アルファロメオ・ジュリエッタ
ジュリエッタは、いかにもイタリア車らしいスタイリッシュなエクステリアが魅力のCセグメントモデル。リアのドアハンドルをウィンドウの枠に隠すのは近年のアルファロメオの得意技で、低めのルーフと相まって5ドアハッチバックながらクーペのように見えるのが特徴。一方のインテリアはスポーティとレトロなテイストが上手にミックスされ、個性的にまとめられている。エンジンは1.4Lと1.8Lがあり、どちらもターボ付き。前者には『マルチエア』と呼ばれる吸気側のシャフトを持たないバルブコントロール機構が備わり、170psの最高出力と16.6km/l(JC08モード)の好燃費を両立。ミッションは1.4Lが6段のTCT(クラッチペダルレスMT)、1.8Lは6速MTのみの設定。足回りはやや固めだが、キレのあるハンドリングはアルファロメオの名に恥じないスポーティな感覚で、アルフェスタ(アルファロメオ好き)はもちろん、初めてのユーザーも納得できる。エンジンやパワステなどのセッティングを統合制御する『D.N.Aシステム』が全車標準装備となっていて、気分や状況に応じてD(ダイナミック)、N(ノーマル)、A(オールウェザー)の3つのモードからチョイスすることができる。