人気ドレスアップブランド「LEGANCE」がキャンピングカーシーンに参入! まずは運転席まわりをスタイリッシュ&機能的に変身させるインテリアパーツをラインアップ/LEGANCE Vol.14
キャンピングカーシーンにドレスアップブランド「LEGANCE」が参入
今までは床下の加工などが必要だったキャンピングカー。しかし、2022年4月1日の改正によりミニバンでもキャンピングカー登録がしやすくなりました。
そんなキャンピングカーシーンに、ハイエース向けの商品をメインに展開するドレスアップブランド「LEGANCE(レガンス)」が参入。これまでキャンピングカーにはなかった、スタイリッシュさと使い勝手を融合したアイテムをご紹介します!
構造要件が改正され、ミニバンでもキャンピングカー登録しやすくなった
そもそも、なぜキャンピングカー登録に規制があったのでしょうか?
背景には、キャンピングカーを含めた特殊用途自動車の不正登録の増加にありました。乗用車に比べて税金や保険や安く、構造要件も曖昧だったことにより、一度検査を通過してしまえば装備を取り外して使用するケースが多かったのです。
そこで、平成13年に構造要件の改正が行われました。キャンピングカー登録に必要な装備を、簡単に取り外せないように固定し、シンクまわりで立って使えるように室内高1600mm以上という要件に改正されたのです。しかし、それから20年以上経った今。キャンピングカーはダウンサイジング(縮小化)し、ミニバンベースのバンコンが中心となってきました。
となると問題になるのが、車内の高さや広さ。ボディに手を加えない限り、これまでの構造要件をクリアし、キャンピングカー登録するのは難しいという環境でした。そこで、日本RV協会(キャンピングカーの普及促進に向けて設立された法人)が管轄官庁である国交省と交渉し続けた結果、構造要件の改正につながったというわけです。
ドレスアップ要素を取り込んだキャンピングカーをLEGANCEが作る
そんなキャンピングカーを巡る法改正に合わせ、トヨタ ハイエースを中心にドレスアップパーツをプロデュースしてきたLEGANCEが、新たにキャンピングカーをデビューさせることを決定。その真意について、同ブランドを率いる株式会社ジェイクラブ 寺西代表にお話をうかがいました。
「2021年、日本RV協会に入会できたことがきっかけですね。いろいろなキャンピングカーを見てきたなかで、自分たちができることは何かを模索してきました。LEGANCEはドレスアップパーツをプロデュースするブランドですので、今までキャンピングカー製作に直接関わることはありませんでした。
でも、今回の法改正により、必要車室内高の条件が1600mm以上から1200mm以上となったことで、ハイエースなどをボディ加工をしなくてもキャンピングカー登録ができるようになりました。
もちろん、シンクなどは必要になりますが、これまでLEGANCEがやってきた上質感やゴージャス感を取り込んだキャンピングカーができるのではないかと考えるようになりました。
そこで、内外装のトータルにドレスアップしたLEGANCEならではのキャンピングカーをデビューさせることにしました。2023年2月に開催されるキャンピングカーショーでお披露目する予定です。その前に、まずはキャンピングカーで人気のトヨタ カムロードと日産 NV200バネットに向けて、便利な新作パーツをリリースしました」と寺西代表。
キャンピングカー向けに用意した新作パーツ
今回はLEGANCEがキャンピングカー向けに用意した以下3つの新作パーツに注目。
・フロントシートアームレスト(カムロード/NV200バネット)
・センターコンソール(NV200バネット専用)
・ステアリング(NV200バネット専用)
「キャンピングカーといえば、リアスペースは豪華なのに運転席まわりの内装パーツは純正のままというケースが多い。ならば、LEGANCEがこれまでプロデュースしてきたパーツを応用して、キャンピングカーのコクピットを快適かつ使い勝手のよいものにできないか……。そんな発想から、アームレストとセンターコンソール、ステアリングを用意しました」と寺西代表。
それでは、アームレストから順に新作パーツをご紹介していきましょう。
長時間運転するドライバーの負担を軽減するフロントシートアームレスト
フロントシートアームレストは、長時間運転するキャンピングカーで、ドライバーの疲労を軽減するパーツ。左右の揺れに対してカラダを踏ん張ることなく安定するアームレストは、長時間ドライブでの疲労度を抑えてくれます。
LEGANCEのフロントシートアームレストは、長年のハイエース向けパーツ制作で培ったノウハウを投入した信頼性の高いアイテム。無段階式のため、肘を置くアーム部の角度を好みに合わせて調整できるのが特徴です。体格や好みに合わせて、自在に位置を固定が可能。車種専用ステーを用意しているので、1〜1.5時間あれば取り付けできるのも魅力です。
