2015/10/28 17:35
発売後の人気沸騰は確実な「トヨタ 新型プリウス」、気になるのは「価格」と「納期」【TMS2015】
トヨタの柱になったプリウスに課せられたテーマとは?
9月のラスベガス、フランクフルトモーターショーを経て、今やアクアと並ぶ日本の国民車の1台となったトヨタプリウスの4代目モデルが東京モーターショーで公開された。
4代目トヨタ プリウスも車格ではVWゴルフなどがライバルとなる欧州でいうCセグメントに属し、空力に優れた5ドアセダンボディのハイブリッド専用車というポジションはそのままだ。
では「大きな変化、進化は何か?」といえば、燃費では未だに群を抜くものの、時間の経過やライバル車が進んだこともあり、地盤沈下が進んだ乗り心地やハンドリングに代表される運転して感じる質感の向上、安全装備の充実だ。
前者に関しては「共通部分を増やすことによる量産効果でコストを下げながら質の高い車を作る」というVWのMQBにも似た思想で新設計されたTNGAと呼ばれる低重心化にも気が配られた新しいプラットフォームの採用、リアサスペンションを部品点数が多いためコストでは不利な代わりにハンドリングや乗り心地といった面では有利なダブルウィッシュボーンへの変更したこと、いい車を作るための重要条件であるボディ剛性の、生産方法の変更を含めた大幅向上などが挙げられる。
後者ではミリ波レーダーと単眼カメラからの情報を基に歩行者も認識する自律自動ブレーキであるプリクラッシュセーフティ、停止まで対応するレーダークルーズコントロール、車線逸脱の可能性をドライバーにアナウンスするレーンデパーチャーアラート、夜間ハイビームを積極的に使うことでより明るい視界を提供するオートマチックハイビームをセットにした「トヨタセーフティセンスP」の設定やドアミラーの死角に入る車をドライバーにインフォメーションするブラインドスポットモニターの採用が代表的なところとなる。
トヨタ プリウスは日本でもVWゴルフを筆頭に同クラスの輸入車と競合することも少なくないだけに、この2つの要素がどこまで輸入車に追いついたかも注目したいところだ。
ハード面は盤石な4代目トヨタプリウス、気になる要素は価格と納期?
もちろんトヨタプリウス最大のセールスポイントである燃費に関しても、エンジン自体は同じであるが搭載される1.8リッターエンジンの改良、新設計となったニッケル水素バッテリーと今回から搭載されるリチウムインバッテリーの採用などにカタログに載るJC08モード燃費は最良値で40.0km/L、量販モデルで37.0km/Lという日本一の数値を誇る。
さらにキャビンや駆動用バッテリーをリアシートに移動したことによるラゲッジスペースの拡大や普及価格帯のトヨタのハイブリッドカーとしては初となる4WDが設定されることも見逃せない。
これだけの内容を持つだけに価格は先代モデルに対して10万円程度上がることが噂されているが、発売後は人気沸騰となるのは確実なだけに、早期の納車を望むなら東京モーターショーでの実車確認後にディーラーに足を運ぶことを勧めたい。
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