2005/4/25 14:56
日産、2004年度の業績と新中期計画発表
日産は、2004年度(2005年3月期)決算に関し、連結当期純利益が前年度比1.7%増で過去最高の5,123億円となったと発表した。
2004年度のグローバル販売台数は過去最高となり、前年度比10.8%増。米国での販売台数は初めて100万台の大台を突破した。日本での販売は1.4%増の84万台強となった。欧州での販売台数は暦年ベースで、前年と横ばい。中国、メキシコ、カナダを含む一般海外市場での販売台数は、前年度比19.5%増の98.3万台となった。
また、2005年4月1日より実施している同社の新三ヵ年事業計画「日産バリューアップ」の具体的な内容についても発表した。これは、収益性、成長、投下資本利益率について3つのコミットメントから成る。各コミットメントの内容は以下の通り。
・ 各年度においてグローバルな自動車業界の中でトップレベルの営業利益率
・ グローバル販売台数420万台の実現
・ 投下資本利益率平均20%
同計画の下で、日産は全世界でのプレゼンスの向上を図る。その一環として、インフィニティを世界一流のラグジュアリー・ブランドとして投入していく。現在、北米、台湾、中近東で販売しているインフィニティを、今後 韓国、中国、ロシアへも導入していく計画である。
さらに、ブルーステージ/レッドステージの販売チャンネルの統合化が図られる。お客様を第一に考えた結果で、販売チャンネルの質の向上を目指し、その先にインフィニティ・ブランドを立ち上げるとしている。具体的には、2007年度末までにグローバルで、28車種の日産並びにインフィニティ・ブランドの新型車を投入するとしている。
また、この席で新型セレナも公開された。発売は初夏の予定となっている。