新型ジムニー&ジムニーシエラの乗り心地がグンッと快適に!オフロードカスタマイズパーツ専業メーカー「JAOS(ジャオス)」【Vol.1】
SUVブームのずっと前からオフロード一筋の専業パーツメーカー
新型ジムニーを購入したけど、乗り心地がイマイチで・・・。そんな不満を抱えながらも、「カスタムしたいが、どこのものを選んだら良いのか分からない」というジムニーオーナーに、是非知ってもらいたいパーツメーカーがある。日本のオフロードカスタマイズ界を牽引してきた「JAOS(ジャオス)」だ。
ジャオスの創業は1985年。「JAPAN OFFROAD SERVICE」の略であり、「日本のオフロードは任せておけ」との気概を込めた社名を掲げ、4WD用のカスタマイズパーツを手掛けてきた。近年は世界的でSUV人気が沸騰中だが、ジャオスはそのずっと前からオフロード一本で数々のロングセラー商品を生み出してきた。
そんなジャオスの長年評価され続けてきたカスタマイズパーツを紹介し、高品質へのこだわりや魅力的な製品を生み出し続けるモノづくりの裏側に迫りながら、3回に渡る特集でジャオスというメーカーと商品の魅力をお伝えする。
カスタム感を出しながら、普通の人が普通に使える“日常+α”のカスタム
今までカスタムをしたことが無かった人にとって、カスタムは「見た目は良くなるけど、乗り心地が悪くなるのでは」とか「カスタムは難しいもの」だと思われているかもしれない。
そんな人のためにも“カスタムの敷居を下げたい”という想いが、ジャオスの製品づくりに表れている。このポリシーが多くのユーザーに選ばれ続けてきた理由ではないだろうか。
展開するアイテムは高品質にこだわり独自の基準を持つジャオス
現在、多くのアフターパーツメーカーが新型ジムニー用のアイテムを展開している。その中で、なぜジャオスがオススメなのか。一番の理由は、ユーザーが安心して使用できるハイクオリティな製品を提供しようという、企業としての姿勢と努力にある。
ユーザーが安心できる製品づくり
車検適応だけではなく、独自の品質規格 JQS(Jaos Quality System)を制定するなど高品質な製品づくりにこだわっている。「ユーザーが安心できる商品でなくてはなりません。安心できるからこそカスタマイズを楽しんでいただける」という気持ちを大事にしている。
試作から製品としての完成、そしてリリース開始まで、テストとレビューを繰り返し、一つの製品が完成するまでに多くの人を巻き込みながら熱いモノづくりを行っている。
▲左:産業試験センターでのスペアタイヤブラケットの振動試験風景/▲右:開発時のテストラン風景
ジャオスのアイテムは基本的に車検対応。その上で純正の足りない部分を補ってくれる。派手さはなくとも、しっかりと乗りやすい状態に引き上げてくれる。その効果を瞬時に実感できるアイテムが、ジャオスが展開する機能パーツブランド「バトルズ(BATTLEZ)」のリフトアップセットだ。
品質に自信あり!オフロード/オンロードで安定性を高めるリフトアップセット
▼左:オンロードでも抜群の安定性 JB23 /▼右:勿論オフロードでも性能を向上 JB64
バトルズの新型ジムニー用リフトアップセットによる車高の上げ幅は35〜40mm。上げ幅を競うメーカーが多いことを踏まえると、控えめな数値といえる。ただ、ジャオスがポリシーとする「バトルズテイスト」を実現するためにはこの数値が理に適っており、コーナーリング時や高速走行時の安定性を高めるのに最適な設計となっているのだ。
オフロードの走行だけではなく、普段のオンロードでも乗り味を向上させ、日常をちょっと面白くするカスタマイズとなるはずだ。
▲BATTLEZ リフトアップセット VFS ジムニー ※画像はJB23 用(セット内容及び形状はJB64もほぼ同じ)
この絶妙なセッティングを可能にしているのが、チタン配合材を採用したコイルスプリングとハーモフレック機構(日本が誇るダンパーメーカーKYB株式会社によって開発された周波数感応バルブのこと。「大きくゆっくり」「速く小さい」という地面からの振動を周波数として解析し、状況に応じて減衰力を可変させることが可能な新機構)を搭載した高性能ダンパーだ。
このチタン配合材のコイルスプリングは耐久性にも優れており、正常な使用でへたることはない。万が一ヘタリが生じた場合も、新品に交換してもらえるヘタリ保証対応を行っている。ここにも製品に対する自信と信頼性の高さが伺える。
