2005/9/16 22:05
ポルシェ、カイエンへのハイブリッドエンジン搭載を計画
ポルシェは、フランクフルトモーターショーにて開催されたプレスカンファレンスにおいて、2010年までにカイエンに第4のモデルとして、パワーユニットにフォルクスワーゲングループと共同開発するハイブリッドエンジン搭載モデルを導入すると発表した。
この新しいカイエン4番目のモデルには環境に配慮したフルハイブリッドシステムをベースにしたエンジンが搭載される予定。フルハイブリッドシステムは、ガソリンエンジンと電気モーターによって駆動するシステムで、それぞれが独立して作動するほか、双方が同時にパワーを発揮することが可能です。この2種類のパワーユニットの間にはセカンドクラッチが設けられており、状況に応じて電気モーターだけが完全に独立したかたちで作動できるようになっています。またこの車両に採用されるパワーエレクトロニクスはスロットルの開度を監視し、車両後部のバッテリーが供給する電気エネルギーのレベルを決定して必要な駆動力を発生させます。セカンドクラッチがつながった場合、ガソリンエンジンと電気モーターはそれぞれの駆動力をトランスミッションに伝達させることが可能です。なお使用可能な電気エネルギーをすべて消費した時点で電気モーターは自動的に停止し、車両はガソリンエンジンのみで駆動される。