2005/2/25 16:38
プジョー、【ジュネーブMS】出展内容
プジョーは、第75回ジュネーブモーターショーの出展内容を発表した。
今回のジュネーブモーターショーは、「1905年、スイス国内の見本市として開催されてから100周年」「1924年、「国際ショー」をうたうようになってから75周年」の2つの区切りとなる。この記念すべき今回のショーに対し、プジョーは、自然素材、水、植物、香り、色彩で舞台効果を高めた2650平方メートルの展示エリアに、プジョーの歴史に燦然と輝くモデル「アンドリュー402」を展示する。
この「アンドリュー402」は、空気力学を専門とする著名なエンジニア、ジャン・アンドリューが、プジョーの委託を受けて考案したデザインプロトタイプで、彼の空気力学持論が応用されている。現在は、フランス・ソショーにあるプジョーの博物館、アドベンチャーミュージアムに展示されているが、このクルマが製造されたのは1936年で、同年10月のパリモーターショーで初披露されている。
そのほかの主な展示物として、登場が期待されていた2台を発表した。コンセプトカー、プジョー107と407プロローグ・クーペである。
プジョー107:PSAプジョー・シトロエンとトヨタ自動車の協力の成果が国際舞台ではじめて披露され、力強くて自信に満ちた、コンパクトで頑丈な107(欧州B1クラスで全長がもっとも短い4シーター・サルーンのひとつ)は、設計者が特に思い描いた都会生活における自然さと使い勝手のよさを表現するため上品さをバランスよくイメージに取り込み、また様々な利点が最大限に活用できるようになっている。
△ 407プロローグ・クーペ:407クーペの完成した姿は公表されているものに近く、407発表時に公開された展開計画の3番目のシルエットとなる。たくましく表情豊かなスタイルと、V型6気筒コモンレール式直噴ディーゼル(V6HDi)PEFエンジンは、607にも採用されている。新技術に通じた現代のドライバーをサポートするテクノロジーに対する信頼、この分野では無比の実績をさらに高めるダイナミックな接地安定性など、まだコンセプト段階とはいえ、このクラスにおける新たなベンチマークに、今まさに到達しようとしている。