想像以上に消耗している!? ブレーキディスクローターの交換タイミングや、お得で高性能なオススメ商品「PDタイプ」「SDタイプ」などをご紹介 /ディクセル【Vol.5】

ホイールの汚れの正体はディスクローターが削れた鉄粉

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洗車してからさほど日数が経ってないのに、ホイールに黒い煤が付着することがありませんか? そして、その煤汚れがスポークの隙間に入り込んで、なかなか落とせないという経験をしたことがある方も多いはず。特に欧州車に乗っている方にとっては、共通の悩みかもしれません。

この汚れは、ブレーキをした際に発生するブレーキダストによるもの。ブレーキダストといえば、ブレーキパッドの削りカスだと思っている方は多いかもしれません。しかし、ブレーキダストの大半は比重が大きいブレーキディスクローター(ブレーキディスクとも呼ぶ。以降ディスクローター)が削れた鉄粉。

ブレーキダストをそのまま放置しておくと、ホイールにこびりついて汚れが落ちにくくなるだけでなく、鉄粉であるゆえにホイールを腐食させる原因にもなります。

ブレーキパッドだけではなく、ディスクローターは摩耗している

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自動車のブレーキは主に「ディスクブレーキ」と「ドラムブレーキ」の2種類ですが、現在販売されている乗用車のほとんどにはディスクブレーキが採用されています。ブレーキペダルを踏み込むと、油圧によりブレーキキャリパーのピストンが動き、ブレーキパッドをディスクローターに押し当てるというもの。簡単にいえば、タイヤと一緒にまわる金属製のディスクローターに、ブレーキパッドを押し当てることでブレーキがかかるという仕組みです。

ブレーキダストは、ブレーキパッドが押し当てられることでディスクローターが削れた証拠。そう考えれば、ディスクローターは思っている以上に消耗していることが分かりますよね?

ディスクローターが消耗すると、表面がレコード盤のようになったり、あるいは縁にエッジが立っているような状態になります。その状態となるとブレーキ性能は100%発揮されません。いざという時にブレーキが効かないなんてことも考えられます。そのためにも、ブレーキパッドだけでなくディスクローターも交換することが推奨されています。

ディスクローターの重要性は理解したものの、いつ交換すればいいのか分からないという方も多いはず。そこで、ブレーキメーカー「ディクセル」企画広報課の金谷さんにディスクローターの交換のタイミングや、ディクセルのラインアップからオススメの商品を伺いました。

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ディスクローターの交換時期や摩耗具合を見極めるポイントは?

まずは、ディスクローターの交換タイミングや摩耗具合のチェック方法について、金谷さんに伺いました。

「国産車の場合は、ブレーキパッド2回交換につき1回の割合でディスクローターの交換を推奨しています。欧州車の純正ブレーキパッドは、ディスクローターをひっかいて減速・停止させるような特性なので、日本車よりもディスクローターの減りが大きいです。したがって、ブレーキパッドとディスクローターを同時に交換するというのが一般的です。ブレーキパッドは厚さを見れば減っていることが分かりやすいですが、ディスクローターは時間をかけて表面が削れていきますし、削れた状態に見慣れてしまうので交換時期が分かりくいかもしれませんね」と金谷さん。

─ では、ディスクローターはどんな状態になれば交換したらいいのでしょうか? 摩耗具合を見極めるポイントを教えてください。

「まずは、ブレーキパッドとディスクローターが当たる部分を見てください。本来であれば窪みなく平らになっています。ブレーキパッドが当たる部分が窪んでいたら摩耗している証拠です。ETCカードの厚みが約0.8mmなのですが、そのくらいの深さになったら交換時期と考えてください。

また、ブレーキパッドとディスクローターの間に異物が挟まって、ブレーキパッドが当たる部分がレコード盤のように線が入っているケースもあります。ディスクローター表面についた凹凸により、ブレーキパッドの当たる面積が減ってしまうことで、性能を100%発揮することができなくなります。

この状態でブレーキパッドだけを新品に交換したとしても、凹凸部分にブレーキパッドが当たることでブレーキの鳴きや、ブレの原因になることも。そのため、できるだけブレーキパッドと同じタイミングで交換することをオススメしています。

