快適にくつろげるハイエースベースのキャンピングカー「リコルソ」は二人旅に最適|アネックス【Vol.1】

長年キャンピングカーを手掛けてきた老舗ビルダーが展開する「アネックス」

思い立ったらすぐに出発できて、好きなところですぐ寝られるその利便性から、プライベートな旅のツールとして脚光を浴びているキャンピングカー。各社から個性的な車両が多数登場しているが、正直何を基準に選んだらいいのかよくわからない…というのがホンネかもしれない。

そんな中、オススメしたいのが「ANNEX(アネックス)」のキャンピングカーだ。リアルに何度でも旅に出たくなる、普段使いもしたい車両としてこのアネックスの車両は非常によく考えられているのがその理由だ。

昭和39年に「たなか自動車商会」として創業、昭和60年にハイエース・バンの屋根に開閉可能なFRP製ルーフを架装したキャンピングカー「コンポーザー」を開発・販売、平成元年には日産キャラバンの車体後部をFRP製の車体と交換したキャンピングカー「アネックス」を開発・販売したキャンピングカーブランドのこの“ANNEX(アネックス)”。

現在、本社とアネックスの製作工場として徳島に拠点を持ち、東京と大阪に販売店舗“キャンピングカープラザ”として展開するこのアネックス。母体となるLACグループはキャンピングカーの製作、販売などを一体運営する企業として、平成31年にはたなか自動車商会から数えて創業55周年を迎えた、超老舗のキャンピングカーブランドでもある。

このLACグループ、ADRIAやSUNLIVING、Funluceなども扱っており、キャンピングカーの中古車も購入可能だ。しかも自社のオリジナルキャンピングカーとして“アネックス”と“RIW(リュウ)”を展開している。RIWは7年前にスタートした新ブランドで「土足でガンガン使えるアウトドア・ギア」がコンセプトのキャンピングカーブランド。こちらは次回にその詳細をじっくりと紹介したいと思う。

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普段使いからキャンプや二人旅まで楽しめるハイエース ワゴンGLベースのキャンピングカー「リコルソ」

まず、“アネックス”にはハイエースとNVがベースのバンコンバージョンのキャンピングカーとして魅力的な車両が各種用意されている。まずは、ファミリー向けの車両として「ファミリーワゴン」、「ファミリーワゴンSS」、「コンポーザー」の3種類。そして、2人仕様をメインに考えた「リコルソ」、「ウイズ」だ。今回は、その中からアネックスの人気車両「リコルソ」にスポットを当ててみたい。

この「リコルソ」、“気軽な二人旅仕様”がコンセプトのキャンピングカーだ。ターゲットとしているその“2人”とは、“子供のいない若夫婦”、“アクティブに動くリタイヤした夫婦”、“キャンプ…というよりも車中泊メインのカップル”といった2人が想定ユーザー。

 

詳細をもっと見てみよう。

まず、ベース車両はハイエースのワゴンGL。全長4,840mm、全幅1880mm、全高2,105mmというボディサイズ。アネックスがこだわりたい日本の道に適したサイズとの理由から採用されている。キャンピングカー以外にも普段使いができる大きさのベース車両というわけだ。

約2.1mという高さも立体駐車場を使用できることを想定しての高さ。天井にベンチレーターをつけていない設定なのもそのためとか。旅先でのパーキングに困ったり、初めて走る道で切り返しができない…なんていう心配が無いよう道路事情をしっかり考慮したものだ。

2人仕様がコンセプトだが、乗車定員は8名の8ナンバー車両。1列目の2人+後部の横座りシートが左右に3+3の計8名。すぐに横になれるスペースを有し、2名なら超贅沢に使えるこのスペース=リラックスモードが一番の特徴だ。

「キャンプに行こう!」、「遊びに行こう!」とスッと思えるボディサイズであることは気持ちのハードルを下げる意味でかなり大きい。同じハイエースでもスーパーロングなどの巨大なサイズは、動かすのが億劫になってしまうためだ。だからこそ、このワゴンGLのベースには意味がある。

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常設ツインベッドで大人二人が広々使えるキャンピングカー「リコルソ」の室内

 室内を見渡すと、大型の家具をベッド左右に展開せず、室内全体を広く使えるということを最優先にしているのがよく分かる。実用的な装備を使いやすい動線にまとめている。そして“ツインベッド仕様”であるのが最大の特徴だ。

テーブルを出したままフルフラットなベッドモードが可能になるのもちゃんと意味があり、目的地に到着、のんびりくつろいだ際に“もう寝たいなぁ〜”と思ったら、テーブルを片付けなくとも、即そのまま寝られるのだ。しかもそのサイズはクイーンサイズ並みのベッドサイズ(1800mm×1660mm)。大人が横に3人並んで寝られる広々サイズなのだ。

