楽しさはタイプR以上!? HKSが提案するシビック ハッチバック(FK7)のカスタマイズ|HKS【Vol.2】

日本が誇るチューナー、HKS。パワーやハンドリングなど、純正の不満に感じる部分を適切に改善し、さらに性能を引き上げてくれるチューニングパーツを数多く提供している。第2回となる今回の対象車種は、ホンダのシビック ハッチバックだ。

カスタムのベースはあえてRではない普通のシビック(FK7)をチョイス

HKS

ホンダの誇るホットハッチと言えばシビックであることに異論がある人はいないだろう。そんなシビックの中でもずば抜けたポテンシャルを持っているのがタイプRだ。ニュルブルクリンクでFF市販車世界最速の座を獲得したこともあるタイプRはいわばメーカー純正のチューニングモデル。そのため、ここから更なるポテンシャルアップを目指すには一筋縄ではいかないし、その領域になるとサーキットアタックマシンのようになってしまう。

そこでHKSが目を付けたのが、タイプRのベースともなっているFK7型シビック ハッチバックだったのである。そもそも現行モデルのシビックは、ベース車を作る段階からタイプRが存在することを前提として設計されている。そのため、基本骨格を共有するボディは圧倒的な剛性を有しており、乗り味と安定感の面で非常に大きなアドバンテージを持っているというわけなのだ。

ちなみにタイプRとハッチバックの新車時の価格差はおよそ173万円。この額をつぎ込めばタイプRよりも速いハッチバックが誕生する、というわけではないが、自分好みのシビックに仕上げることは十分可能だろう。それではHKSが自信をもってオススメするFK7シビックハッチバック用のアイテムをご紹介したい。

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シビックに気持ちよいハンドリングと質の高い乗り心地を実現する「HIPERMAX MAX IV GT」

ロー&ワイドでホイールベースをしっかり確保した基本姿勢を持つシビック ハッチバックだが、もう少しローダウンしてクールなビジュアルを手に入れたいと思う人は多いだろう。そんなユーザーにオススメしたいのが、スポーツ走行における操作性とストリートでの乗り心地をブラッシュアップした新世代スポーツサスペンション「HIPERMAX MAX IV GT」だ。

純正のしなやかなフィーリングは継承しつつ、ロールスピードを抑えた安定感のあるコーナリングを実現した車高調整式サスペンションキットであり、シビックの泣き所となるフロント側のストローク不足を解消するためにあえて全長調整式を装備せず、内部構造を工夫することで単筒式構造を採用しつつも必要なストローク量の確保を実現している。

本格的なサーキットユーザーにはタイプRが存在しているため、他のMAX IV GTシリーズに比べ乗り心地を重視した味付けになっており、高速でのうねりでフワつかず、ひび割れた市街地路ではゴツゴツしないなど、様々な路面環境で安定した乗り味を提供してくれるストリート~ワインディング向けのセッティングが嬉しい。

シビック ハッチバック用パーツの詳細はコチラ

チューニングで化けるシビックの1.5リッターダウンサイジングターボ

FK7シビックハッチバックに搭載される1.5リッターダウンサイジングターボエンジンは、ダウンサイジングといいながらノーマルで182PSを発生するなかなかにスポーティーなものとなっている。ターボエンジンとなると、ブーストアップによるパワーアップを期待したいところだが、実はシビックのエンジンには電動アクチュエータが使われており、従来のブーストコントローラーでは制御できないのである。

そこで新たにHKSが開発したのがこの「POWER EDITOR」だ。装着は純正の圧力センサーと圧力センサーハーネスの間にカプラーオンするだけの簡単装着にもかかわらず、純正比で最大12kW(17PS)/22N・m(2.3kgf・m)アップが狙えてしまうのだ。絶対的なパワーアップではないが、ストリートでもワインディングでも心地よく走れることだろう。

シビックでモアパワーアップを望むならフラッシュエディター

また、ここから更なるステップアップを狙うユーザーにオススメしたいのが、OBD IIコネクタから各種ECUデータをリフラッシュすることができる「FLASH EDITOR」だ。最初からスピードリミッター解除、ブーストアップ(ハイオク仕様)のデータがプリセット済となっているが、HKSパワーライター店に持ち込めば現車合わせのセッティングも可能となるもので、現在開発中のむき出しタイプのエアクリーナーや純正置き換えの大容量インタークーラー、アップグレードタービンキットを装着した際のリセッティングにももちろん対応してくれる。

シビックで爽快なサウンドを引き出せるリーガマックス プレミアムマフラー

またFK7シビック ハッチバック用として、絞りなしのフルストレート構造を採用することで、純正比50%の低排圧を実現した「LEGAMAX Premiumマフラー」も設定。スポーティーな音を残したまま、車内への不快なこもり音を排除するサウンドチューニングが施され、快適な室内空間と気分の高揚するサウンドを両立している。こちらも加速騒音認証済で車検も安心だ。

シビック ハッチバック用パーツの詳細はコチラ

HKSならシビックのカスタムが楽しくなる!

最近のクルマはツマラナイ、という意見もよく聞かれるが、実はFK7シビック ハッチバックはチューニングの余地もあり、カスタマイズしたときの楽しさは非常に高いモデルと言えそうだ。前述したむき出しタイプのエアクリーナーや純正置き換え大容量インタークーラー(来年春ごろ発売予定)、純正置き換えのアップグレードタービンキット(開発中)など、チューニングパーツも続々登場予定なので、FK7シビック ハッチバックオーナーはぜひ楽しみにお待ちいただきたい。

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筆者   小鮒 康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。
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「HKS(エッチ・ケー・エス)」は、1973年創業の老舗チューニングブランド。マフラーやサスペンション、コンピュータ、ターボなどの自動車用チューニングパーツを数多く手掛けている。高い技術力に基づいた自社設計、自社製造をモットーとしており、メイドインジャパンのクオリティは多くの支持を集めている。日本はもとより、海外にも多くのファンをもつ国産屈指のチューニングブランドだ。

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