autoc-one.jp 記事・レポート 特集 カーソムリエ “AE19”学生達による試乗レポートを掲載!~“Assistant Editor”「クルマ離れと戦う学生19人」 14-1

“AE19メンバーの紹介&レポート”

原田和樹 さんのホンダN-ONE試乗レポート

  • 原田 和樹
    早稲田大学
    所有車 : トヨタ JZA80スープラ
    あまりお金のことは気にしません!(笑) インテリア・エクステリアの質感を1番気にします。走りが良くても格好の悪い車には乗りたくありません。 それと同じ位に走りが良い車を選びます。と言うより、そもそもデザインの良い車はたいてい走りも良いと思います(その逆は結構ありそうです…)。

    このクルマを一言で表すと?

    もはや軽の存在感ではない!

    ホンダN-ONEについてのオススメポイント

    軽自動車であるからには低燃費・省スペース・小回りが利くのは当たり前として、この上質感は素晴らしい。

    外装では、塗装色の品質が高くて良かった。試乗会に供されたのは最上級グレードの「Prmium」に専用設定されるツートーンカラーであったから質感は通常設定色よりも高いのだろうが、それにしても軽自動車であれだけ艶やかなカラーを見ことは今まで一度もなかった(機会に恵まれなかっただけか?)。聞けば、パールが混ぜられているそうで、仕上げのクリアー塗装にも力が入っているのだとか。確かにパール色は最近の軽であれば設定はされるものの、今回見たN-ONEのクリスタルブラック・パールとプレミアムイエロー・パールの組み合わせは、本当に感動するほど「綺麗」だった。
    また、各所に配置されたメッキモールは「Premium」専用で、それだけで最上級グレードを選んでしまいそうなもの。小さなボディーにあれだけ置いたのであれば少しは嫌らしくなるかと思いきや、意外なほど落ち着いて纏まった印象を受けるのはクローム処理されているから。リアテールゲートのオープナー付近に広がるメッキモールには、端部にまるでアルミを削りだしたかのような処理が施されていて、また車好きの心が揺さぶられてしまう。本当に芸が細かい!

    インテリアでは、またしても「Premium]専用設定のカラーコーディネート、紫がかった「バーガンディ」にブラックの木目調パネルの組み合わせで、1度の試乗で2度やられてしまった。心憎いとはまさにこのことである。個人的に好印象であったのが、試乗車に取り付けられていたGathers製ディーラーオプションの純正カーナビがインテリアのカラーコーディネートを損なうことなく、むしろその艶がワンポイントとなって引き締めの役割を果たしていたこと。あれが偶然なのだとしたら、運が良すぎる。

    走りに関しては、前評判通り。とても軽だとは思えない安定した走りと加速性能に驚いたものだが、どうせ他の人間が同じことを書き連ねているのだろうから、ここでは割愛させていただく。とにかく、これだけで注目に値する車だと思った。

    ホンダN-ONEについての不満な点

    軽自動車に求めているものとは若干視点を変えないと、この車は評価出来ないと思う。

    もしこの車をそのまま今の軽自動車の基準に当てはめるなら、もっと良い車がありそうなものである。例えば、居住空間やカーゴスペースの広さ、経済性などでは全ての項目において見劣りするところがあるのは事実だ。

    だが、これをミニなどの実用性もそこそこに趣味性まで加味する基準で捉えれば、もっと前向きな判断が下せると思う。それを許す車だという点でこの車は世間から大きく支持されているわけで、それ以上でもそれ以下でもないように思える。

    結果、見比べるライバルがいない時点で、特に不満な点が生まれてこない、という結論に至った。