通常のキャンピングカーなら、テーブルを片付けて、起こしていたシートをフラットに展開して…と必要となる作業が多い。このリコルソなら晩酌が終わって「さぁ、寝ようか…」って気分の時に、ベッドメイクは背もたれマットを中央部に埋め込むだけの簡単操作のみ。これだけで広々としたソファースペース=ベッドスペースがある贅沢をシミジミと感じると思う。テーブルはもちろん簡単に脱着できるが外さなくてもそのまま寝られるという効率の良さだ。基本的なベッド展開が超簡単なのだ。

リコルソは大容量の大型冷蔵庫や収納スペースも充実

アネックス

 フロントシート後ろの充実のギャレーには引き出し式収納が用意され、大容量49Lの大型冷蔵庫にカトラリー収納のある引き出し、下駄箱は当然、後部オーバーヘッドコンソールボックスは内側からもリヤゲートを開いた後方からもアクセスできる。

アネックスアネックス

 ベッド下や後方には収納スペースも多数完備、しかも床下収納も用意されているからスペアタイヤから汚れ物まで、あれこれ気にせず放りこめるのも魅力だ。

室内のセンターテーブルもスグレモノで、オプションで左右のスライド/回転が可能になるなどアレンジが多彩。くつろぎたいテーブル位置へと簡単に調整ができる。

ベッド展開する後方部分には、起こせば座椅子のように無段階リクライニングするシートも装備、足を伸ばしてのリラックスも即可能だ。ささやかだが、こういった気配りのある装備も長い旅の間には非常にありがたい。またリヤにはシンクも装備し、ちょっとした際に手を洗ったりも自由にできる。これも便利な装備だろう。

コクピットのガラス3面は間仕切りのカーテンを使用するのではなく、丸めて小さく畳めるシェードタイプを採用。取り付けはマグネットとフックで引っ掛けるだけ。就寝時に簡単に目隠しができ、明かりを漏らすことなくプライベート空間をキープできる。

本当に必要な装備を気兼ねなく使えるハイエースベースのキャンピングカー「リコルソ」

リコルソは、インテリアカラーも多彩で、撮影車両のダーク仕様(2020年モデルとして登場した落ち着いた色合いの新型モデル)、標準仕様のライト、木質にこだわったアーバンカントリーなど全4色を展開している。

この「リコルソ」、色々なキャンパーから支持されている人気の車両だが、二人だけのリラックス空間と、ものすごく簡単操作のベッド&ソファがやはり最大の特徴だろう。景色のいいところでホテルの雰囲気を即楽しめるキャンピングカーとして開発され、リゾートの延長と言えるぐらいの素晴らしい室内空間を実現、車中泊が心から楽しくなるサロンカーのようなイメージだ。

装備は豪華だが、普段使いがしにくい、着いた現場でアレコレ、ベッド展開する必要がない…というのは使う道具としてみると非常にメリット大。豪華な装備を持って行きすぎて、片付けるだけで疲れてしまったキャンプ経験から“もうキャンプが億劫で…”という経験がある人も多いと思う。そんな背伸びをしすぎない、本当に必要な装備と欲しい装備を熟知したアネックスだからこそ、この“面倒にならない贅沢仕様”が出来上がったのだと思う。このリコルソの人気の秘密はそんな手軽な利便性にもある気がした。

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アネックスの展開するキャンピングカープラザ大阪では車中泊も可能

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今回取材地となったキャンピングプラザカー大阪には、店舗の前に車中泊エリアが用意されていた。人里離れた山の上から広大な景色が望めるまさにスペシャルな場所。AC100V電源に24時間使用可能なトイレとシャワーも完備。全国に散らばっているアネックスユーザーの旅の中継地点として数多くのキャンパーにも利用されている(※利用はアネックスで車両を購入したユーザー限定。月曜・火曜以外の日に利用可能。要予約)。こういった気の利いたサポートがあるのもキャンパーの気持ちを本当に理解しているアネックスだからこそだろう。

 次回は、このアネックスが展開する、もうひとつのキャンピングカーブランド「RIW(リュウ)」をご紹介したいと思う。こちらはアネックスとはまた一味違った個性派が楽しみ尽くせる旅の相棒となっている。ぜひ楽しみにしていて欲しい。

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Brand Info - リコルソ

アネックスは、大阪に拠点をもつキャンピングカー専門店。ハイエースやNV350をベースとしたバンコンや、カムロードをベースとしたキャブコンなど、ユーザーのニーズに合ったキャンピングカーを幅広く展開している。製造は徳島の自社工場で行うことで、高いクオリティを保っているのはもちろんのこと、カスタマイズも可能となっている。また同社のキャンピングカーを展示する店舗として、大阪と東京に「キャンピングカープラザ」を開設。実車をチェック、購入することができたり、ドッグランも併設(大阪)している。

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企業名:アネックス

郵便番号:776-0014

住所:徳島県吉野川市鴨島町知恵島1150-1

TEL:0883-24-5851

キャンピングカープラザ大阪

住所:大阪府茨木市彩都あかね3-3

TEL:072-641-7500

キャンピングカープラザ東京

住所:埼玉県入間市二本木1281-2

TEL:04-2936-6635

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