2005/4/14 17:16
トヨタ、次世代テレマティクスサービス「G-BOOK ALPHA」を発表
トヨタは、2002年10月より展開しているテレマティクスサービス「G-BOOK」のサービスを一新し、「G-BOOK ALPHA(ジーブック アルファ)」として、今後、「G-BOOK ALPHA対応ナビゲーションシステム」搭載車にサービスの提供を開始する。
「G-BOOK ALPHA」は、事故や急病時に、警察や消防に接続して緊急車両の手配を要請する「ヘルプネット」を標準装備(基本サービス)とした他、デジタル著作権物保護システムである「G-DRM(Digital Rights Management)」により、いつでも車内で購入できるカーオーディオシステムを新採用するなどの次世代のテレマティクスサービスである。
また、新開発の専用通信機「G-BOOK ALPHA専用DCM(Data Communication Module)」は、データの通信速度を飛躍的に向上させるとともに、自動車電話と同様の音声通話も可能とするなど、革新的な新技術により、様々な機能を大幅に充実させている。
その他、「VICS(Vehicle Information and Communication System)」の交通情報と過去の統計データから総合的に今後の道路状況を予測し、渋滞を回避した最適ルートを案内する「Gルート探索」を新たに採用するとともに、従来の「G-BOOK」にもあった機能の盗難検知・追跡サービス(「マイカーサーチ」)では、サービス名を「G-Security」と一新し、本年夏以降に発売する一部の新型車向けには、ドアロックの閉め忘れを携帯電話にメールで通知するサービスを追加するなど、機能を充実させている。
また、60以上の情報コンテンツの利用においても、オペレーターに口頭で情報検索や配信を依頼できるサービスを追加し、複雑なボタン操作の排除を可能としている。