フランクフルトモーターショーでワールドプレミアを飾った「ニッサン グリップスコンセプト」が『東京モーターショー2015』にも出展された。
「ジューク」の後継車的を示唆するコンセプトカーのようにも見えるニッサン グリップスコンセプトだが、「若い世代に向けたスポーツコンパクトクロスオーバー」というコンセプトを掲げており、4人乗りながらスペースとしては2プラス2となり、センターピラーレスでドアはフロントがガルウイング、リアは観音タイプの右側のような後ろ開きであるなど、スペースは広くないものの使い勝手は考慮されており、ジューク以上に強いスペシャリティな雰囲気を持つ。
スペシャリティといえばエクステリア、インテリアにも70年代に海外ラリーでも活躍した初代「フェアレディZ」を思い出させる黒いボンネット、エアコンの吹き出し口の形状、レース用のロードバイクからインスピレーションされたシートやセンターコンソールなど、懐かしさと新しさが絶妙にバランスされている。
パワートレーンは駆動用に使う「リーフ」のモーターと発電用に徹するエンジンを組み合わせた“Pure Drive e-Power”と呼ばれる、シリーズハイブリッドEVシステムを搭載。
「見かけによらず」というとリーフに失礼だが、リーフの走りが予想外にシャープであり、リーフのような爽快感を給油するだけでずっと楽しめそうなニッサン グリップスコンセプトの走りには自然とワクワクしてしまう。
このハイブリッドシステムが何らかの形で市販車に生かされることも十分に考えられそうだ。
市販化に対するアナウンスはないが、ジュークも市販化は厳しそうに見えたコンセプトカーが意外にそのままのスタイルで市販化されたことを思い出すと、ニッサン グリップスコンセプトの市販化の可能性も決して低いものではないのかもしれない。
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