ハイエースのインテリアをアメカジテイストに! 新作のヒッコリー柄デニムと上質な木製パーツでカスタム『California Style type.2』/クラフトプラス【Vol.10】
デニム生地をアップデート! California Style Type.2がリニューアル
トヨタ ハイエースのベッドキットにデニム生地をいち早く採用したことで人気を集め、その名を広めたカーインテリアブランド『CRAFTPLUS(クラフトプラス)』。良質なデザインもさることながら、高品質の素材を使用し、熟練した職人がハンドメイドで製作をするため、製品クオリティが高いことでも有名だ。
また、アウトドアなシーンではもちろんのこと、シーサイドのサーフスポット、またストリートファッションとの相性も良いインテリアキットとしても人気がある。
そんな同ブランドから新デザインのデニム素材を使用した『California Style Type.2(カリフォルニア スタイル タイプ2)』のハイエース(200系)用カーインテリアがリニューアルされたのでご紹介しよう。
ヒッコリー柄のデニム生地を使用したカジュアルなインテリアパーツ
『California Style type.2』では、紺地に白のストライプが入った縦縞模様のデニム生地が採用されている。この柄は『ヒッコリー』と呼ばれ、アメカジファッションにも使用されており、ヒッコリー柄のワークウェアやカバーオールなどのファッションアイテムをよく見かけるはずだ。
このデニム生地とホワイトレザーを組み合わせた『California Style type.2』のデザインは、シートカバーやベッドキット、センターコンソールボックス、セカンドキャビネット、ラゲッジテーブルをハイエース用としてラインナップする。
色移りの心配もない高品質デニム&装飾がオシャレなシートカバー
『California Style type.2』のシートカバーは、中央にヒッコリー柄の生地、左右のホワイトレザーをアクセントとしてコーディネート。「衣服へデニムの色移りがしない」という特徴は、他クラフトプラス製品と同様。そのため、白っぽい色の服を着ていても安心して使用できる。
ベルトループやポケットなど、遊び心に溢れたデザインもクラフトプラスらしい。これは見た目だけではなく、スマートフォンや小物の収納にも使えるなど、機能性も高いのだ。
>>『シートカバー ワゴンGL用 ユーロプレミアム』の詳細はこちら
収納性と居住性を徹底的に追求した『ベッドキット CP100』
センターマット4枚+左右3枚ずつのサイドマットの計10枚で構成された『ベッドキット CP100』も注目のアイテムだ。フロアからの高さは、前方に倒した2列目シートの背もたれとフルフラットになるように設計されている。
このベッドキットの魅力は便利な収納スペースだ。センターマットを左右の収納家具に差し込み納めることで、荷室をたっぷりと使用可能。また、ポータブルバッテリーや水タンク用の収納スペースを用意するなど、使いやすさを追求している。
純正タイダウン用フックにボルト留めする設計のため、ボディへの加工は一切不要というのも嬉しい。
>>『ベッドキット CP100【Design series】』の詳細はこちら
センターコンソールボックス st.1【mukuzai series】
サイド面の美しい白の木肌と力強い木目が特徴で、多彩なコーディネートに合わせやすい『センターコンソールボックス st.1【mukuzai series】』。
適度な高さに設定した大型アームレストや、無垢材から削り出したドリンクホルダー、トレー、大容量の収納ボックスが特徴の人気アイテムだ。アームレストや小物置きの部分にヒッコリー柄の生地を採用している。
ドリンクホルダーなどの木製パーツの素材や製品クオリティに関しては後ほど詳しくご紹介しよう。
>>『センターコンソールボックス st.1【mukuzai series】S-GL 標準ボディ』の詳細はこちら
>>『センターコンソールボックス st.1【mukuzai series】S-GL ワイドボディ/ワゴンGL』の詳細はこちら
2列目の居住性を高める『セカンドキャビネット【Design series】 』
2列目の乗員が足をのせるオットマン的や荷物置きとして使え、中央にはドリンクホルダーや小物入れまで用意された『セカンドキャビネット【Design series】 』。こちらも天板とキャビネットに無垢材が使用されており、美しい木目や天然木ならではの質感を楽しむことができる。
マジックテープのみで車体へ固定するため、簡単に取り外せて、オイル交換などのメンテナンスも行いやすい。遮音、遮熱効果も高いため、2列目の居住性を高めたいなら欠かせないアイテムだろう。
>>『セカンドキャビネット【Design series】 S-GLワイドボディ/ワゴンGL用』の詳細はこちら
ベッドスペースの利便性を高める『ラゲッジテーブル【Design series】』
右側の荷室窓下に、ドリンクやスマートフォンなどの小物を置けるようになる『ラゲッジテーブル【Design series】』。タイヤハウスの出っ張りを利用し、荷室スペースを圧迫せず、デッドスペースをうまく活用している。
ベッドスペースの利便性を高めてくれるため、車中泊には必須のアイテムだ。こちらも中央の小物置きの部分にヒッコリー柄のデニムが使用されている。
素材選びから品質保持までこだわり、職人技を詰め込んだ木製パーツ
無機質になりがちな車内空間において、室内を落ち着く空間へと作り上げてくれる木製パーツにも焦点を当てたい。