摩耗して薄くなったディスクローターをそのまま使っていると、ブレーキパッドをディスクローターに押しつける際に生まれる熱を発散しきれず、割れる危険性があります。ブレーキパッド同様、ディスクローターの摩耗具合も必ずチェックしてください」と金谷さん。

見た目だけではなかなか判断がしづらいディスクローターの摩耗。いざという時にブレーキが効かないという事態を防ぐためにも、ブレーキパッドが摩耗して交換するタイミングとなったら、ディスクローターもあわせて交換するのがオススメのようですね。

続いて、ディスクローターを交換したいと考えている方に向け、ディクセルでオススメの商品をご紹介していきましょう。純正商品ではなくて、ディクセルの商品がオススメである理由や、用途ごとに最適なモデルをピックアップしていきます。

強度・耐熱性・耐クラック性が高く、リーズナブルな「PDタイプ」

ディスクローターを交換するならば純正品という選択肢が一般的ですが、純正以外をチョイスするという考え方もあります。そのメリットを金谷さんに伺いました。

「当社では、ストリート(街中)仕様からサーキット仕様まで、さまざまなディスクローターをラインアップしています。スリットが入ったものや、歪みやクラック(割れ)への耐性を高める熱処理を施したものまで、走り方や嗜好に合わせたバリエーションを揃えています。そのなかで、スリットが入っておらず、熱処理をしていない、ベーシックなモデルが『PDタイプ』です」

ベーシックとはいえ、純正品とは素材そのものから違っているとのこと。カーボンやシリコンなどを配合することで、強度や耐熱性、耐クラック性(割れにくさ)が向上されています。「純正品以外はブレーキが利きすぎて疲れそう」と思われることも多いのですが、ブレーキの利きを少し高めている程度なので、純正品と同じブレーキフィールで使うことができるようです。

防錆コーティングが施されており、見映えも良い

しばらくクルマに乗らなかった時、ホイールの隙間から見えるディスクローターが錆だらけになっていた経験はありませんか?

ディクセルのディスクローターは「PDタイプ」をはじめ、全品防錆コーティングを施しています。錆びにくくなっていることで、ホイール越しの美観を損なうこともありません。

価格もリーズナブル! リピートユーザーも多い

「リーズナブルな価格も魅力です。純正品に対し、『PDタイプ』はその半額くらいで手に入れられるものもあります。一度でも当商品を使った方からリピートされるケースが多いですね」

強度や耐熱性、耐クラック性を高めながら、純正品と同じように使えて、さらに価格も安いのですから、お得にディスクローターを交換したい方は「PDタイプ」を試してみるのが良いでしょう。

>>「PDタイプ」の詳細はこちら【公式】

足回りのビジュアルや制動力にこだわるならば、スリットローター「SDタイプ」

続いて、足回りのビジュアルにこだわりたい方や、さらに制動力を高めたい方に向けた商品を金谷さんに紹介してもらいました。

「ビジュアルも大事にしたいという方にオススメしたいのが、ディスクローターにスリットが入った『SDタイプ』です。『PDタイプ』から+3000~8000円ほどの差額で手に入るモデルですが、スリットの入っていることで、存在感を高めてくれるはずです。スリットはドレスアップ効果だけではなく制動力にも関係があります。スリットのないシンプルな『PDタイプ』に比べて、ブレーキパッドの摩耗は早まりますが、スリットが抵抗になって摩擦力が最大20%もアップすることで、制動力のアップが期待できます」と金谷さん。

さらにスリットの本数を倍の12本にするオプションも用意。足回りをスポーティなビジュアルに仕立てたい、制動力の高いディスクローターを選びたい方には「SDタイプ」がオススメです。

>>「SDタイプ」の詳細はこちら【公式】

スポーツ走行をするならば、熱処理加工ローター

熱処理加工

サーキットなどでスポーツ走行をするユーザーや、ワインディングをより楽しみたいユーザーに向けて、ディクセルでは熱処理加工したディスクローターもラインアップ。熱処理加工を施すことで、歪みやクラックに対する耐性を向上してくれます。

熱処理加工ローターは下記の5点をディクセルではラインアップ。

HDタイプ(スリット無)

