お手軽サイズでトレーラー初心者にも最適! オシャレで便利な小型キャンピングトレーラー「Scamp」「Happier Camper」/西尾張三菱自動車販売 Vol.2
キャンピングカーではなく、キャンピングトレーラーという選択肢はいかが?
キャンピングカーには、小型キャブオーバー型トラックのシャシーに専用のボディを載せた「キャブコン」や、ハイエースやキャラバンなどのバンにベッドやシンクなどを架装した「バンコン」などの他に、クルマでけん引する「キャンピングトレーラー」という選択肢もある。
キャンピングトレーラーは、クルマにヒッチメンバーという連結器を取り付けることで牽引ができるので、日常生活で使用しているクルマを使えるのがメリットだ。
そのキャンピングトレーラーにはけん引免許が必要なタイプもあるが、今回紹介したいのは普通免許だけでけん引ができる小型のキャンピングトレーラーだ。
取り扱っているのは、西尾張三菱自動車販売。三菱自動車の正規ディーラーでありながら、ポップアップルーフテントを装備した三菱 デリカD:5やアウトランダーPHEVを販売しており、キャンピングカー愛に満ちたお店なのだ。
今回は、そんな同店で取り扱う小型キャンピングトレーラーの「Scamp(スキャンプ)」と「Happier Camper(ハピアキャンパー)HC1」をご紹介していこう。
レトロな佇まいが最高なアメリカントレーラー「Scamp(スキャンプ)」
まず紹介するのはクラシックなディテールのScamp(スキャンプ)だ。
1978年にアメリカ中北部に位置するミネソタ州で創立されたキャンピングカーブランドのScampは、創業して40年以上となる老舗だ。
昔から作り方をあまり変えていない、当時の設計が楽しめるクラシックでレトロな佇まい。そこかしこに旧き良きアメリカンカルチャーが感じられ、そのひとつひとつのディテールが実にオシャレ。このデザインこそがスキャンプのキャンピングトレーラーの魅力だろう。
3種類のグレードから選べる
Scampはスタンダード/スタンダードプラス/デラックスの3グレードから選べる。
西尾張三菱自動車販売がメインで扱っているスタンダードプラスでは、冷蔵庫、バッテリー、スクリーンドア、リアキャビネット、シンク、コンロ、グレータンク、ルーフファン、スペアタイヤ、LPガス、PVCタイルフロア、FFヒーター、ウィールオンジャッキが標準装備となっている。
また天井に装着できる室外機付きのドメティック製エアコンもオプションとして用意されている。暑い季節にもキャンピングカーで快適に過ごしたい人にはマストな装備だろう。
外装の特徴
Scampの外装は丸っこい形状が特徴だ。これは風の抵抗をうまく受け流せる形状となっており、たとえば高速道路で隣のレーンの大型車両に追い越された際に引き込まれるような現象に悩まされることもない。この形状は見た目の可愛さだけではなく、操作する上でも重要なメリットを持っているのだ。
内装の特徴
内装の特徴は、旧き良きアメリカンキャンピングカーの装いと、室内テーブルを囲んで5~6人が座れるほどの広いダイネット空間にある。
ダイネット中央にあるテーブルの天板位置を下げ、その上にソファーの背もたれをベッドマットとしてはめ込めば、大人2名がゆったり寝られるフルフラットなベッドスペースへと変身する。
キャンピングトレーラー前方に位置されたソファベッドも2段ベッドになる。背もたれが跳ね上げ構造になっており、付属する2本のバーを柱として追加することで安定した2段ベッドになり、大人2名が就寝できる。前後を合わせれば就寝可能人数は4名だ。
室内には、天井付近の棚やソファーの下など、多くの収納スペースも確保されているので、荷物が多くなる長期旅行やキャンプでも荷物の整理がしやすい。
また、金属よりも熱の影響を受けにくいFRP製シェルのおかげで、夏は涼しく、冬はほんのりと暖かい。さらに室内にはFRPのシェルの中に断熱素材と断熱性能の高い内装生地が貼られているので、暑さ寒さの影響を受けにくく快適に過ごせるだろう。
FRP製のシェルは金属に比べて軽量なので、重量は約650kgに抑えられている。牽引車両から切り離してしまえば、平地であればひとりで動かせる軽さだ。人力で位置を移動できるので、トレーラーをけん引した状態での駐車に不安がある人でも心配ない。
Scampは日本の道路・駐車場事情に向く小型サイズで、けん引免許も不要ながら、アメリカンレトロなキャンプを楽しめるキャンピングカートレーラーだ。
“レゴ”のように室内空間を自由にカスタムできる「Happier Camper(ハピアキャンパー)HC1」
もうひとつのキャンピングトレーラーブランド「Happier Camper」。こちらはアメリカのカリフォルニアにあるブランド。西尾張三菱で取り扱うのは「HC1」というグレード。移動販売車として使いたいという要望が多い小型キャンピングトレーラーだ。
HC1の特徴は、室内に備え付け家具がほとんどない代わりに、必要な家具をはめ込んでいくことができるようになっていること。
床には溝が掘ってあり、この溝に約50cm四方のキューブを固定することができる。このキューブがベンチになったり、テーブルになる。さらにはキッチン、クーラーボックス、トイレなど豊富な種類のキューブがオプションとして用意されている。
しかも、上にも積み重ねることができるので、“レゴ”のようにいかようにも組み合わせられるので、自由なレイアウトを楽しめる。
