軽トラの荷台に簡単着脱! 穴あけ加工不要の軽トラ専用キャリア「トラレール」/J-tanto サムライピックアップ【Vol.3】
軽トラカスタムで人気のブランド「J-tanto」より画期的な荷台キャリアが登場
但東自動車が展開している「J-tanto」は、軽トラのリフトアップやカスタム、防錆システムで大人気のブランドだ。
今回は、当ブランドより登場した革新的な新商品をご紹介する。それは軽トラのポテンシャルを高めてくれる“穴あけ加工不要”の荷台キャリア「トラレール」だ。
軽トラの荷台スペースを有効活用できることで、仕事での使い勝手を高めたり、遊びの幅を広げてくれること間違いなし。ほとんどの軽トラが装着可能なので、軽トラのユーザーや興味のある方はチェックしていってほしい。
組み合わせ・取り付け位置も自由自在の軽トラ用荷台キャリア「トラレール」
軽トラの荷台に木材や鉄でアングル(枠)を組んでいる姿を見かけるだろう。あれはユーザーが荷物を積むために苦労して自作したものがほとんどで、荷台のフロアに穴を開けるなどボディを加工して装着している。そんな労力を掛けずに「もっと手軽に、しかもしっかりと取り付けられないものか」というところがこの荷台キャリア開発のスタート地点だった。
そして完成したのが、荷台の穴あけが不要で、荷台とアオリとの間にプレートを挟み込むだけで装着可能な構造の「トラレール」だ。
タイプは4種類。軽トラのキャビン後ろに純正装備されるアングルポスト(※長物を積む際や荷物を固定する際に必要なフレーム)の高さに合わせたハイゼット・ジャンボ用の「120cm」モデル、ハイゼット標準車用の「110cm」モデル、それより低い「60cm」、さらに「35cm」をラインアップ。
たとえば、荷台に積載物をベタ置きすると、走行時に荷台内で荷物が暴れるため、荷台も荷物も傷ついてしまっていたはず。でもトラレールに荷物を載せてアタッチメントで固定すれば、そんな心配も皆無。
35cmのトラレールは、鍬やスコップ、草刈機などの農機具の運搬時にピッタリ。荷台を傷つけずに済む上に、農作業でも活躍する。しかも荷台面には他の荷物が載せられるなど、立体的な積載が可能となる。
ほかにも標準ボディ車に110cmのトラレールを設置し、純正アングルポストを利用することで、サーフボードや釣り用のロッド(※オプション)などの長物を載せながら、他の荷物も積んだりと様々な使い方が可能だ。
簡単着脱なのにしっかり固定できる秘密は?
「トラレール」は、穴あけ加工なしの簡単装着でありながら、しっかりと固定できるのがポイント。フレームバーと、それを立てるためのベースプレートというパーツ構成で、軽トラの荷台を囲う“アオリ板(通称アオリ)”という3方向のゲートを利用して固定する。
リアにはL字型、サイドには直線型のベースプレートを、それぞれ閉めたアオリと荷台の隙間にがっちりと挟み込むため、しっかり固定されるのだ。
ベースプレートには付属のゴムがついているので、荷台に傷をつけることはないし、車両ごとに異なるアオリと荷台の隙間もゴムを追加しながら微調整が可能なので、どんな軽トラにも対応可能だ。
フレームバーには4面全てに溝が掘られている。この溝によってフレームを組み合わせることができ、自由なレイアウトを可能としている。
自由な位置に固定できるため、積みたい荷物に合わせて都度レイアウトを変更したり、用途に合わせて取り付けるパーツを変更ができるのだ。
商品には、フレーム、ベースプレート、三角セット、各種ナット、安全フックがセットされている。トラレールの構造は現在特許申請出願中だ。
DIYをする手間や素材費用を考えても、完成されたキットを買う方がお得に感じるはずだ(価格は下記参照)。ちなみにトラレールの色にはブラックとシルバーの2色が用意されている。
■トラレール価格
・35cmタイプ:1万9800円
・60cmタイプ:2万5300円
・標準車用110cmタイプ:2万7500円
