軽トラのカスタムシーンをリードする「サムライピックアップ」より、仕事や遊びに最適なリフトアップ仕様のコンプリートカーをご紹介/但東自動車 J-tanto【Vol.6】

仕事だけじゃなく、遊びまでカバーするオシャレな軽トラを提案

ソト遊びの相棒として、軽トラへ熱い視線が集まっています。キャンプ道具からサーフボード、スノーボード、フィッシング、自転車、バイクなど剥き出しになったデッキに、遊ぶための道具をガシガシ積み込める軽トラは、まさに“相棒”という言葉がピッタリ。最近ではオシャレにカスタムした軽トラを多く見かけるようになりました。

そんな軽トラのカスタムベースとしての可能性にいち早く目を付けたのが、但東自動車です。ブランド「サムライピックアップ」をプロデュースし、今や軽トラのカスタムシーンをけん引する存在となっています。

当記事では、軽トラカスタムブームの先駆けとなった「サムライピックアップ」の3種類のコンプリートカーについてや、新商品のフロントディフューザーについてご紹介しましょう。

コンプリートカー紹介の前に、まずは但東自動車がサムライピックアップを立ち上げたキッカケや、ベース車両のダイハツ ハイゼットトラック・ジャンボの特徴についてご説明していきます。

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開発のきっかけは、アメリカ西海岸で見たピックアップトラック!

但東自動車が軽トラのカスタムを始めたのは2012年頃。そのきっかけについて、但東自動車の岩出代表に伺いました。

「もともとウインドウサーフィンをやっていたこともあり、ボードを載せやすいトヨタ タコマやハイラックスなどのピックアップトラックに乗っていたんです。

ウインドウサーフィンの本場・アメリカ ハワイのマウイ島に行くと、サーフィンはもちろん、遊びから仕事まで、ピックアップトラックが生活に密着した使われ方をしています。当時の日本ではほぼ見かけないスタイルで、それがすごくオシャレに見えたんです。このスタイルを軽トラでできたら面白いんじゃないか? そんなところから『サムライピックアップ』を立ち上げるに至りました」

そして、東京オートサロン2014にて軽トラをリフトアップしたモデルを出展。その後も出展を続け注目を集めたこともあり、カスタムベースとして軽トラの人気が高まっていきました。

ハイゼットトラック・ジャンボの特徴とは?

続いてベース車両のハイゼットトラック・ジャンボについて簡単にご紹介しましょう。

通常のハイゼットトラックに対し、フロントシート後部にスペースが設けられており、室内空間が広く、シートのリクライニングやスライドも可能であるため、利便性と快適性を大きく高めているのが特徴です。但東自動車でカスタムする軽トラの9割は、ハイゼットトラック・ジャンボが選ばれているとのこと。

ハイゼットトラック・ジャンボは6代目(1983年)モデルから登場しており、現行モデルは2014年に登場した10代目。軽トラで唯一の4ATを搭載し、2017年の一部改良ではLEDヘッドランプやABS、さらに2018年の一部改良では軽トラ初となる衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載しています。そして2021年12月のマイナーチェンジでは、プッシュスタートや電動格納ミラーを標準装備し、乗用車並の装備へと進化しました。

3モードでデフを制御できる電子制御式4WDに注目!

なによりも、4WD(CVT車)に3モードでデフ(左右の駆動輪の回転差を吸収する装置)を制御できる機構「電子制御式4WD」を標準装備したところがポイントです。

舗装路では燃費のよい「2WD」、常に4WDで走り悪路に強い「4WD LOCK」、路面状況に応じて駆動力を制御をしてくれる「4WD AUTO」という3つのモードから選択可能です。

「4WD AUTOが加わったことで、高速走行にも対応し、より乗用車的に使用できるようになったのは大きいですね。悪路走破性だけでなく、軽トラの使い勝手が格段に向上しています」と岩出代表。

但東自動車が提案する3つのコンプリートカーモデル

ここからは、軽トラマイスターの但東自動車が仕上げるコンプリートカーをご紹介していきましょう。今回、ピックアップするのはリフトアップ仕様の3モデル。エントリーモデルから、ハードなモデルまで3つのモデルを順にご紹介します。

「静波」2インチリフトアップ仕様

まずは2インチ(約50mm)リフトアップ仕様の「静波(シズナミ)」。車高を2インチ(約5cm)上げ、悪路走破性を大幅に向上しています。岩の多い悪路などでも走行不能になるような下まわりのダメージを回避してくれます。

ベースはハイゼットトラック・ジャンボの4WD・MTあるいはCVT。足回りには、フロントに車高調、リアにはメンバーダウンブロック&ショック延長ブラケット、ブレーキホース、ダウンブラケットのセットを装着。乗り心地の良さを高めたいならば、オプションでリアの全長式車高調をプラスするプランもあります。

>>「静波」のカスタム例や詳細はこちら【公式】

「嵐」4インチリフトアップ仕様

悪路走破性に加え、さらにワイルドなビジュアルを手に入れたいならば、4インチ(約100mm)リフトアップの「嵐」がオススメです。4インチリフトアップをベースに、大径ホイール&ブロックタイヤを合わせることで、さらなるリフトアップを狙うことも可能。

