトオパールの他、ブリリアントホワイトパール、メテオフレークブラックパールの3色を設定。インテリアには大坂阪選手にも協力を得ながら、新規の組合せの3色を専用に設定し、3色のボディカラーと自由に組み合わせることが可能である。
低重心が生む圧倒的な走りに、先進安全装備を標設定して新登場したエルグランド。その走りと存在感を究極まで表現した「ELGRAND The Sports Premium Concept」を特別展示する。このコンセプトカーは、エルグランドが持つ存在感をより際立たせるカスタマイズを施している。
エクステリアは、精悍なピアノブラックのフロントグリルとNISSAN GT-Rからインスパイアされたボディカラー、スポーティーな印象を与える20インチのアルミホイールを装備。インテリアには、豪華で上質な赤い本革を使用した特別シートを設定している。
よりプレミアム感の高いデザインやクオリティにこだわる方に向けたスポーティブランドが「AUTECH」。セレナ、ノートに続く第3弾として、2019年1月にエクストレイル「AUTECH」を発表する。会場の展示車は、湘南・茅ヶ崎の空と海をイメージした「AUTECH」のアイコニックカラー「オーテックブルー」で統一。更に「ニッサン インテリジェント モビリティ」を象徴する日産リーフをベースとした「LEAF AUTECH Concept」を参考出品する。
またオーテックジャパンの、ものづくりのノウハウを生かすことによって実現した「プレミアム パーソナライゼーション プログラム」では、専用シートをホワイト・ブラック・タンなどの各カラーから選択することが可能になるなど、より上質な室内空間を演出する。
電気自動車ならではのダイレクトで俊敏な加速やスムースでのびやかな走りに、NISMOがさらなる磨きをかけて新次元のスポーツドライブフィールを実現したモデル。
Cd値を悪化させることなくダウンフォースを向上した空力性能に優れたエクステリアデザインに加え、専用サスペンションチューニング、18インチタイヤの採用等によりワンランク上の直進安定性を実現した。
さらに、より力強い加速感を楽しめるようコンピューター(VCM)を専用チューニング。特にドライブモードのBレンジでは、立ち上がりの速さを日産リーフの約2倍に高めている。またアクセルのみを使用してクルマの発進、加・減速、停止まで行うことができるe-pedalは、ブレーキへ足を踏み換えることなく走行ができ、まるでマニュアル運転のように意のままにクルマを操ることができる。
専用ボディ補強や専用サスペンションなどを採用したことに加え、インバータとコンピューター(VCM)に専用チューニングを施したことにより発電量を増加させると同時に減速機を強化した。これにより、モーターは「最高出力100kW」「トルク320N・m」を実現。
「ノートe-POWER NISMO」に比べ約25%の性能向上を可能にした。コンパクトなボディにV6 3L並みのトルクを持ち、より一層スポーティーでパワフルな走りのハイスペックモデルとなっている。
また「ノート e-POWER NISMO」のドライブモード設定に加えて、「S」「ECO」のモードにも「B」レンジを設定。スポーツ走行で圧倒的なパフォーマンスを引き出すことはもちろん、燃費性能の追及まで、さまざまな走りを体感できる。
「セレナ」の特長である家族の使い勝手のよさや乗員の快適性を損なうことなく、「迫力のスタイリング」と「爽快なドライビング」を実現した。
エクステリアはNISMOらしい精悍なデザインとするとともに、優れた空力性能を可能にした。インテリアは随所にNISMOカラーのレッドアクセントをあしらうなど、スポーティーさを実現。また専用のボディ補強やサスペンションチューニング等により、気持ちのよいハンドリングとなり、専用ECMやマフラーを採用し気持ちの良い加速フィーリングを実現した。
日本の自動車メーカーとして、初めてフォーミュラE選手権に参戦し、2018年12月にサウジアラビアのリヤドで開幕するABB FIAフォーミュラE選手権のシーズン5を戦う新型の日産フォーミュラEカーを特別展示する。
このフォーミュラEカーは、最新のバッテリーやパワートレインを採用し、さらなるパワーと航続距離を実現している。
日産のモータースポーツ活動を担うNISMOのレーシングテクノロジーを用いて開発された「NISSAN LEAF NISMO RC」を特別展示する。
このマシンは、2011年に発表した前モデルの2倍以上の240キロワットの最高出力と640N・mの最大トルクを発生。先進のバッテリー技術と、ドライブトレインの主要パーツは新型「日産リーフ」の技術を採用。多数の軽量部品に加え、フルカーボンファイバーのレーシングモノコック構造を採用することで、総重量をわずか1,220kgに抑えた。この軽量化により、0-100km/hの加速時間は、前モデルより約50%速い3.4秒を実現した。
SUPER GT 2018のGT500クラスに松田次生選手、ロニー・クインタレッリ選手のドライブにより出場したMOTUL AUTECH GT-Rです。第2戦の富士大会では見事優勝を果たした。
東京オートサロン2019では、人気のキッズ向け乗り込み体験、NISMOレースメカニックによるピットワークシミュレーションを実施する。
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2018/12/19