BMW・120i(1シリーズ)
1シリーズはCセグメントで唯一FRレイアウトを採用するなど、BMWらしいこだわりを感じさせるモデル。BMWらしいスポーティなハンドリングが最大のセールスポイントで、50対50の前後重量配分とガッシリとしたボディ、よく動くサスペンションが、滑らかで心地の良い運転感覚を実現している。旧型は「固い」と評された乗り心地だが、現行モデルでは改められ、しなやかで1クラス上の上質感を手に入れた。パワートレーンは1.6Lの直噴ターボとクラス初の8速ATの組み合わせで、116iと120iではエンジンのチューンが異なる。標準モデルの他、内外装をスポーティに仕立てた『スポーツ』と、都会的な雰囲気でまとめた『スタイル』の設定があり、どちらのグレードでも選択が可能。さらにスポーティな『Mスポーツ』も用意され、こちらは専用エアロやホイール、引き締められたMスポーツサスペンションなどが備わる。さらなるパワーを求めるユーザー向けに、320psを誇る3.0Lターボ搭載の「M135i」というモンスターもラインナップ。ただし、BMW M社が手掛けたこのモデルは、見た目以外は違うクルマと言ってもよいほどで、値段も性能も別格だ。ただ、それだけのポテンシャルを秘めている。