日常にも仕事にも、アウトドアにもたっぷり使えて8人乗れるハイエース&キャラバン IFUU IF-VR8|IFUU【Vol.4】
ハイエースとキャラバンをベースにしたIFUUキャンピングカーの人気の秘密とは?
アウトドアに最適な家具やシート、トランポに最適な機能的なレイアウトなど、多くの人数が座れるシートレイアウトも好評で、「自分のライフスタイルにピッタリな一台を作り上げてくれる」と、全国からの施工依頼が途切れることなく届いているIFUU(威風)が作るハイエース&キャラバン。
なんと現在の施工待ちは約3ヶ月から半年とか。新車ベースの車両販売はもちろんだが、車両持ちの人の施工だけ、乗車定員の変更や施工もOKで、登録の代行ももちろん可能だ。
なんといってもIFUUの魅力は、その丁寧な仕事っぷりとその販売価格の安さ。特に、自社で「仕入れ、販売、施工」をすべて一貫して行えるのは全国でもここIFUUぐらいのものだろう。中間マージンがカットされるため我々エンドユーザーの手元に届くプライスがかなり魅力的なのだ。
価格と車検の面でも有利なIFUUのハイエース&キャラバンのコンプリートカー
まずはIFUUが得意とするハイエースから見ていきたいと思う(※写真はIF-VR8 FLAT SEAT)。ベース車両はハイエースのS-GL。標準ボディとワイドボディのどちらでも選べ(※写真は標準ボディ)、こちらは1か4ナンバーの貨物登録、5か3ナンバーの乗用車登録、どちらからでも選べる。乗車定員はどちらも8名。純正車両が5名乗車だから、なんと3名もプラスで乗れてしまう。
次に、価格&車検的なところを見ていこう。
貨物登録の1か4ナンバーは、新車時は2年、その後1年ごとの車検サイクル。対する3か5ナンバーは新車時3年、その後2年ごとの車検サイクルだ。税金面では、貨物ベースが1も4ナンバーも年間16.000円。これが乗用ベースだと年間39,000円〜50,000円。ただし貨物登録は乗用登録に比べ高速道路料金の割引き率が低いため、ETC割引きの事を考えると乗用ベースが有利。それぞれのメリットとデメリットを比較検討してどちらが自分のライフスタイルに合うのかは自身で検討いただきたい。実際のところは貨物登録する人の方が多いとのことだ。
ハイエースの貨物と乗用、それぞれどんな人にオススメ?
そして貨物は法規上、後部座席は荷室スペースを50%確保した状態での乗車位置が義務付けられている。シートを後ろまでたっぷりとスライドさせてゆったりとしたリムジン気分で乗りたい…という人には乗用をベースとする方がいいだろう。
シンクや冷蔵庫などの豪華装備はキャンピングカーとしては憧れだが、そういった豪華な装備は車内がどうしても狭くなるのもネック。いつ使うかわからない余分な装備を極力排除すれば、荷物の積載などに非常に有利になる。
「コテコテのキャンピングカーは大掛かり過ぎて不便。それよりも普段の街乗りにも気にせず使いたい。そういう方にこのVR-8は人気がありますね。シンプルにシートだけを純正と変更して、シートを倒せば簡単に寝られる、使える一台というわけです。」とはIFUUの根間代表の弁。
今回紹介している車両は
● T-REVOシート2脚
● 床をフローリングに施行
● シートを前後に動かせるロングスライドレール装備
が主要なシンプル装備に特化したモデル。これなら車中泊やキャンプ、アウトドアといった今が旬のアウトドアライフにも使える上に、普段使いも難なく行える。
フロアに一切穴を開けない丁寧な施工で安心
ここIFUUは車両施行に際し、その丁寧な作業についてもポイントが高い。
「ウチでは施工の際に車体のフロアに一切穴を開けません。通常は床木のフロア越しにボディにビスを打つことが多いのですが、ボディにビスを打つとキシミ音がしたり、リフトにあげてメンテナンスする際に剣山のようにボディの下からビスがいっぱい出てしまうので危ない。作業の手間は掛かりますが、フロアに穴を開けなければ水の侵食も防げますしサビ対策としても非常に大切な作業です。もちろん、木を組み合わせて段差が出ない工夫もしっかりとしています。」
車体の下回りなど通常、我々ユーザーには見えにくい部分だが、長期間安心して使うためにはこれは非常にメリットが多そうだ。
コダワリの施工は他にもある。
「1列目シートのリヤデッキ後ろ部分。ここの床上げオーバーロック加工も行っています。床をフローリング施工するとリヤデッキ部もフローリングの中に敷いてしまうところも多いんですが、そうするとメンテナンスができなくなってしまう。だからウチではオーバーロック式に生地のフチを縫い上げることで生地をめくってメンテナンスが可能なようにしています。」
同様他社のモデルを含め一見キレイな床のフローリングだが、メンテナンスが出来なければ長期間の使用には適さない。その施工には、単純に床張りをするだけではないコダワリが隠されているのだ。
プラス100mmが生むゆとりの2列目シートに注目!
