2006/6/1 11:37
ボルボ、新しいロゴマークを採用
ボルボは、ボルボ・カーズとしての企業理念や価値観、製品そのものを体現するコーポレートアイデンティティ(CI)として、ボルボのアイアン・マークをリニューアルし、新CIとして2006年6月1日から採用する。
新CIの採用にあたり、ボルボは、世界的規模のリサーチを実施。その結果、これまでの"VOLVO"の単色のロゴタイプに比べ、新しいフルカラーのアイアン・マークが、モダンかつプレミアムなものと人々に強い印象を与えているという回答を得た。そこで1927年の初代モデルに採用していたアイアン・マークを約80年ぶりにリニューアル。ボルボ・カー・コーポレーションの新しいCIとして採用することを決定した。
ボルボは、この新しいロゴマークを通じて、ボルボブランドの過去と現在、そして未来を効果的に表現し、ボルボブランドの一貫したイメージ訴求、ブランド認知を高めていく。
■アイアン・マークについて 「円と右上を向いた矢印(♂)」は、「鉄」を表す古代の化学記号で西洋文化の表意文字の中で最も古く、かつ代表的なもの。元々はローマ帝国の時代に「火星」を表し、ローマ神話の戦いの神「マーズ」および「男性」を象徴する記号であったが、のちに武器の材料として当時一般的であった「鉄」を表す記号となった。特に鉄鋼業が盛んだったスウェーデンではこのアイアン・マークは、長い年にわたり鉄鋼業のシンボルとして親しまれている。
このような背景から、スウェーデンの大手ベアリングメーカーSKF(スヴェンスカ・クラゲル・ファブリゲン)の自動車事業の子会社として発足したボルボ社は、スウェーデンの鉄鋼業の誇るべき伝統と強さと耐久性を表現するロゴとして1927年に発表した第一号車にこのアイアン・マークを採用した。