MOTAトップ ニュース/記事 特集 PR企画 ついに登場!日産エクストレイルHEVの魅力をたっぷりご紹介!! 内装・装備

エクストレイルハイブリッド

前後席ともに居住性が優れ、自動ブレーキの安全装備も充実

メーターは大径で視認性が良く、カーナビのモニターやエアコンのスイッチが収まる中央部分は、少し手前に張り出して操作がしやすい。この部分には光沢のあるブラックのパネルが備わって質感も良好だ。
前席はサイズを十分に確保。背もたれは肩までしっかりと支える。座面は適度に柔軟で座り心地が良い。後席はホイールベース(前輪と後輪の間隔)が2705mmと長く、足元空間に余裕がある。サイズにも不足はなく、座面の硬さも適度で快適だ。
室内の造りで注目されるのは、シートや床に防水加工を施したこと。SUVでは舗装されていない場所に駐車して、衣類や靴が汚れた状態で乗り込むことも多いだろう。エクストレイルなら、このような場面でも気兼ねせずに済む。

安全装備では、エクストレイルハイブリッドにはエマージェンシーブレーキを標準装着した。単眼カメラを使った時速80km以下で作動する衝突回避の支援機能で、危険を検知すると警報を発し、緊急自動ブレーキも作動させる。車線逸脱時にも対応して、進入禁止の標識がある時も注意をうながす。
さらにオプションでは、移動物を検知して警報するアラウンドビューモニター、車庫入れを支援するインテリジェントパーキングアシストなどを装着できる。2車線道路などで、斜め後方を並走する車両も知らせてくれる。

ハリアーハイブリッド

前後席ともに居住性が優れ、内装はLサイズセダン風で上質

外観と同様、内装をスタイリッシュに仕上げた。インパネには合成皮革を使い、ステッチも入れることで本革のような質感を演出している。カーナビの画面などが収まるインパネの中央部分も、ていねいに造り込んだ。Lサイズセダンのような見栄えになった。
ホイールベースは2660mm。全長が4720mmに達する割には短いが、かつてのヴァンガードとプラットフォームの基本部分を共通化したので、空間効率は優れている。後席の膝先空間にも十分な余裕があり、居住性は良好だ。
前席はほかの車種と同じく、サイズに余裕があって背もたれは腰を包み込むようなデザイン。サポート性が優れている。
後席は座面の前方を少し持ち上げた。床と座面の間隔にも余裕があるので、小柄な同乗者が座ると大腿部を押された印象になりそうだが、身長170cm前後の乗員が座った時は快適だ。腰が少し下がって収まりが良く、着座姿勢も安定する。

安全装備では、ミリ波レーダーを使った衝突回避の支援機能をグランド以外のグレードに設定した。上級のプレミアムであれば、カメラを使って車線の逸脱を警報したり、修正操舵を支援する機能も備わる。ミリ波レーダーを使って、クルーズコントロールは車間距離を自動制御することが可能だ。

CX-5

複数のセンサーを装着して安全装備を充実させた

内装のデザインは、2014年11月に行われたマイナーチェンジで大幅に刷新された。インパネを見ると、エアコンのスイッチや吹き出し口を水平基調に配置して、左右方向の広がりを感じさせる。エクストレイルやハリアーに比べるとオーソドックスなデザインだが、質感に不満はなく、装飾類の見栄えも良い。
そして運転席に座ると、SUVとしては囲まれ感がある。先の項目で触れたようにサイドウインドーの下端が少し高めで、メーターフードの形状なども影響した。
シートはマイナーチェンジでサポート性を向上。前席は座り心地が柔軟になり、腰から肩の周辺をしっかりと支える。
後席は発売当初のボリューム不足が解消され、乗員の体が座面に適度に沈み込む。快適に安定して座れるようになった。

安全装備は充実していて、衝突回避の支援機能は短距離をカバーする赤外線レーザー、主に遠方を受け持つミリ波レーダーを装着。カメラによって車線を読み取り、逸脱時に警報を発したり操舵の支援をすることも可能だ。
後方に向けたレーダーも備わり、斜め後ろを並走する車両を知らせてくれる。ミリ波レーダーの応用により、車間距離を自動制御するクルーズコントロールの機能も採用した。

総 評

SUVは室内高に余裕があり、後席も床と座面の間隔を十分に確保できるから、腰の落ち込む着座姿勢になりにくい。ミドルサイズ以上であれば、居住性は快適で、同サイズのセダンやステーションワゴンを上まわることも多い。
そのためにSUVは、子育てを終えたミニバンのユーザーが代替えする対象にピッタリだ。1/2列目は快適で、荷物も相応に積める。エクストレイルに関しては、ガソリン車であれば3列シート対応グレードも備わっている。しかも運転感覚やデザインはミニバンよりも格段にスポーティだから、若い頃に抱いていたクルマ好きの気持ちが蘇るかも知れない。
ここで取り上げた売れ筋のSUVは、安全装備も充実させた。緊急時には自動ブレーキを作動させ、衝突の回避を支援する機能も装着できる。エクストレイルやCX-5であれば、死角に入る斜め後方を並走する車両も検知して警報を発するから、安心感をさらに高めた。

Text:渡辺 陽一郎 Photo:和田 清志