autoc-one.jp 記事・レポート 特集 女性でも一度乗ると虜に!?ガソリン車にはもう戻れないEVの魅力とは

その他 2017/9/2 11:00

女性でも一度乗ると虜に!?ガソリン車にはもう戻れないEVの魅力とは

日産リーフの大ファンである筆者が、しかし買うことが出来ない残念な理由とは

個人的な話になるが、筆者はリーフの大ファンだ。

それは「電気自動車だから」とも、「電気自動車である以前に」ともいえるのだが、静かでウルトラスムースな走りによる快適性の高さ、力強い加速、運動性能の高さなど、車として乗って感じる魅力に惚れ込んでいる。

(筆者はやや変わったところがあるのも否定しないが)オーナーですら好む人が少ないリーフのスタイルが、気にならないどころか可愛くすら感じている。

しかし筆者は家庭での充電設備が置けない集合住宅に住んでいる。それに加え、長距離を常識的なペースでなるべく短時間で走るケースも多く、そういった使い方にはさすがに電気自動車は向かない。ならば「そう遠くない範囲用の2台目の車」として買えればいいのだが、残念ながら車を2台持つ余裕や必要性もないため買えず、乗る度に「いいなあ、欲しいなあ」と感じるだけに留まっている。

まもなく新型に変わる日産リーフだが、フルモデルチェンジ直前は値引きも大きい。そこまで惚れている魅力的なクルマなのだから、「最後の新車を買うために急いでディーラーに」などと書きたいところだが、残念ながら日産 リーフに関してはそう書くことはとてもできない。

それは1年落ち走行1万km程度の後期型という、限りなく新車に近いリーフが、信じられないくらい安い中古車としてたくさん流通しているからである。

腰を抜かすほど安いリーフの中古車

2017年8月現在、リーフの中古車価格は、24kWhのXグレードでおおよそ総額140万円(補助金、エコカー減税を引いた新車の車両本体価格は約290万円)、30kWhのXグレードで総額200万円(同じく補助金、エコカー減税を引いた新車の車両本体価格は約323万円)といったところ。

つまり後期型リーフの中古車は24kWhモデルなら、ちょっと豪華なスズキワゴンRスティングレーのような軽ハイトワゴン、30kWhモデルならマツダデミオディーゼルのようなコンパクトカーと同等の価格で売られているのだ。しかも、街の中古車販売店に比べれば、やや高めな傾向のある日産ディーラー系中古車販売店でその価格なのだから驚きだ。

今でも日産ディーラーの前を通ると、試乗用と思われるリーフを見ることはよくあり、フルモデルチェンジ後はそういったリーフも中古車市場に流れてくることが予想される。その影響でさらに台数が増えるリーフの中古車の値段は「どうなってしまうのだろう」と、本当に心配になる。

実際、そのあたりを街の日産ディーラーで聞いてみると、当然「在庫に限る(好みの仕様が選べるとは限らない)」状況ながら、まだリーフの新車は買える模様。新車がとてつもない値引きをするという可能性もあるが、しかし中古車の値段を見てしまうと、新車を買うのは大変な勇気が要ることだろう。

リーフの中古車が激安な理由、それは・・・

2017年型初代リーフ(30Gサンクスエディション)

ではなぜリーフの中古車が安いのか?

そのほとんどは駆動用バッテリーの劣化に対するユーザーの不安が原因のようだ。

駆動用バッテリーの劣化はやむを得ないが、ならばそういったユーザーの不安を防ぐため、安価なバッテリー交換プランを構築し公表する(50万円程度が理想だろうか)などすれば、リーフの中古車の商品価値は上がり、中古車価格も真っ当なものになりユーザーの不安も減るだろう。

また、自分のリーフの駆動用バッテリーの劣化状況を正確に教えてくれないというのも、ユーザーの不安、不信につながっているようだ。

リーフを2台乗り継いだ私の友人のハナシ

2016年型日産リーフ(30G)

私の周りにはリーフを2台乗り継いでいる人が3人いる。1人目は前期型をラリーカーにし、その後中期型を購入した私の師匠である自動車評論家の国沢光宏氏、2人目は前期型を5年乗り、後期型に乗り換えた車好きの知人、3人目は中期型の新車から中期型の中古車に乗り換えた友人(車は必要だから乗るけど、特に車に関心のない女性Aさん)だ。

ここで注目したいのはAさんだ。Aさんはそれまで乗っていた日産 ノートを不幸にももらい事故で失ってしまった。その際よく面倒を見てくれる日産の営業マンに薦められた中期型のリーフに、試乗したところ、好みに合い、購入。

聞いてみると「静かでスムースな走りや乗り心地が最高。遠くに車で行かない私には航続距離も問題なくて、私にはドンピシャの車。もうエンジン車には戻れないくらい気に入っている。スタイルを除いてね(笑)」とリーフを最大級に褒めていた。

ところが、Aさんは再びもらい事故で、新車で買った中期型リーフを失ってしまった。事故後次の車の相談を受けた筆者は、安全性の高いスバルインプレッサの存在も伝えたのだが、Aさんは「インプレッサって電気自動車なの?」と言われ、電気自動車がマストになったAさんの次の車はリーフしか選択肢はなかった。

このように、リーフはごく普通に車を使うAさんのような人にも、残念な事情があったにせよ、2台も買ってもらえるくらい愛されてる素晴らしい車なのだ。またリーフのユーザーには、次世代の車の1つである電気自動車に強い関心を持って買った人もたくさんいたに違いない。

筆者はそんな尊いリーフに対して、「買うなら基本、中古車がいい」といったネガティブなことを書かなければならないのがとても悲しい。

航続距離がさらに伸び、プロパイロットなどの運転支援システムが付く次期型リーフはきっと素晴らしい車だろう。しかし同時に日産には今からでも遅くはないので、愛を持ってリーフを育ててくれたリーフユーザーへのケアもしっかり行って欲しいと強く願う。

[Text:永田恵一]

筆者: 永田 恵一

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