フロントシートアームレスト(無段階タイプ) | ||
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NV200バネット運転席用 | レザーブラック | 2万3100円(税込) |
カムロード運転席用 | レザーブラック | 2万3100円(税込) |
見た目と使い勝手を考えた左右非対称のセンターコンソール(NV200バネット専用)
センターコンソールは、取り付けるだけで運転席まわりをゴージャスに仕立てるLEGANCEらしいアイテムです。
NV200バネット専用のセンターコンソールは、ドリンクホルダーとスマホホルダーを段違いに2つずつ用意。フロントシートとリアシートのどちらの使い勝手も考慮した形状になっています。純正コンソールのトレイ部をそのまま使えるのもポイントです。
「コンソールの下側トレイの片側を丸くしたり、サイドパネルの長さを左右非対称にしたり、ドリンク&スマホホルダーを上下にずらしたりと、細部までこだわってデザインと使い勝手を徹底的に追求しました」と寺西代表。
取り付けは純正センターコンソールを固定している2本のボルトを外し、そのボルトを利用して固定するだけでOK。加工の必要なく取り付けることができます。カラーリングは、マホガニーやブラックウッド、メープルをはじめ、全10色を用意。さらに高級感を高めてくれるオールブラック仕様(+1100円)もラインアップしています。
センターコンソールカラー表 |
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マホガニー |
マットレッド |
ブラックウッド |
ブラックバンブー |
ブラックカーボン |
レザーブラック |
ブラック |
ウッド |
メープル |
ホワイト |
オールブラック仕様 |
価格 | |
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3万3000円(税込)※オールブラック仕様のみ+1100円 |
>>「センターコンソール(NV200バネット専用)」の詳細はこちら【公式】
しっくりの馴染む手触りが上質感を高める半艶ウッド&本革コンビステアリング「NV200ステアリング」
ドライバーが運転している間、常に触れるステアリングは、他のパーツに比べ、カスタム効果を感じやすいアイテムです。「見た目だけでなく、手触りから上質感を味わって欲しい」そんなLEGANCEの想いをカタチにしたのが、新作の本革コンビステアリングです。
流行の半艶ウッドと、高級本革をコンビしたステアリングで、ウッドとダークウッドという2種類のカラーリングをラインアップ。インテリアのテイストにあわせてチョイスできます。手にしっくりと馴染む半艶ウッドと本革の感触から、他のキャンピングカーとの違いを感じてください。
価格 | |
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NV200ステアリング | 3万5200円(税込) |
キャンピングカーのドレスアップを始めるならLEGANCEを要チェック!
キャンピングカーのベース車として人気のカムロードとNV200バネットに向け、ドレスアップブランドLEGANCEが新たに開発した新作インテリアメニューはいかがでしたか? 長時間運転することが多いキャンピングカーのドライバーにとって欲しいアイテムばかり。どれもDIY感覚で取り付けられるアイテムなので、キャンピングカーのドレスアップ事始めに、手に入れてみてはいかがでしょうか?
次回はLEGANCEがプロデュースしたキャンピングカーが登場します。ドレスアップ系キャンピングカーという新たなジャンルの誕生を、お楽しみに!
- 筆者 岡本 晃
- 元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - LEGANCE(レガンス)
株式会社ジェイクラブが運営する「LEGANCE(レガンス)」は、大阪府に本社・ショールームを置くカスタムパーツブランド。主にハイエースのカスタムを得意としており、ハイエースを力強く、洗練されたスタイルに仕立てることができる数々のパーツを開発・販売。LEGANCEのブランドコンセプトは「エレガンス」。美しさとプレミアム感にあふれたクルマ作りが得意であり、国内は元より、海外のファンも多く存在し、カーカスタム業界の中でも有名なパーツブランドです。
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