MOTAトップ ニュース/記事 業界ニュース・自動車ニュース 【F1 第3戦】マクラーレン、キミ・ライコネンが2位

業界ニュース・自動車ニュース 2006/4/3 00:00

【F1 第3戦】マクラーレン、キミ・ライコネンが2位

 4番グリッドからスタートしたキミ・ライコネンは、オープニングラップ中に1台をオーバーテイクし、3位でスタート/フィニッシュ・ラインを通過。また、オープニングラップ中に多重クラッシュが発生したため、2周目からはセーフティカーの先導でレースが行われた。ファン-パブロ・モントーヤはスピンを喫し、6位に順位を落とした。

 モントーヤはラルフ・シューマッハー(トヨタ)をオーバーテイクすると、5周目にはマーク・ウェバー(ウィリアムズ)もパスし、4位にポジションを上げる。2度目のセーフティカー・ピリオドが明けると、ライコネンはジェンソン・バトン(ホンダ)にブレーキ競争を仕掛け、これをパス。2位に順位を上げた。モントーヤは、18周目に初回ピットストップ。9.4秒で所定の作業を終え、5位でレースに復帰する。ライコネンの初回ストップは21周目。こちらも9.4秒の静止時間の後に4位でトラックに戻った。その後4周で、ふたりはライコネンを先頭に、2、3番手につけた。

 34周目にもセーフティカーが出動。これをきっかけに、各車一斉に2度目のピットストップを行った。ライコネンの静止時間は16.7秒と長かったが、これはフロントウィングの左翼端板を破損し、新たなノーズ・セクションを装着したため。モントーヤもライコネンに続き、11.3秒で燃料補給とタイヤ交換を終了。トラックに復帰した時点の順位は、ライコネンが3位、モントーヤが6位だった。46周目の最終コーナー、モントーヤが大きくアウト側にはらみ、縁石に乗り上げる。この衝撃でエンジン・シャットオフ・スイッチが作動してしまい、リタイアを余儀なくされた。ライコネンはその後、1分26.045秒のファステストを記録しながら、ウィナー、フェルナンド・アロンソ(ルノー)の1.8秒後方の2位でチェッカーを受けた。


■コメント
キミ・ライコネン(2位)

「今日は勝てなかったが、少なくともルノーと同レベルのパッケージがあることが証明できたので、満足度はそれなりに高い。レース自体は荒れた展開だった。スタートではファン-パブロといいバトルができた。ジェンソンをオーバーテイクした時に右フロントをロックさせてしまい、タイヤにフラットスポットができた。おかげでバイブレーションが出てしまったが、その後も全開で攻め続け、フェルナンドと同じペースで走行できた。だが、いきなり右翼端板が破損してしまった。おそらくはバイブレーションのせいだと思う。その後はひどいアンダーステアに見舞われ、タイムを落とすことになった。残り21周時点でセーフティカーが入ってくれたので、すかさずピットに向かって新しいノーズと交換した。それから全力でプッシュしたが、4度目のセーフティカー・ピリオドでフェルナンドと僕の間にミッドランドが入ってしまったため、フェルナンドを脅かすほど接近することができなくなった。今日は楽しいレースだった。イモラが待ち遠しい。パッケージに長足の進歩を感じる。スタッフに感謝したい」


ファン-パブロ・モントーヤ(リタイヤ)
「今日のレースはイベントフルだった。グリッドに並ぶ時にミスをして、スピンしてしまったが、スタート手順が中止になってくれたので、5番グリッドに並ぶことができた。1度目のセーフティカー・ピリオドでまたしてもスピン。あれで順位をふたつ落とした。今日はタイヤを温めるのにちょっと苦労させられたので、4回のセーフティカーは決してアドバンテージにはならなかった。表彰台フィニッシュも見えていたが、ラルフをオーバーテイクしようとプッシュした時に縁石に乗り上げてしまった。ホームストレート入り口で若干挙動を乱したが、何とか収めることができた。だが、縁石にヒットした衝撃でセーフティ・システムが作動して、エンジンをカットしてしまった。今週末はパッケージのフィーリングが良かっただけに残念だ。いずれにしても、自信を持って欧州ラウンドに臨めるだろう」


ロン・デニス:チーム代表
「序盤は特にエキサイティングだった。バトンをオーバーテイクした時点のキミには、フェルナンドを捕らるのに十分なスピードがあった。ファン-パブロは、縁石に乗り上げた際に衝撃でセーフティ・システムが発動してしまい、リタイアを喫したのだが、あれがなかったら表彰台フィニッシュは確実だっただろう。一方、キミはジェンソンをパスした時にフラットスポットを作ってしまい、ひどいバイブレーションに見舞われ、右翼端板を破損した。終盤、セーフティカーが導入された時にノーズを交換することができたのは幸いだった。その後のキミは、再びフェルナンドとの差を詰めた。今日は合計4度のセーフティカー・ピリオドがあったのだが、そのうち2度までふたりとも遅いクルマの後につかされたのがアンラッキーだった。だが、優勝できるペースで走れることが確認された上、昨年の同時期と比較すると上位とのポイント差も少ない。ヨーロッパに戻った後もバトルができることを楽しみにしている」


ノルベルト・ハウグ:メルセデス・ベンツ・モータースポーツ、バイスプレジデント
「今日のキミは、フラットスポットを作ってフロントウィングにダメージを受けたものの、周囲を納得させられるような素晴らしいパフォーマンスだった。ノーズ交換後も良好なペースで走行してくれた。ファン-パブロは縁石で強い衝撃を受けてしまい、リタイアすることになった。いずれにしても、スピードと信頼性の点で、我々のパッケージがいいレベルにあることが確認できた。今後数戦でいっそうのパフォーマンス向上を図りたい」


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