チューニングパーツの販売を手がける、和歌山県のチューニングショップ「キノクニエンタープライズ」は、昨年に引き続き東京オートサロン2017に「Yellow Bullet 2(Kinokuni Jimny 2017 Spec)」を出展した。
スズキ ジムニー(JB23)をベースとした同車だが、エンジンはなんと日産製のSR20型に換装され、最高出力は約400psを発生するというモンスターマシンだ。
トランスミッションやリアのサスペンションもシルビア(S15型)用に。
ベタベタに落とされた車高には太いタイヤが組み合わされ、RVであるジムニーなのにオンロードで驚くほど速いという「ギャップがすごい仕様」だ。
車重もわずか750kgしかないというから、その速さが容易に想像出来る。
今年の出展にあたって、2017スペックとして各部を改良。
ボディ前後にはパイクスピーク・ヒルクライムで活躍したスズキ エスクードV6のような大きなエアダムと巨大なリアスポイラーが、そしてサイドにもオーバーフェンダーが装着されて一気に迫力を増している。
「Kinokuni Jimny 2017 Spec」はキノクニの取り扱うパーツを取り付けているほか、立案・設計をSTACKED(スタクト)、フレームワーク・溶接・機関系をSPAN、ボディメイクをQUARTT FABRICATION、ボディラッピングをSKP、パーツアッセンブルをM-MAGIC GARAGE、そしてセッティングをCOURAGEが担当。中京・関西エリアで盛業中の各社が協力して作り上げている。
いわば「パーツテスト」や各社の技術力の高さを示す重要なデモカーなのだ。
来年の東京オートサロンでも、進化した「Yellow Bullet3」として登場することを期待しよう。
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