新型ジムニーを力強いルックスに仕上げるカスタムパーツも用意
新型ジムニーに個性を加えたい人もジャオスは要チェックだ。ジャオスブランドで、クロスカントリーバンパーをモチーフにした樹脂製バンパーや、開口部からヘッドライトまでをカバーするフロントグリル、スポーツカウル装着車専用のスキッドプレートなどをラインナップ。
フロントバンパーはハンドモデリングと3Dスキャナー/CADを併用し、ダイナミックなデザインと抜群のフィッティングを実現している。フロントセクションをジャオス伝統の力強いルックスに仕上げることができるのだ。
▲左:フェンダーガーニッシュの3Dスキャン風景/▲右:フロントスポーツカウルの3Dスキャンデータ
よく見かけるあのアイテムもジャオスの定番商品
新型ジムニーならずとも、SUVや4WDなどのオフロード車オーナーに注目してほしいジャオスのアイテムがある。
きっと、何年も日常的に運転している人なら一度は見たことがあるだろう。タイヤの後ろでひらめく、カンガルーのロゴを配した泥よけ。お馴染みのこのマッドガードもまた、ジャオスのロングセラー商品だ。
ちなみに、カンガルーは前にしか進めない性質から、オーストラリアで前進の象徴とされている。2015年に創業30周年を迎えてロゴを一新したジャオスだが、マッドガードには現在も前進を意味する旧ロゴを採用している。
RAV4のモデリスタパーツとして採用 メーカーからの信頼も厚いジャオスの製品
ジャオスのアイテムは全国のショップや量販店、通販で販売されており、ディーラーでも取り扱いがある。50系RAV4はトヨタのカスタムブランドであるモデリスタとコラボしており、モデリスタブランドで、バンパープロテクター、ノーズプロテクター、サイドプロテクター、ピラープロテクターが展開されている。
モデリスタのパーツとして採用されるには条件がある。それは『質の高い製品を安定供給できる製造力と品質管理能力』のある企業だとトヨタカスタマイジング&ディベロップメントに認められること。
ジャオスはその条件をクリアし、モデリスタにパーツを供給している。これはジャオス製品の信頼性が高いという証だ。
ドレスアップやカスタマイズと聞くと違法性などネガティブな印象を持つ人もいるかもしれないが、モデリスタのパーツとして採用されているジャオスのアイテムなら安心だ。車検時の不安もなく、ワンランク上の走行性とスタイリングを手に入れることができる。
※RAV4用として紹介したパーツはトヨタ販売店(カローラ店、ネッツ店)にて取り扱っている。ジャオスでは同パーツを販売していないので注意してほしい。
ジャオスの製品は、機能とルックスを良くし、実用性も向上させながら、安心して利用することができる。いままでカスタムに手を出したことがなかったユーザーにとっても「カスタムしてみようかな」と思えるパーツではないだろうか。
さて次回のVol.2では、ラリーで培った技術とノウハウをフィードバックした「JAOS(ジャオス)」のハイラックス用アイテムを紹介する。次回もお楽しみに!
- 筆者 井口 豪
- 1975年4月29日生まれ。血筋は九州だが、出身は埼玉県。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。多彩な趣味を持つウンチク好きの性分を生かし、自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で執筆活動を展開する。2022年には令和3年度行政書士試験に合格し、東京都行政書士会に登録。「行政書士いのくち法務事務所」で行政書士業務もこなすマルチ法務ライター。
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Corporate Profile
JAOS info
JAOS(ジャオス)とは?
1985年に設立されたオフロードカスタマイズパーツの専業メーカー。海外4WD用パーツの輸入販売からスタートし、現在はオリジナル製品の企画・製造・販売に加え、ディーラーとのコラボレーション企画や自動車メーカーへのOEM供給なども行う。フロントバンパーガード、スキッドバー、スキッドプレート、ラダーなど、数多くのロングセラー商品をラインナップする。また、リフトアップセットをはじめとする機能パーツは「BATTLEZ(バトルズ)」ブランドで展開している。
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