2006/10/10 11:14
【F1 第17戦】ホンダ、J.バトンが4位入賞
日本GP決勝レースでHonda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは4位入賞、ルーベンス・バリチェロは12位完走だった。
■コメント
ジェンソン・バトン (4位) 「4位という今日の結果には満足だ。堅実なレースができたし、チャンピオンシップのことを考えたら、最善を尽くせたと思う。スタートはルノーよりもよくて、オフラインから1台抜くことができた。タイヤの状態もよく、トヨタの2台の前に出られた。チームは今日もピットストップですばらしい仕事をしてくれたよ。ホッケンハイム以降、ずっといい感じできている。今はまだ、チャンピオンシップ争いをしているトップ2チームには届かないけど、いつか絶対に追いついてみせるからね、僕を信じてよ! 来シーズン、鈴鹿でのレースがないのはすごく悲しい。ここはまるで、自分のホームグランプリのように感じるんだ。でも、今日のところはまた4位入賞を果たし、自分とチームのために5ポイントを獲得できたのでよかったよ」
■ルーベンス・バリチェロ (12位) 「またしてもハイドフェルド(ニック・ハイドフェルド、BMWザウバー)と接触してしまって不運だったよ。彼が急に走行ラインをふさいだので、僕は行き場をなくし、ホイールをロックさせて軽く接触する形になってしまった。それで残念ながらフロントウイングにダメージを負ってしまったんだ。そのあと、速さはあったけど、ここはオーバーテイクの難しさで知られる鈴鹿だけに、厳しかった。地元のファンの前で残念な結果になってしまったけど、まだ僕のホームレース、ブラジルが残っている。それに期待して、次はもっといい結果を出し、気持ちよくシーズンを締めくくりたいね」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター 「ジェンソンはいいスタートを切り、1コーナーで1つポジションを上げた。比較的早めにピットストップしたライバルチームがいたので、ジェンソンには多めの給油を行い、中間スティントを長くとった。そうすることで、彼らをスピードと戦略でかわすことができたので、非常に満足している。ジェンソンはいつものように、ハードに攻めながらもミスのないレースを見せ、マシンの力を最大限に引き出してくれたと思う。残念ながらルーベンスは1コーナーでフロントウイングを傷めてしまい、あとはひたすら追い上げるのみだった。ポイントを獲得して、満足した気持ちで鈴鹿を離れることができるが、長年にわたり、これほど多くの喜びとエキサイティングな瞬間をもたらした鈴鹿でのレースが、来年はないことが寂しい。また、今シーズンも残りあと1戦となってしまった。我々は今年のチャレンジを大いに楽しんできたので、このまま最後まで走り続けたい」