最近のミニバンはイカツイエクステリアの車種ばかり……という反省の意味も込めて、ホンダアクセスの従業員活動「N Lab.」から生まれたのが、“これからのファミリーカー”がテーマのウェル コンセプトだ。思いっきり優しいルックスにということで、前後のライト類は丸型のものを採用。女性が見ても可愛らしい印象に仕上げたとのことだ。
エクステリアにばかり注目しがちではあるが、内装も大きく手が入っており、助手席は思い切ってテーブルとし、子どものおむつ交換などができるように変更され、センターコンソールにはゴミ箱も備わっている。またセカンドシートは回転式とし、座面の部分を持ち上げることでジュニアシートになるようになっている。さらにどうしてもメカメカしい雰囲気が残ってしまうエアコン操作パネル部にも布を貼り、暖かみのあるものとなっている(もちろん、ボタンの操作も可能だ)。
さらにルーフ部にはキャンバストップを備え、目的地で子供が屋根から顔を出して周囲を観察できるようになっている。このキャンバストップは市販されているべバスト社のものを使用しているため、一般ユーザーも真似することができるポイントだ。
そしてもう一台、女性向けのコーディネートのコンセプトとして登場したのが、フィット エレガントカラーコレクションだ。カワイイだけは卒業した20代後半の女性をターゲットに、シックでキレイ目な色合いにルージュの差し色を施した“キチンと感”を持たせながら“大人のかわいらしさ”を追求したモデルとなっている。
エクステリアはフィットでは初採用となる2トーンカラーに、グリル周りなどに加飾を追加したシックなもの。一方内装はネイビーを基調に、リップやネイルをイメージした赤系をプラスした遊び心溢れる仕上げとなっている。
[筆者:小鮒 康一 / 撮影:茂呂 幸正]
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2018/12/19