「鈴善漆器店」を後にし、一行は会津若松市中町にある「会津一番館」を目指す。市街地を通り抜けると、城下町を連想させる街並みと石畳の道路が非常に印象的な、風情のある情景が広がる。ただ、風情があるのはとても良いのだが、クルマで走る人にとっては辛い環境だと言える。なぜなら、石畳の道路は細かな段差が多く、振動や騒音を発生しやすいからだ。さらに、毎日多くの自動車が行きかうため、本来固定されているブロックが地面から剥がれ、クルマが通るたびにカタカタと動き賑やかな音を発生させてしまうのだ。
その音は車内にも容赦なく響き渡り、クルマに乗る人たちの会話が聴き取りづらくなる…。本来ならそのはずだった。
さぁ、早速ここをXC40で走った感想を杜野さんに尋ねてみよう。
「高速道路での抜群の安定感と安全装備を体感した私は、今まで運転した事のあるクルマには無い“大きな安心”を感じていました。でも、高速道路の広い道幅に慣れてしまっていたため、狭い一般道を走るのに少し不安があったんです。だけど実際に一般道を走ってみると、背が高くて見晴らしが良いXC40ではスイスイ運転できちゃったんです!
それと、一番ビックリしたのは車内の静かさですね。目的地に着いてクルマを降りたあと、石畳道路を他のクルマが走っているのを見ていると、クルマが通る度に道路が大きな音を立ててガチャガチャ騒いでいるんです(笑)。外ではこれだけ大きな音がするのに、XC40の車内だと『コトコト』聞こえる程度なんです。次の目的地まで行くために後席の人と色んな話をしたんですけど、会話の邪魔になるような音は全く聞こえてきませんでした。家族や恋人とこのクルマで出かけられたら、いつも以上に会話が盛り上がって楽しいドライブになるんじゃないかって思います。」
石畳の道路を走り、二番目の目的地に到着。ここ会津一番館は、かの偉人である野口英世が手の手術を受けた病院「旧会陽医院」の跡地だ。最新モデルであるXC40と、明治17年に建てられた蔵造りの洋館の風景は、時代を超えた不思議なマッチングを見せてくれるから面白い。
親しみやすい雰囲気の店主に迎えられ、おすすめのメニュー「自家焙煎珈琲と手作りケーキのセット」をいただく。
コーヒーに添えられたレアチーズケーキは、口の中でとろけるような食感が特徴。なおかつ甘さが抑えられていて、生豆を一粒ずつ丁寧に選別し焙煎された自家製コーヒーとのマッチングが絶妙だ。ここに訪れたら、まずはこのセットを頼むのをオススメしたい。
その後、医聖である野口英世博士が医学の道を歩むキッカケとなった旧会陽医院の二階の資料館に上がる。使い古された木製テーブルや直筆の書物や思い出の品が展示され、氏の功績や生涯を辿ることができる。
幼きころの苦難を乗り越え、日本のみならず世界の医学界に大きな功績を残した野口英世博士。ここ「野口英世青春館」で彼の痕跡を辿ってみると、諦めないことの大切さと信念を持つことの尊さを学ぶことができた。
TEXT:オートックワン編集部 PHOTO:オフィスヘンシェル
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