ホンダ シビックハイブリッド 2005年式モデル(FD系) 中古車情報

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★★★★★ 3.2 (評価数1件)

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シビックハイブリッド
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シビックハイブリッド 2005年0...
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ホンダ シビックハイブリッド レビュー・口コミ評価

先輩ユーザーによるクルマの口コミ・レビューをご紹介。新車・中古車探しのご参考にどうぞ。

総合評価
3.2 (1)
車種のレビューを投稿する
  • 哀愁の失敗ハイブリッド。
  • 投稿者: さろらく。
  • 投稿日: 2022年5月18日
2005年式モデル グレード: 1.3 MX
総合評価
3.2
総評

ホンダのハイブリッドは初代インサイト以降色々迷走した挙句、現在ではエンジンは基本発電用の黒子として使う、日産なんかと同じ方式になり、燃費性能も走行感覚も不満を覚えないモノになりました。それ以前この車の頃はエンジン屋のホンダらしく、モーターはエンジンの補助的役割、スーパーチャージャー的存在のハイブリッドでした。

言わばホンダとしては「失敗ハイブリッド」だったわけですが、車ばかとしては逆にそこに面白さを感じます。

乗り心地は段差で揺すられはしますが、角は取れていてホンダにしては良い方。クラスが違うので当然かもしれませんが、この後出た2代目インサイトやフィットあたりと比べると、しっとりとしてまだまだ「車」としての魅力が残っているなと思わされました。

感覚的な事なので上手く表現出来ませんが、最近の車は軽量化や安全装備等の新技術にお金が掛かりすぎていて、車本来のしっとり感が年々失われている気がします。単純に重さから来るものなのか、遮音材や緩衝材の入れ方なのか、昔の車であればあるほど「良いモノ」に感じちゃうの何なんでしょうね?

この当時ハイブリッドの制御はまだ燃費にだけ振られていたわけではありません。なので2代目インサイトほど周りに迷惑を掛けるエゴ運転にはならず、運転していてハイブリッドだと意識させられる場面は少ない自然な車です。

ただその普通な感じが、ハイブリッド車として「特別な車」のイメージ構築に成功したプリウスと違い、売れなかった原因だと思います。ガワもただのシビックですしね。ホンダは変なところでこの自重グセがあって、特別感を避ける傾向があります。現行フィットハイブリッドでもノートのようにモーターの瞬発力を活かしませんし、クロスターでもXVのような上げ感が足りません。人は特別感にエクストラコストを払うんですけどね。

良かった点

純粋にデザインが面白いです。フロントマスクはこの当時一瞬流行った3代目オデッセイ風ですが、ボディは今の目で見ると十分にペッタンコセダン。着座位置の低さにバブル時代のホンダを思い出しますが、それでも室内空間は十分な広さ。なんとも不思議なパッケージング、不思議なデザインで味があります。もっともこれをシビックと言われても、多くの日本人は納得出来ないのも理解出来ますし、実際この代を最後に一度シビックは絶版車になってしまいました。

内装はスタイリッシュパッケージなので、アルカンターラシートが心地良い肌触りです。でも実は標準シートの紺仕様を探してたんですよね。アルカンターラは黒内装なので映えないじゃないですか。アルカンターラはイタ車あたりの印象でありがたがる傾向がありますけど、元々東レが開発した人工スエードで昔で言うエクセーヌと同じモノ。そう思うとそれほどでも無い印象(笑)。インパネはホンダらしいSF風の仕上がり。プラッチックに塗装仕上げで安っぽいですが、二段メーターとかその表示グラフィックがアニメっぽいので、これはこれで有り。

気になった点

前記したようにエンジンの補助的ハイブリッドなので、同時代のプリウスと比べて高速燃費は良いのでは?と想像していました(プリウスは低速〜渋滞が大得意です)。ところが当たり前ではあるのですが速度を上げるとあまり燃費が良くなりません。やはり燃費が一番良いのは時速80キロ巡航。100キロ巡航にするとグンと燃費が悪化する感じです。だったら当然有るべきなクルーズコントロールの設定が無いのは不満です。

電池が満タンに近い限りはこの大きさの車体に1.3Lエンジンでも力不足は感じませんが、上り道やエアコンを使用すると見る見る電池が減って行き、エンジンだけモードになるとエンジンブン回ってうるさい車です。逆に時速20キロ〜49キロまでの間ではモーターのみ走行が可能で燃費を良く出来るのですが、このモードに入れるのはアクセルの微妙な踏み加減で行い、これが慣れないとなかなか難しく、このモード知らないで乗ってる人が多いんじゃないでしょうか?

このモーターモードはアクセル開度を一定にしていなければならず、となると空いた一般道が限られたチャンス。しかし大抵空いた一般道の巡航スピードは50キロを超えるわけで、そうなると当然エンジンが掛かってしまい、結果なかなか使用するのが難しいモードとなるわけです。

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