ハイエースでの快適な車中泊を手軽に始めるならLEGANCE「ポータブルベッドキット エントリーモデル」 /J-club【Vol.13】
電化製品を使って快適に車中泊をしたい方に最適なベッドキットをご紹介
いまブームとなっている車中泊ですが、車中泊をはじめたい方から注目を集めているのはトヨタ ハイエース。ハイエースは荷室も広く、キャンピングカーベースとして人気の車種です。ところが、快適な車中泊を行うためにはベッドキットはもちろん、サブバッテリーなどの電源設備も整える必要があります。
「自分で装備を整えたり、専門店に装備設置を依頼してまで費用はかけたくない」「キャンピングカーほどの装備は必要ないけど、電化製品を使って快適に車中泊がしたい」などと考えているハイエースユーザーにオススメなのがLEGANCE(レガンス)の「ポータブルベッドキット エントリーモデル」です。
当記事では、3モデル用意されたベッドマットの特徴と違いや、セットに含まれるidea(アイデア)の大容量ポータブル電源「EB-JI150」と「でんそう君」についてご紹介します!
まずは、それらのアイテムをプロデュースする企業「J-club(ジェイクラブ)」や、同社が展開するLEGANCE/ideaブランドについてご説明していきましょう。
ハイエースを知り尽くすJ-clubが開発した新発想の車中泊キット
J-clubとは、ハイエース専門のカスタムパーツブランドとして知名度の高いLEGANCEをプロデュースするなど、ハイエースを知り尽くしたハイエースビルダーです。
そしてideaは、J-clubが展開しているブランドで「あったらいいな!の発想を形にする」がコンセプト。車中泊をより快適にするアイテムなどを取り揃えています。
そんなideaの商品を組み合わせたLEGANCE「ポータブルベッドキット エントリーモデル」が登場しました。
同商品は、ideaの大容量ポータブル電源「EB-JI150」と、そのポータブル電源でクルマの電装品に電力を供給してくれる「でんそう君」、ポータブル電源を使いやすいように設計したベッドキットの3商品をセットにした車中泊のスターターキットです。
純正フロアのまま取り付けられるベッドキット! ポータブル電源「EB-JI150」もスッキリと収納
まずは「ポータブルベッドキット エントリーモデル」のキャビネットの特徴や、ベッドマットのバリエーションについてご紹介していきましょう。
「ポータブルベッドキット エントリーモデル」のベッドは、ラゲッジルーム両端にキャビネットを取り付け、その上にベッドマットを敷くタイプ。左キャビネットの後方にポータブル電源「EB-JI150」がスッキリ収納できるように設計されています。
このベッドキットの最大の特徴は、純正フロアに直付けできるところ。フロアの加工が不要なので床張りなどの余計な出費はかかりません。
キャビネットは、商品到着時には片側が2分割されている状態ですが、付属ネジで簡単に連結ができます。そして純正フックの穴を使ってボルトで固定するだけで取り付けは完了。DIY初心者でも15分あれば取り付けできます。
キャビネット最後部はくり抜かれており、ポータブル電源「EB-JI150」を設置すれば、バッテリー残量や入力/出力の数値が分かるLCDディスプレイが見え、電源ボタンやDC/ACスイッチ、USB(Type-A)、USB(TYPE-C)、12Vシガーソケットもそのまま使えるようにデザインされています。
上部の2口コンセントは、ポータブル電源の背面にあるAC100コンセントから伸ばしたもので、キャビネットを開くことなくコンセントが使えます。
また、ハイエース専用設計のため、ジャストフィットするのはもちろん、純正リアヒーターの吹き出し口にルーバーを備えるなど純正機能を損ないません。
ベッドマットは3つのバリエーション
ポータブルベッドキットにはスタンダードな「エントリーモデル」のほかに、マットの種類が異なる「エントリーモデルII」と「エントリーモデルIII」がラインアップされています。
各モデル共通でベッド下の高さは400mm確保。ベッドマットを展開し、寝られる状態でベッドマットの下に荷物を収納できますから、広々とした就寝スペースを確保できます。手軽に脱着できる仕様のため、大きな荷物を運ぶ場合は取り外しておくことも可能です。
各モデルの違いは、カラーバリエーションやマットの枚数(分割数)、厚み、表皮のデザインです。
「エントリーモデル」は寝心地の良い厚みと取り回しの良さを両立させた4分割タイプのベッドマットで、カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。ホワイト、ブラック、グリーン、アイスグレー、チョコ(ワイド用はブラックのみ)の5色から選ぶことができます。
続いて「エントリーモデルII」は寝心地を高めたい人に向けてベッドマットの厚さをウレタン35mm厚とした4分割タイプ。
