東京オートサロンに初出展したイギリスの名門スポーツカーメーカー「アストンマーティン」は、「DB11 AMR」と「ヴァンテージ」の2台を展示した。
DB11 AMRはDB11のフラッグシップモデルで、2018年5月に登場。今回、日本での初披露となった。
AMRとは「Aston Martin Racing(アストンマーティンレーシング)」の頭文字。アストンマーティンにおける高性能仕様を意味するサブブランドで、ベース車の性能をレースシーンで培った技術をフィードバック、アストンマーティンが持つスポーティなイメージを強化する役割を果たす。DB11 AMRのほかには、4ドアの「ラピード AMR」も210台限定で発売されていた。
発表に合わせて、アストンマーティン・ラゴンダ・リミテッド ビークルエンジニアリング チーフエンジニアであるマット・ベッカー氏も来日。東京オートサロン2019の同社ブースプレスカンファレンスで、DB11 AMRについてのプレゼンテーションを行った。
展示されていたDB11 AMRは伝統のブリティッシュレーシンググリーンと、アクティブな印象を与えるビビッドな蛍光グリーンに身を包んでいた。ホイールの隙間から覗く蛍光グリーンのブレーキキャリパーも特徴的。その長いフロントノーズの下には、最高出力はノーマルのDB11比で30psアップの639psを発生する5.2リッターのV12エンジンが搭載される。
0-100km/h加速は3.7秒、最高速度は334km/hだ。なお、動力性能のみならず、エンジンサウンドにもこだわって設計されているという。
アストンマーティンブースでは、同時に「ヴァンテージ」の展示も行われた。GTカーと言える2+2のDB11に対して、2シーターで車体もぐっと短くなるヴァンテージは、よりスポーティな走行に特化した「リアルスポーツ」。2017年に登場した現行型で4代目を数える。
エンジンはメルセデスAMGが手がける4リッターV8ツインターボで最高出力は510psを誇り、「アストンマーティン史上最強ロードカー」と称させるほどのパフォーマンスを与えている。
[筆者:遠藤 イヅル / 撮影:島村 栄二]
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2018/12/19