スバル・フォレスター
ほど良いサイズの「クロスオーバーSUV」として人気を博しているフォレスター。現行モデルは4代目にあたり、運動性能に磨きを掛けると同時に安全性や環境性能を向上させたのが特徴だ。エンジンはスバル得意の水平対向。2.0ℓの自然吸気(148ps)と直噴ターボ(280ps)がラインナップされ、トランスミッションは『リニアトロニック』と呼ばれるCVTのほか、自然吸気モデルには6速MTも用意されている。駆動方式は4WDオンリーで、6速MT車はビスカスLSD付きセンターデフ方式、CVT車はアクティブトルクスプリット方式となる。ボディの拡大に伴い、居住空間が広くなっているのも嬉しいニュース。パッケージングを徹底的に煮詰めることで、リアシートの居住性が大幅に向上している。
ハイパワーと好燃費を両立させたボクサーエンジン
環境性能の向上を目指したフォレスターは、燃費の良さも特徴のひとつ。自然吸気エンジンは旧型の後期モデルからキャリーオーバーされたものだが、細かい改良と効率の良いCVTを組み合わせることで最高15.2km/ℓ(JC08モード)の好燃費を達成。直噴ターボは13.2km/ℓとなるが、280psを誇るハイパワーユニットであることを考えたら出色の数値と言うことができる。以前は「燃費がねぇ…」と言われたボクサーエンジンも環境に優しくなったのだ。
スーツも似合う大人なエクステリア
フォレスターと言えば「少し無骨なスタイリング」の印象が強いが、現行はグッと洗練され1クラス上の雰囲気が演出されている。彫の深い造形は力強さと都会的な雰囲気が上手にバランスされ、フロントマスクは最近のスバル車のアイデンティティである鷹の目をモチーフとしたヘッドライトと、逆台形に見える六角形のグリルの組み合わせ。ジーンズだけでなく、スーツも似合うオトナなSUVに進化している。
ハイレベルなスバルの4WD技術
フォレスターに採用される4WDシステム『シンメトリカルAWD』は、重量物であるエンジンやトランスミッションを一直線上に、かつ左右対称に配置し、オンロードでの優れたハンドリングとオフロードでの高い走破性を両立する、スバル独自のテクノロジー。さらに現行型は、新たに『X-MODE』を搭載。スイッチをオンにすると車両が統合制御され、タイヤの空転を可能な限り抑えてくれる。さすが量販車に4WDを持ち込んだスバルの技術力ならではだ。
SPECIAL MOVIE
より都会的なデザインへと進化した4代目フォレスター。ボクサーエンジン&4WDを継承しながら、全てをブラッシュアップさせ、さらに魅力的に。最近のSUVの中では比較的直線が多いデザインながら、よりオンロードが似合うスタイリング、居住性が向上したインテリアなど、注目したいポイントも多い。そんな正常進化した新型フォレスターを動画でチェック!