「エントリーモデルIII」はウレタンを極厚40mmにして表皮には高級感のあるワッフルデザインが施された3分割タイプです。「エントリーモデルII」と「エントリーモデルIII」はブラックの1色です。
キャビネットのカラーバリエーション
キャビネットは全モデル共通のカラーバリエーションです。マットレッド、レザーブラック、ブラックバンブー、ウッド、メープルの5色から選ぶことができます。
車中泊ではサブバッテリーとして、アウトドアや災害時には車外でも使えるポータブル電源「EB-JI150」
続いて「ポータブルベッドキット エントリーモデル」共通でセットされているポータブル電源「EB-JI150」についてご紹介します。
同商品は、出力1000W、バッテリー容量1500Whという高出力と大容量、2500回以上のバッテリーの充放電サイクルが可能というパワフルさ特徴。
小型冷蔵庫や電気毛布、扇風機、ノートパソコンならば30時間程度、LED照明ならば300時間もの長時間稼働が可能です。
発熱などによる事故を未然に防ぐバッテリーマネジメントシステムや、ポータブルソーラーバッテリーで充電しながら電気を供給できるMPPTチャージコントローラーを内蔵するなど、充実のスペックも兼ね備えています。
LCDディスプレイには、蓄電量をはじめ、入力や出力の数値を表示。前面には電源&DC/ACスイッチ、USBポート×4、TYPE-C、シガーソケットを用意。背面には100Vコンセント出力も備わっており、様々な端末の給電に使用できます。
エンジンOFF状態でポータブル電源をサブバッテリーにできる「でんそう君」
最後に、大容量のポータブル電源をさらに活かしてくれる装備の「でんそう君」をご紹介します。
クルマに装備されているテレビやオーディオ、車内照明は、車両のメインバッテリーからの給電です。そのため、エンジンOFFで使用するとバッテリー上がりの心配があります。
しかし「でんそう君」を装備すれば、ポータブル電源から車内照明やオーディオなどに電力を供給できるようになります。エンジンOFF時に車内照明などを使っていても車両のメインバッテリーを使用しないため、バッテリー上がりなどの心配もなくなります。
テレビやオーディオ、DVD、室内照明といった車内の電装品を使いつつ、小型冷蔵庫や小型ファンヒーター、電気毛布、扇風機、パソコンなどの電化製品が利用できるため、快適な時間を過ごすことができます。
「でんそう君」の取り付けは簡単。車体側のハーネスとデッキの裏側にカプラーオンで割り込ますだけ。ポータブル電源使用時の切替スイッチも備わっているので、後付け感なく取り付けられます。
DIY初心者でも手軽に取り付けできる車中泊スターターキット!
大容量のポータブル電源「EB-JI150」と、ポータブル電源から車内灯などへ給電できる「でんそう君」、そしてポータブル電源をスッキリと収めるベッドキットをセットにした「ポータブルベッドキット エントリーモデル」。
組付けも簡単で床張り加工の必要もなく、DIY初心者でも取り付けられるので、手軽に快適な車中泊をはじめたい人にオススメの商品です。
今ならば注文して約3週間で自宅へ届くという短納期も嬉しいところ(2022年11月現在)。ハイエースを知り尽くしたJ-clubが作り出した新発想の「ポータブルベッドキット エントリーモデル」を、これから車中泊を始めたい人は公式サイトをチェックしてみてください。
ポータブルベッドキット エントリーモデル | |
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セット内容 | ポータブル電源 EB-JI150/でんそう君(7.5m)/ベッドキット本体/ベッドキット |
対応モデル | ハイエース・ナローS-GL/ワイドS-GL |
キャビネットカラー | マットレッド、ブラックバンブー、レザーブラック、ウッド、メープル |
ベッドマットカラー | ホワイト、ブラック、アイスグレー、チョコ、グリーン ※ワイド用はブラックのみ |
価格 | ナローS-GL用 39万9300円/ワイドS-GL用 41万8000円 |
ポータブルベッドキット エントリーモデルII/III | |
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セット内容 | ポータブル電源 EB-JI150/でんそう君(7.5m)/ベッドキット本体/ベッドキット |
対応モデル | ハイエース・ナローS-GL/ワイドS-GL |
キャビネットカラー | マットレッド、ブラックバンブー、レザーブラック、ウッド、メープル |
ベッドマットカラー | ベッドマットカラー:ブラックのみ |
価格 | エントリーモデルII 43万2300円/エントリーモデルIII 45万4000円 |
▼ポータブルベッドキットの動画はこちら
- 筆者 岡本 晃
- 元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。