嵐

コンプリート内容は、ハイゼットトラック・ジャンボの4WD・MTあるいはCVTをベースに、フロントに車高調、リアにはメンバーダウンブロック&ショック延長ブラケット、ブレーキホース、ダウンブラケットに加え、リフトアップに伴うキャンバー角やプロペラシャフトの角度補正したセットを装着。こちらもリアに全長式車高調を備えた4インチリフトアップセットが選択できます。

>>「嵐」のカスタム例や詳細はこちら【公式】

「ハイロースタイル」4インチリフトアップ+ワイドフェンダー仕様

但東自動車

但東自動車が提唱する「ハイロースタイル」は、4インチリフトアップ&ワイドフェンダーを組み合わせた仕様。

車高はアップしているけれど、ローダウンしたような雰囲気で、クロカン車の車高を下げた仕様をイメージしているとのこと。

4インチリフトアップに加え、70mmワイド化するオーバーフェンダー、そして深リムホイール(15×9.0J +7)と215/60R15の大径タイヤを組み合わせています。4インチリフトアップして車高を上げつつも、ワイド化した足元により安定感あるスタイリングとなっているのが印象的です。スタイリングにとどまらず、高速道路走行時の安定感も高めています。

実際に、岩出代表も普段から乗っている仕様で、兵庫から神奈川までの長距離も楽々とこなすなど走行性能や安全性も確認済み。さらにターボ化を組み合わせることで、100km/h巡行も安定し、余裕を感じられるそう。

但東自動車

良いことばかりの仕様ですが、注意点は普通車扱いになること。片側70mmオーバーフェンダーにより軽自動車の規格では収まらず、普通車扱いとしての構造変更が必要となります。

その構造変更には、申請前に事前書類の作成が必要です。事前書類とは衝突安全やブレーキ性能を証明する書類であり、作成は大変な作業であり専門知識も必要となります。

しかし但東自動車のコンプリートカーならば、事前書類はもちろん、構造変更までを済ませた状態で購入ができ、面倒な申請も必要ありません。

コンプリートカーの内容は、ベースをハイゼットトラック・ジャンボの4WD・MTあるいはCVTとして、4インチリフトアップ一式と、オーバーフェンダー、そして構造変更(事前書類代含む)に加え、オーバーフェンダーを装着によるボディ加工(ドア開閉時に干渉するのを防ぐ加工など)を含みます。

但東自動車 トラレール

そして上写真のクルマはハイロースタイルの派生で制作したデモカー。但東自動車で人気の荷台用キャリア「トラレール」を装備し、5インチのリフトアップアップ、大径タイヤの215/75/R15を装備し、ターボ化をした仕様。

トラレールにはルーフテントや脱出用ラダー、トラクションボード、スコップ、ロトパックスなどをレイアウトし、ハイラックスで人気のオフロード×オーバーランダースタイルを軽トラで表現。遊びを存分に楽しそうな、魅力あふれるクルマに仕上がっています。

>>「ハイロースタイル」のカスタム例や詳細はこちら【公式】

スポーティな見た目に仕上げる「フロントディフューザー」が新登場!

リフトアップやローダウンを行ったハイゼットトラックを製作・購入したならば、装着をオススメしたいのが但東自動車から新登場した「フロントディフューザー」です。

ハイゼットの純正デザインはフラットでシンプルなので、リップスポイラーのようにアクセントを入れることで、スポーティな印象へと変えることが目的。さらに、高速域での走行安定性を高めてくれるエアロパーツとしての役割も。

両面テープ、専用金具とビスで取り付け、所要時間は30分程度とお手軽なのも魅力。

フロントディフューザーを取り付けたデモカーをご紹介しましょう。

こちらは普段使いでの走りやすさを重視した「スポーツリフトアップ」仕様。車高調を入れて1インチのリフトアップを行い、ヨコハマタイヤの乗用モデル用タイヤであるアドバンと、ワークエモーション16インチホイールを組み合わせてディメンションを向上、見た目と走行性能を高めています。そしてターボ化を行うことで、舗装路を快適に走れるように仕上げています。

自分仕様の軽トラを仕上げ、ライフスタイルをさらに充実したものに!

但東自動車 トラレール

ボディキットから足回り、エンジンチューン、専用キャリア「トラレール」まで、軽トラの可能性を広げる多彩なアイテムをプロデュースする「但東自動車」。岩出代表自らステアリングを握り、テストを繰り返して開発したパーツの数々は、山へ仕事にいくプロフェッショナルから、アウトドア、マリンスポーツといったソト遊び好きも巻き込み、軽トラのムーブメントをけん引するものばかりです。

そんな但東自動車のパーツを取り込んだコンプリートカーをベースに、仕事や遊びにジャストな仕様に作り上げれば、ライフスタイルがさらに充実したものになること間違いナシ!

今回ご紹介したコンプリートカーやカスタムパーツ以外にも、軽トラでの遊びをもっと楽しくしてくれる商品を多数ラインアップしていますので、但東自動車のオフィシャルサイトをぜひチェックしてみてください。

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筆者   岡本 晃
元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - J-tanto

但東自動車株式会社は、1973年自動車整備業としてその歴史をスタート。車両の下回りの防錆処理サービスやトラックの荷台のコーティングサービスなどを手掛け、2012年より軽トラックのカスタムを開始。ファッション性だけでなく、機能性も併せ持つカスタムを提供している。

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