2006/4/24 10:32
【F1 第4戦】スーパーアグリF1、佐藤琢磨・井出有治ともにリタイア
サンマリノGP決勝。UPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨、井出有治はともにリタイアし、完走はならなかった。
C・アルバース(ミッドランド)と接触した井出は、マシンの不調を訴えて緊急ピットイン。いったんはコースに復帰したものの、すぐに戻り、そのままガレージへ。一方、好スタートを切った佐藤は、前を行くT・モンテイロ(ミッドランド)を追う。
11周目、井出がレースに復帰。ねばり強く走行を続けたが、中盤34周目にマシントラブルによりコースアウトし、リタイア。佐藤も44周目で、リバッツァの出口でスピンをし、4戦連続完走はならなかった。
■コメント
佐藤琢磨(リタイア:44周走行) 「今週末は信頼性の問題が全く発生していなかったので、レースをフィニッシュできなかったことが残念だ。スタートはまずまずで、ポジションを上げることができたが、クルマのスピードが十分ではなかったので、それ以上はポジションを上げることができなかった。チームのみんなも週末を通して本当に良く頑張ってくれて、かなりの進歩があったので、このまま努力を続けてパフォーマンスを向上させていきたいと思う」
井出有治(リタイア:23周走行) 「スタートではそれほどプッシュしているつもりはなかったのだが、二つ目のシケインの立ち上がりでアルバースがレーシングラインにいて、彼のクルマを避けることができなかった。その接触のあと、左フロントのサスペンションがダメージを受けていたため、コーナーでの安定感が悪くなった。その後、リアサスペンションにも問題が発生して、レースをリタイアせざるを得なかった。今週末はラップタイムが少し速かったので、このまま自分のリズムをキープして、次のレースでは良い結果を出したい」
鈴木亜久里:SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表 「このサーキットの条件は、ぼくたちにとっては難しいものだったので、タフなレースになることは分かっていた。チームはイタリアに来ることを非常に楽しみにしていた。ヨーロッパラウンド初戦で良い結果を出すために全力を尽くした。まだパフォーマンスレベルは十分ではないが、チームやドライバーも頑張ってくれているので、新しいクルマを与えてあげられないことが残念だ。SA06の導入までは厳しい状況が続くが、士気も高いので、これからもチームは全力を尽くしてくれるはずだ」