2006/4/14 17:21
スバル、インテリジェント ドライブ・アシストシステム「SI-DRIVE」開発
スバルは、運転者とクルマとのコミュニケーションを通じ、走行性や環境性などへの意識を高めながら様々な使用状況かにおいて自らの用途に合わせて積極的に運転を楽しむことの出来るシステム「SI-DRIVE(エスアイ-ドライブ/Subaru Intelligent Drive)」を開発した。
SI-DRIVEは、ベースとなるパワーユニットの基本性能を向上させた上で、エンジンコントロールユニット(ECU)や、AT車のトランスミッションコントロールユニット(TCU)に、運転者の要求に合わせた性能を実現する出力特性や制御パターンを複数設定している。具体的には、市街地走行などの実用領域でスムーズかつ実用充分な出力特性を設定し、扱いやすさと優れた実用燃費性能を実現する「Intelligent(I/インテリジェント)」、アクセル操作に忠実な出力特性とし、幅広い用途において快適かつスポーティな走行を楽しめる「Sport(S/スポーツ)」、アクセル操作の反応をより鋭敏に設定するとともに高回転域まで活用し積極的な走りに対応する「Sport Sharp(S#/スポーツシャープ)」の3つの制御モードをもつ。運転者がモードを任意に切り替えることで、1台のクルマで3つの異なる走行性能を楽しむことを実現する。
また、SI-DRIVEの機能を効果的に表示し運転者とのクルマのコミュニケーションを促進するインターフェイスとして、制御モードの的確な切り替えを可能とする「SI-DRIVEセレクター」、運転者に燃費走行を意識させる「ECOゲージ」、SI-DRIVEの稼動状況を総合的に表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」を設定、さらにMT車には「シフトアップインジケーター」も装備する。
運転者に燃費走行を意識させるディスプレイは、パワーユニットの制御や基本性能の向上との相乗効果で従来の同型車に比べ約10%の実用燃費の向上を達成している。