2008年世界ラリー選手権(WRC)第14戦ラリージャパンが、10月30日から11月2日、北海道の中心都市、札幌を中心に開催された。
総合優勝は、BPフォード・アブダビ・ワールド・ラリー・チームのミッコ・ヒルボネン選手で、大会2連覇。金曜朝のオープニングSSからラリーをリード、一度も首位の座を譲ることなく札幌のフィニッシュを迎えた。2位は、同チームのヤリ-マティ・ラトバラ選手。また、シトロエン・トタル・ワールドラリーチームのセバスチャン・ローブ選手が総合3位に入賞し、5年連続の世界チャンピオンに決定した。
5回目を迎えるラリージャパンは、歴史こそ浅いもののすでにWRCに定着。今回は慣れ親しんだ十勝帯広地区を離れて、北海道の中心都市、札幌を中心に開催された。ラリーHQは札幌ドーム。屋根付ドームで2台併走のSSが行われるのはこれが初である。
木曜夕刻に札幌ドームでセレモニアルスタートが開催され、デイ1は夕張/三笠方面に向かう。ラリー最長のデイ2は、苫小牧や支笏湖周辺のルート。最終日は苫小牧に近いエリアを走行した後、札幌ドームでフィニッシュを迎える。ラリージャパンの総走行距離は1,316.28km、5度のスーパーSSを含む全28カ所のSS距離は343.69kmが予定されていたが、初日に3SSがキャンセルされた結果、SSは25カ所、競技区間距離は310.61kmとなった。
2008年最終戦ラリーGBは、12月4日〜7日にカーディフを中心に開催される。
【お車の買い替えをご検討中の方へ】