クラフトプラスの製品に使用される素材は、良質な木材が揃う地元岐阜の木材市場で仕入れたもの。それを天然乾燥・機械乾燥を繰り返し、木の収縮を抑えるといった品質を高める工程も怠らない。そうして徹底的に管理された素材を、熟練の職人たちがひとつひとつのパーツに仕上げているのだ。
こちらのデモカーにはカーゴパネル(フロア)、アシストグリップ、シフトノブ、カップホルダー、センターコンソールボックスなどに天然木の木製パーツが使用されている。
オーク材を組み合わせたヘリンボーン柄の『カーゴパネル』
このヘリンボーン柄のカーゴパネルは、、木材の中でも水に強いと言われているオーク材を1枚1枚組み合わせて仕立てたもの。
工具を一切使わずに置くだけで床張りできるのも魅力。だが、大きな1枚モノとなるため発送はできず、クラフトプラスの工場にて直接の引取が必要となる。分割式にはない美しさを手に入れたいならオススメしたい商品だ。
>>『カーゴパネル【リアルウッド・ヘリンボーン】』の詳細はこちら
職人が1本1本削り出したこだわりの逸品『アシストグリップ』
触れるたびに気分を上げ、車内を柔らかな雰囲気へと高めてくれる木製の『アシストグリップ』。これらの小物もクラフトプラスが得意とする部分だ。
直接触れるグリップ部分の断面は真円に近づけるように職人が削り出して仕上げており、握りやすさを重視している。サンドペーパーと塗装の仕上げだけで5工程という丁寧な作業ゆえに、1日に5個しか生産できないという、こだわりの逸品だ。
職人技を随所に感じさせる『シフトノブ』
無垢材の丁寧に面取りされた柔らかさにより、感触が心地よい『シフトノブ』。
純正シャフトに取り付けるため上下半分ずつの2分割構造となっている。分割した箇所が分からないよう木目の柄をピッタリと合わせているところにも、職人技を感じる。
さらに、内部に特注の真鍮製ナットを仕込むことで浮き上がりを防止しているなど、見えない部分まで丁寧に造り込まれている。
無垢材から丁寧に削り出された木目の美しいカップホルダー
さらにセンターコンソールボックス、セカンドキャビネット、ラゲッジテーブルに設置されているカップホルダーは、65mm~80mmの厚い無垢材のブロックからひとつひとつ丁寧に削り出されたこだわりの品。
そこまでして得られるのは、木目の繊細なつながりのみだという。些細だが、そんな細部にこそ木工職人の魂が宿っているのだ。
耐久性・耐衝撃力に優れるホワイトアッシュを使用
アシストグリップやコンソールボックスの天板、側面などに使用されている木材は重硬で強く、耐衝撃力の高い「ホワイトアッシュ」。白系の色合いはコーディネートしやすく、爽やかな車内空間を演出するのにも最適だ。
ベッドキット左右の収納をよく見てほしい。ビス留めされていないことにお気づきだろうか。
通常だと2つの木材を接合する場合、部材をビス留めするのが一般的。しかしこちらは凸型の突起を組み合わせて固定する“ほぞ継ぎ”を採用。このように木工職人の技により、木の美しさを際立たせているのも、クラフトプラス製品の魅力だろう。
木製品のスペシャリストらしく、その施工は天井やサンバイザーなどにまで及ぶ。これらは商品化こそされてはいないが、こういったワンオフのスペシャルオーダーにも応えられるのは、メイドイン岐阜の日本の職人によるハンドメイドゆえ。
通常であれば、外注業者に出されるようなレアなパターンにも、クラフトプラスは自社の木工房で職人が直接対応してくれるだけに、自分だけのこだわりの仕様を心置きなくオーダーすることができるのだ。
少しずつ自分好みのクルマを作り上げる、そんな楽しみ方もできるクラフトプラスのインテリアカスタム
はじめからデモカーのようなコンプリート仕様を目指さずとも、まずはシートカバー、センターコンソールボックス、ベッドキットなどでベースの印象を形作ってから、次のステップとしてアシストグリップ、シフトノブなどの小物をプラスし、完成度を高めていくのが良いだろう。
さらにドアパネルや天井といった部位をオーダーメイドし、自分好みに仕上げていく。クラフトプラスのインテリアパーツは、そういった長い時間をかけて育てていく楽しみもある。ぜひ、自分だけのこだわりの1台を作り上げて欲しい。
『東京オートサロン2022』&『TOKYO OUTDOOR SHOW 2022』に出展
クラフトプラスのインテリアパーツは、2022年1月14(金)~16日(日)に幕張メッセで開催される『東京オートサロン2022』と『TOKYO OUTDOOR SHOW 2022』の7th E-Life! by CRAFTPLUSブースにて、実際に見て触ることができる。興味を持った方はぜひ足を運んでみてほしい。
■出展ブース位置
東京オートサロン2022:西棟3ホール
TOKYO OUTDOOR SHOW 2022:北棟11ホール 73
- 筆者 木村隆之
- 自動車カスタム誌編集長を経てフリーランスへ。多くのドレスアップカーやカスタムシーン、アフターパーツを取材し、ウェブ・雑誌媒体に寄稿。アウトドアやキャンプ好きで、自ら改造した軽バンでキャンプに出掛けることも。
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Brand Info - クラフトプラス
CRAFTPLUS(クラフトプラス)は、1999年9月に立ち上げた有限会社ビーンズが運営するハイエースのインテリアパーツを設計・製造しているブランドだ。同ブランドの特徴は、他では見る事のできないハイセンスなデザインと機能性の高いインテリアパーツをハンドメイドで製造していることにある。クラフトプラスが製造するベッドキット・コンソールボックス・アームレスト等の各種インテリアパーツは、オシャレに敏感なユーザーからも高い評価を得ており、年々ファンを増やし続けてている。