メルセデス・ベンツは、10月25日から開幕した東京モーターショー2017にAMG プロジェクトワン/コンセプトEQAを展示した。
メルセデス-AMG プロジェクトワンは、9月に行われたフランクフルトモーターショーで、世界初公開されたF1ハイブリッド技術を備えた2シータースーパースポーツコンセプトカーである。F1直系のハイブリッド技術により、優れたレースパフォーマンスと効率の良い日常の使い勝手を兼ね備えている。プロジェクトワンの最大出力は、1000馬力を超え、最高時速は350km/hを超える。また、0km/hから200km/hまでの加速を6秒以内に行うことができる。
電動ターボチャージャー(MGU-H)を搭載した内燃機関とクランクシャフト(MGU-K)の電動機との熱効率は40%以上と、市販のガソリンエンジン車(約33~38%)に対し、効率の高さも兼ね備得る。
F1同様の1.6リッターV6ハイブリッド直噴ガソリンエンジンは、メルセデスAMGペトロナスF1から供給される電動アシストシングルターボチャージを搭載。
4台の電動モーターは、1つはターボチャージャーに組み込まれ(MGU-H)、1つは、エンジン(クランクシャフト)に直接取り付けられ(MGU-K)、残りの二つのモーターは前輪駆動に使われている。
<プロジェクトワン概要>
■後輪駆動出力:500kW
■前輪駆動出力(モーター):120kW×2
■システム出力:740kW(1000馬力以上)
■電気走行可能距離:25km
■ドライブシステム:可変AMGパフォーマンス4MATIC +ハイブリッドドライブリアアクスル、電動フロントアクスルおよびトルクベクタリング付き四輪駆動
■トランスミッション:8速AMGスピードシフト
■0-200km/h 加速:6秒
■最高速度:350km/h
■革新的なカーボンファイバー半カバーを備えた専用鍛造ホイール
■ホイールサイズ・タイヤサイズ
フロント 10.0J×19インチ・285/35ZR19 ミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤ
リア 12.0J×20インチ・335/30 ZR 20 タイヤミシュランパイロットスポーツカップ2
コンセプトEQAは、メルセデス・ベンツ初のコンパクトカー電動 EQ コンセプトカー。フルタイム四輪駆動システムと2 基の電気モーターにより優れた乗り味と操作性を実現する。
拡張可能なバッテリーコンポーネントの採用により、システム出力を200kW以上まで 高めることが出来る。航続距離は約400km(搭載バッテリーにより異なる。)
デザイン面では、継ぎ目やラインを大幅に 減らし、前部に仮想フロントグリルとして機能するブラックパネル を採用したことで、メルセデス・ベンツのデザイン哲学「官能的純粋性」 を一貫して追求したという。
なお、特にアナウンスはないが、デザイン自体は、次期Aクラスを示唆するものなのかもしれない。
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