IFUUの作る室内には、さらにコダワリの秘密が…。
「2列目以降のシートベルトを収納しているボコっとした部分、ここをオリジナルのABS樹脂製の“シートベルト・トリムカバー”で成形しています。こうすればトリムに対して真っ平らになり通常よりも幅広いシートが装着できるんです。今回紹介しているデモカーは後列前後に1200mm幅のシートがついていますが、それが前後1300mm幅へと、100mm幅広いシートが装着できます。」
1200mm幅のT-REVOシートでも十分だが、さらに100mm幅が広がることで車中泊時の寝やすさや人が座る際のゆったり度が変わるとのこと。この“10cm”効果、意外と違うのだそうだ。もちろん1300mm幅にするには、さらに10万円予算がプラスされるため予算感と相談して決めて欲しい。
ちなみにT-REVOシートには成形タイプとフラットタイプの2種類が用意されている。車中泊をメインとし車内で楽に寝たい人はフラットタイプを、大人数での移動がメインで移動楽に行いたい…という人は成形シートを選ぶのがいいそうだ。
最大8人、ゆとりのラゲッジスペースも確保できるIFUUのハイエース&キャラバン「IF-VR8」
普段は仕事等でハイエースやキャラバンを使いたい、でも普段は家族も乗るし、たまには友人やおじいちゃん、おばあちゃんといった3世代・8人でも楽々移動したい… なんて欲張りな人にピッタリの一台。しかもフロアには2600mmものロングスライドレールを装備しているため乗車の必要がない時には2列目と3列目の後席シートを畳んで前へとスライドさせれば、あらゆるものが積める長さ2000mmの巨大ラゲッジスペースが出現する。
普通のミニバンだとフロントシート以降は2400mmぐらいだが、ハイエースがベースだと3000mmも確保できる。この広々とした室内空間は実に魅力だろう。
実際にミニバンからの乗り換えが多いIFUUのハイエースやキャラバンだが、今日のようなwithコロナな生活では非常に注目度も上がっている様子で“今まで出来なかったことができるようになりました!”という喜びの声も数多く聞かれている。
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トヨタ ハイエース/日産NV350キャラバンのコンプリートカー専門店。自分の用途に合わせてベストマッチした仕様を求めて数多くのユーザーが訪れている。バリエーション豊富な伊原工業製伊原シート(REVOシート)/車両用シートを専門に開発・製造を行うステルス社(埼玉県春日部市)の代理店を務める。家具やシートの取り付けを行うコンプリートカーの製造から構造変更登録まですべて自社で行っており、年間に約300台のコンプリートカー登録の実績がある。同社ならではのノウハウによってユーザーの希望を叶えたハイエース/NV350キャラバンを作り上げる。また自動車内装施工事業部としてIFUU Industryも併設しており、業者用OEM製作やオーダー施工を行っている。