メルセデス・ベンツは上海モーターショー開幕直前の2017年4月18日、上海エキスポセンターで開催された同社の前夜祭会場において、最高級セダン「メルセデス・ベンツ Sクラス」のマイナーチェンジモデルを世界初公開した。
48Vのバッテリーを搭載しインテグレーテッド・スターター・オルタネーターと組み合わせることでハイブリッドシステムとした、新開発の直列6気筒ガソリンエンジン(M256:詳細は現時点では非公開)の搭載がニュースだ。モーターならではのトルク感で、従来のV8エンジン並みのパフォーマンスを、より省燃費で実現したという。
このほかにも新開発の直列6気筒ターボディーゼルエンジン(s350d:210kW/600Nm/S400d:250kW/700Nm)、V8ツインターボエンジン(345kW/700Nm)、50kmを超えるEV航続可能なプラグインハイブリッドモデルなど、多くのパワートレインが刷新を遂げている。
また、メルセデス・ベンツが世界のメーカーに先駆け展開する半自動運転技術も、車載カメラとナビゲーションの地図データが連携しカーブの手前などで減速する機能も追加されるなど、さらなる進化を遂げている。
最上級のメルセデス・マイバッハと、ロングホイールベース版およびV12搭載モデル、標準仕様の3タイプで、フロントグリルなどに異なるディテールを与えるなど、Sクラスの中でも差別化を図るなど、外観上においても多岐に渡り改良の手が及んでいる。
また室内では、世界初のENERGIZING comfort control(エナジャイジング・コンフォート・コントロール)も採用した。これはエアコンやパフュームアトマイザー(専用芳香剤)、シートのヒーター・ベンチレーション・マッサージ機能、アンビエントライト、さらに音楽に至るまで統合制御させ、ドライバーや乗員の快適性を高めたり、疲労を和らげるというから凄い。ぜひ実際に体験して確かめてみたい機能だ。
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