ホンダ・N BOX+
先行して発売されたN BOXはリアシートの広さを追求しているが、約7ヵ月遅れて登場したN BOX+はラゲッジルームの使い勝手を重視しているのが特徴。エクステリアはほとんどN BOXと変わらず、全高は10mm高く、リアゲートとバンパーが異なる程度でしかない。インテリアも基本は共通。リアシートがN BOXより20cmほど前に設置され、ラゲッジルームはおよそ5割増し、630mmの奥行きが確保されている。また室内のアレンジが豊富なのも魅力の1つ。ラゲッジのフロアを構成する3枚のボードとシートを巧みに操れば、高さのある積み荷に対応することもできるし、身長190cm級の大人が足を伸ばして寝れるベッドモードにすることも可能だ。また、オプションの『アルミスロープ』を利用すれば車いすを簡単に積むことができる。搭載されるエンジンは燃費とドライバビリティを両立したものだが、ターボ仕様ならば動力性能はスポーティに感じられるほど。重量物を載せることを考え補強されたリア周りと専用セッティングのサスペンションの恩恵で、高速走行やコーナリングは安定感抜群だ。