2006/5/29 09:31
【F1 第7戦】スーパーアグリ、モンタニーがF1初完走。琢磨はリタイア
SUPER AGURI F1 TEAMは、フランク・モンタニーが16位でF1初完走。佐藤琢磨は47周目でリタイアに終わった。
佐藤琢磨 (リタイア) 「レースをフィニッシュできなかったのがとても残念だ。リタイア直前まで本当にレースを楽しむことができていた。スタートは良くなかったが、ポジションをいくつか上げることができたし、マシンの調子も良かった。ピットストップ戦略とトラフィックコントロールのおかげで、安定した走りを続けることができていたし、プッシュし続けることができた。しかし突然、電気系統の問題が発生してスピードが劇的に落ちたので、ピットへ戻りセッティングを変更したが、その1周後には完全にダメになって、レースをリタイアしなければならなかった。今週末はチームの素晴らしい仕事のおかげで確かな進歩を遂げていたので、本当に残念だ。個人的にもまだ完走を果たしていないモナコGPをフィニッシュできなかったことを非常に残念に思っている。しかし、これもレースだ。また来年挑戦したい」
フランク・モンタニー (16位) 「初めての完走をこのモナコで達成できたことをうれしく思う。このレースは僕にとって特別なものになった。モンテイロと40周にわたって良いファイトができたが、彼の意見は違うかもしれないね。しかし、結局はこれもレースだ。マシンは運転し難かったが、それでも楽しむことができた。70周分のデータを集めることができたと考えれば、十分に満足できる。その最新の情報を使って、次のレースに向けてクルマを改善する作業に取りかかることができるからね」
鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表 「一言で言えば、とても難しいレースだった。電気系のトラブルが発生するまで、琢磨は良くやっていた。フランクも頑張って初完走を果たしてくれた。ここは難しいコースだし、彼も言うようにハンドリングがとても難しかった。また、2台そろってのフィニッシュという目標は今回も果たせなかったが、チームの今週末の努力に感謝したい」