HSタイプ(スリット有)

FPタイプ(ハイカーボン スリット無)

FSタイプ(ハイカーボン スリット有)

FCタイプ(ハイカーボン カーブスリット有)

各モデルの加工の違いや性能などをご紹介していきましょう。

HDタイプ/HSタイプ

サーキット走行をするユーザーや、レースに参戦するユーザーにオススメなのが、高い熱安定性を維持する「HDタイプ」です。

ディクセル独自の熱処理加工により、装着初期のスポーツ走行時にありがちな歪みや熱ダレを徹底的に防止しています。

さらに、6本のスリットを追加したのが「HSタイプ」です。ストリートではスリットの効果で低温時から高い摩擦係数を体感でき、サーキットでは高い安定性と高温時においても摩擦係数を高く維持してくれます。

>>「HDタイプ」の詳細はこちら【公式】

>>「HSタイプ」の詳細はこちら【公式】

FPタイプ/FSタイプ

「HDタイプ」に対して、カーボン含有量を20%高めて”ハイカーボン化”することで耐歪み性能、耐クラック性能を大幅に向上させたモデルが「FPタイプ」。6本のスリットを入れたモデルが「FSタイプ」です。

ディクセル独自の熱処理加工により膨張と収縮を繰り返しても安定した強度を実現。過酷な耐久レースなどで高いパフォーマンスを求めるユーザーにオススメです。

>>「FPタイプ/FSタイプ」の詳細はこちら【公式】

フラッグシップモデル「FCタイプ」

「FPタイプ」をベースに、8本カーブスリットの加工を施したハイパフォーマンスディスクが「FCタイプ」です。

6本ストレートスリットに比べて高負荷でも安定するカーブスリットにより、走り出しから高い制動力を発揮。高負荷が続いても摩擦係数が低下しにくい、レースユースのフラッグシップモデルです。こちらは一部の車種で限定展開しています。

>>「FCタイプ」の詳細はこちら【公式】

このようにディクセルでは、走り方やスポーツ走行の頻度などから、ベストマッチするディスクローターが選べるようにラインアップされています。

ただし注意したいのは、熱処理済みのディスクローターでもいきなり強くブレーキを踏むのはNGであり「ブレーキの当たり付け(慣らし)」が必要です。いずれのタイプも下記の当たり付け方法を参考にしてください。

>>ブレーキパッド・ディスクローターの当たり付け方法について【公式】

ディスクローターの形状や材質、スリットの有無、熱処理の有無など、ディスクローターについてもっと知りたい方はディクセルのオフィシャルサイト「うんちく講座ディスクローター編」をチェックしてみてください。

>>うんちく講座 byディクセル ディスクローター編【公式】

ディクセルならば、自分にマッチするディスクローターが必ず見つかる!

ディスクローターラインアップ(一覧)

純正品より強度や耐熱性、耐クラック性能が上がり、錆びにくいベーシックな「PDタイプ」。それでいて純正品より格段にリーズナブルとくれば、もはや選ばない理由が見当たりません。

さらにホイール越しのビジュアルや制動力を重視したい、あるいはサーキットなどのスポーツ走行で高い性能を期待するユーザーに向けて、用途や嗜好に合わせたディスクローターをディクセルでは用意しています。

ブレーキパッドと合わせ、ディクセルこだわりのディスクローターを取り込み、愛車のストッピングパワーをリフレッシュしてみませんか?

>>ディクセルのディスクローターのラインアップはこちら【公式】

筆者   岡本 晃
元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - DIXCEL(ディクセル)

株式会社ディクセルは大阪府摂津市に拠点を構えるブレーキパーツメーカーで、2003年の設立以来、一般車やチューニングカー、レーシングカーに向けた製品を製造販売している。社名は、「優れた=Excellent」と「減速力=Deceleration」を組み合わせたもの。高い制動力と低ブレーキダストを両立したブレーキパッド「Mタイプ」をはじめ、そのラインナップは現行車から旧車まで網羅されており、コストに優れたストリート向けから、ワインディングや走行会用途、さらに極限の性能を極めたレーシング向けまでを豊富に揃え、ブレーキパッドだけでも1400品目と世界でも稀に見るラインナップを誇る。

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