ホンダは、2017年10月の東京モーターショー2017で参考出品し、2018年夏頃の復活が有力視されているミドルSUV「CR-V」カスタマイズモデル”CR-Vカスタムコンセプト”を東京オートサロン2018に出展する。このCR-Vカスタムコンセプトは、純正オプションのModuloパーツでカスタマイズされている。
CR-Vは、1995年登場の初代モデルがSUVながら乗用車的な乗り味やコストパフォーマンスの高さで大ヒットした。しかし、2代目以降のモデルは日本では今ひとつパッとせず、2016年に日本国内での販売を静かに終了した。
その後、日本での販売はなくなったが、世界的に見ればCR-Vはホンダの柱の1台となる車である。中でも北米をはじめとする海外では5代目となる現行モデルに移行済み。その5代目CR-Vが、トヨタ ハリアーやマツダ CX-5、スバル フォレスターといったキャラクターの強いモデルが揃う日本のミドルSUVという激戦区を戦うべく再投入される。
次期CR-Vも「オーソドックスなミドルSUV」というコンセプトは歴代モデルと共通ながら、注目すべきは3列シート仕様が設定されることだ。3列シート仕様が設定されるのは1.5リッターターボのみとなるが、マツダ CX-8の登場以来、にわかに「3列目の使用頻度が少ないならミニバンの代わりに3列SUVに乗る」というSUVの使い方が注目されている。それだけに、3列目の広さ次第では、次期CR-Vへの注目や存在意義も高まる可能性は十分ありそうだ。
パワートレーンは前述の1.5リッターターボに加え、オデッセイやステップワゴンと同じ2リッターの2モーターシリーズハイブリッドも設定される。
■参考:
東京オートサロンに出展されるCR-Vカスタムコンセプトは、Moduloの前後バンパー、19インチアルミホイールなどの装着により、市街地から悪路までマルチに使えるCR-Vに相応しい失うものなく機能を向上させるカスタマイズを目指しているという。
また、純正オプションのModuloパーツは市販車の発売と同時に装着が可能となるだけに、発売直後にCR-Vの購入を検討している人にとっては自ずと注目してしまうパーツたちになるに違いない。
[Text:永田 恵一]
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