驚きなのは、車内だけでなく、車外に持ち出してもシンクなどのキューブが使用できること。汚れても簡単に洗えるし、耐久性にも優れた素材で出来ているので、遠慮なく外で使用できるだろう。
もう1つの特徴は、大きな荷物が入れられるバックドアが装備されていること。一般的なキャンピングトレーラーは、できるだけ多くの家具を配置することを優先するため非常にレアなのだ。
さらに外装はだけでなく、フロアもFRP製な点にも注目したい。フロアにドロ汚れを流し落とせるドレンコックが用意されているので、車内が泥などで汚れても水で流すことができるのだ。
そのため、HC1はオートバイを積んだり、サーフボードを積んだりと、アクティブなアウトドアを楽しみたい人にぴったりなモデルなのだ。
ちなみに、移動販売やトランスポーター(トランポ)として使用する人のことも考えて、キューブの設置されていない仕様が標準となっている。
価格は370万円(税込)。別途費用は掛かるが、ボディを好みの色に塗装することも可能だ。
メリットが多く、様々なシーンで活躍をする小型キャンピングトレーラー
軽量・小型のキャンピングトレーラーはけん引の初心者にも最適
大きくて重いキャンピングトレーラーをけん引する場合、横風に煽られた際の挙動も大きいため運転中に不安を覚えることもある。しかし、軽量で小型であれば、風の影響を受けにくいので牽引していても怖い思いをしにくいはずだ。
また、大型だとキャンプ場などにありがちな急な登り坂や下り坂で長いボディゆえにお尻を擦ってしまうことがままあるのだが、小型サイズならそんな心配も不要だ。小回りも効くため取り回しもあまり気を使う必要はなく、トラックが入れるコンビニならまず入れるので、駐車場でも困ることは少ないだろう。
牽引するクルマは、2000ccクラスの車格が理想だが、室内に家具が少ない状態ならば、HC1は車両重量も500kg未満なので1000ccクラスでも十分牽引できるだろう。
自動車税などの維持費も安い
キャンピングトレーラーは維持するハードルが高いと思われているが、この小型クラスなら自動車税は年間1万200円、自賠責保険は5140円程度。牽引している限り車両側の任意保険が使えるため(車両保険を除く)こちらもコストはかからない。
資産価値が下がらない
エンジンが付いている自走タイプのキャンピングカー車両は、走行距離に応じて資産価値は下がっていく。しかしキャンピングトレーラーは何年経っても価格が高止まりしている。
床までFRP製のHappier Camperともなれば、ボディの構成パーツがFRPと鉄だけなので、木などと違って腐るところがほぼない。特に移動販売車両として注目されているため、欲しい人も引く手あまた。将来的に手放すとなった際にもこれはメリット大だろう。
設営不要で基地をすぐに展開できる
キャンプ場についたら、テントを立てる必要もなく、すぐにキャンプの基地できあがる。キャンピングトレーラーを切り離せば、お風呂や買い物にも気軽に出ていけるのだ。
災害時にもシェルターとして活躍
キャンピングトレーラーは災害時のシェルターとして使うために購入する方も多い。外でも家と同じように過ごせて、ソーラーパネルやサブバッテリーを装備していれば、最低限の電源を確保できる。
LPガスを装備しておけば、自宅と同じようにコンロで調理ができるので、温かいご飯を食べられることで避難生活のストレスも軽減されるだろう。
キャンピングトレーラーに興味を持ったら西尾張三菱自動車販売に相談してみよう
今回は居住性の高いレトロキャンパーのScamp、自由度が高く様々な使い方できるHappier Camper HC1の2車種をご紹介した。
キャンピングトレーラーはキャンピングカーとしてはもちろん、バイクやサーフボードを車内に積むためのトランポ、移送販売のベース車両、災害避難時のシェルター、テレワークのための個室などとして使用できることがお分かりいただけたはず。
乗用車からキャンピングカーに乗り換える前に、キャンピングトレーラーを選択肢に入れてみてはいかがだろうか。
ScampとHappier Camper HC1に興味を持った方は、正規取扱店の西尾張三菱自動車販売のオフィシャルサイトをチェックしてみてほしい。また実際に店舗に行ってみることもオススメだ。
同店にはキャンピングカーを愛してやまない代表の関戸さんや担当の茨木さんなど、キャンピングトレーラーを普段から使いこなしている大ベテランがいる。キャンピングトレーラーについて気になることがあれば、きっと親身に相談にのってくれるだろう。
- 筆者 木村隆之
- 自動車カスタム誌編集長を経てフリーランスへ。多くのドレスアップカーやカスタムシーン、アフターパーツを取材し、ウェブ・雑誌媒体に寄稿。アウトドアやキャンプ好きで、自ら改造した軽バンでキャンプに出掛けることも。
- カメラマン 年岡 尚利
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Brand Info - 西尾張三菱自動車販売
愛知県の三菱ディーラー。一宮末広店、津島神守店の2店舗を展開する。デリカD:5では全国区の認知度を誇る人気店。三菱の軽自動車、デリカD:5、アウトランダーPHEVのオリジナル車中泊車・キャンピングカーの製作・販売を行い、ポップアップルーフの架装や、フルフラットベッドなどを独自で開発。代表車種は「DELICA D:5 D:POP 」「OUTLANDER PHEV E:POP 」。キャンピングトレーラーの正規輸入代理店としてHappier Camper、Scampトレーラーの輸入・販売も行う。