・ジャンボなどの120cmタイプ:2万8600円
※上記は全て税込
簡単着脱のダブルチューブロールバーも製作
見た目の迫力アップや剛性アップを目的に、荷台にダブルチューブロールバーを装着したい。でも荷物をたくさん積みたいときには邪魔になるので取り外したい。そんな要望に応え、J-tantoではトラレールと同様に着脱可能なダブルチューブロールバーを製作。こちらも販売予定だ。
簡単着脱で3面扉付き! 収納庫としても使える軽トラ荷台用ボックス「トラケース」
さらに、トラレールの発展系として開発したという「トラケース」も軽トラユーザーが求めていたアイテムだろう。
こちらは樹脂とアルミで作ったパネルを用いて、荷室を大きな収納庫とするボックスだ。固定方法はトラレールの構造と同じで、ボックスの下部分を荷台とアオリの隙間に挟み込むだけ。しかも扉が左右と後ろの3面とも開く構造だ。
3面の扉には鍵がかけられるので、大事なアイテムを人目から隠したい、雨ざらしにしたくない人にとって最適なアイテム。釣り道具やマリンスポーツ用具、自転車、バイク、キャンプ道具、災害時ならこのままシェルターとしても使えるだろう。
トラケース内に前述したトラレールを組み込めば、荷室内を目的に合わせて立体的に使いこなすことができる。トラレールは必要な高さをオーダーすれば、カットしてもらうことだって可能。付属の装着用金具が用意されているので、取り付けに加工は不要。
海で使いたいサーフボードや冬場のスノーボード、自転車やキャンプなど、まさにアイデア次第でいろんなものを安全かつ確実に固定でき、必要に応じて取り外せるので、軽トラの荷台を自在に使いこなせるというワケだ。
対応車種:200系/500系のダイハツ ハイゼット、63T/16Tのスズキ キャリイ
価格:36万3000円(税込)
パネルカラー:白/黒の2色展開
軽トラ用アルミボックスを簡単に固定できるフレームも用意
軽トラユーザーにはお馴染みのアルミボックス。便利なアイテムだが、上手く固定ができず紐でくくっているだけの人も多い。しかし走行中の加速時や急ブレーキ時にアルミボックスがズレてしまうという悩みがあるはず。
そこでトラレールと同様に、アルミボックスを簡単に固定できる土台を用意。さらにアルミボックス下にスペースが生まれるため、床面をいっぱいに利用して長尺物を載せることだってできる。アルミボックスを利用している軽トラユーザーは、要チェックのアイテムだろう。
トラレールに興味をもったら但東自動車に相談してみよう!
軽トラの荷台に穴あけ加工不要でフレームが組める。しかも載せるものにも傷をつけない。運びたいものによって、自分好みでレイアウトを楽しめるトラレール。カスタム好きにとっては妄想が広がるアイテムだろう。農作業などの仕事から、海や山のレジャーまで、大活躍しそうなトラレール。工具不要で数十秒で着脱可能とメリットしか感じない。
J-tantoでは、いずれこのニューアイテムのトラレールを使った「トラレールコンテスト」をInstagramやTwitterなどのSNSで開催予定。みんながどんな風に軽トラックの荷台を遊び尽くすのか、いまから楽しみなアイテムだ。
- 筆者 木村隆之
- 自動車カスタム誌編集長を経てフリーランスへ。多くのドレスアップカーやカスタムシーン、アフターパーツを取材し、ウェブ・雑誌媒体に寄稿。アウトドアやキャンプ好きで、自ら改造した軽バンでキャンプに出掛けることも。
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Brand Info - J-tanto
但東自動車株式会社は、1973年自動車整備業としてその歴史をスタート。車両の下回りの防錆処理サービスやトラックの荷台のコーティングサービスなどを手掛け、2012年より軽トラックのカスタムを開始。ファッション性だけでなく、機能性も併せ持つカスタムを提供している。