「積む・遊ぶ・寝る」を1台で実現するハイエースのキャンピングカー「ファミリーワゴン」|アネックス【Vol.4】
ハイエース ワイドボディ・ミドルルーフ・スーパーGLベースのキャンピングカー
株式会社アネックスが展開するキャンピングカーブランド「ANNEX(アネックス)」。ハイエースやキャラバンなどのバンコンモデルも多数展開している老舗ブランドのアネックス。今回はハイエース・ワイドボディ、ミドルルーフの5ドア・スーパーGLをベースにした“ファミリーワゴン”に注目したい。
このファミリーワゴン、実は派生モデルを含め紹介したい車両が2台あるのだが、まずはベーシックなモデルからご紹介しよう。
このファミリーワゴンはリアのドアが左右とも開くスーパーGLがベース。価格の安さだけを考えれば助手席側だけが開閉するワゴンGLという選択肢もあるのだが、左右どちらからでも車内に乗り込める使い勝手の良さはもちろん、2WDのディーゼルエンジンであるというのが、アネックスがこれをベースにチョイスした理由。前向き5名乗車が可能で、2段ベッドも装備。言うなれば、普段使いがで容易で、週末には車中泊だって楽しめる、まさに欲張りなライトキャンパー仕様なのだ。
乗車定員は8名。1列目に2名、2列目に3名、車両後部に横向き乗車で3名、計8名の乗車が可能だ。
2列目のシートにはREVOシートを標準装備し前向きにも後ろ向きにも展開が可能。後ろ向きに反転させて後部座席の中心にテーブルをハメればお茶の間の座敷のようなくつろぎ空間が広がるという具合だ。
標準装備の2段ベッドで家族5〜6人の車中泊が可能
そして、このファミリーワゴンのスゴイところは2段ベッドが標準装備されているところ。後部の一段高い部分にベッドマット4枚を広げてフラットに展開、長さ170cm(幅166cm)のベッド空間が出来上がる。子どもなら3人並んで寝ることも可能だ。その下は2列目シートもフルフラットに展開すれば、長さ190cm(幅166cm)強もありこちらには大人3人が就寝可能。家族5〜6名での車中泊が楽々出来てしまうのだ。
このファミリーワゴン、セレナやヴォクシーといったミドルクラスのミニバンからの乗り換えなども多く、「アルファードにするか? ハイエースにするか?」とワンサイズ大きめのミニバン感覚で悩む人が多いようだ。だが就寝時のことを考えるとミニバンのフルフラットというのは、本当の意味でのフルフラットではないため車中泊を想定した完全フルフラットを目指すならこのファミリーワゴンの方が絶対にオススメ。ベッドが寝苦しくて夜中に目が醒めてしまうといった心配のない快適さだ。
しかも2列目シートは前向きに展開しておき、普段使いしやすい5名乗車レイアウトをキープしながらも、リアにはベッドをそのまま展開しておくことも可能。もちろん、ベッドマットは最後列に4枚重ねて積み上げて付属のベルトで縛っておくこともできる。大きな荷物を積みながら5名乗車だって楽々叶う、まさに1台でマルチに使いこなせる仕様なのだ。
キャンプシーンでも普段使いにも大活躍する「ファミリーワゴン」
ハイエースというと、さらに大きなスーパーロングなどをベースにする考え方もあるが、都会での普段使いを考えると立体駐車場の利用なども出来るハイルーフでないミドルルーフのこのワイド・スーパーGLなら無理なく使えるのが嬉しい。
リア最後部には天井収納として便利なオーバーヘッドコンソールBOXを装備。しかも後部フロア下には床下収納も備える。この床下収納、なんと引き出して脚を付ければシンクとしても使えてしまうスグレモノだ。
普段は隠れていて、いざという時に使えるこの収納式シンク。シンクは日常生活ではあまり活躍する機会がないものだし、スペースの有効活用を考えればこの床下に収納しておけるカラクリはお見事!
シンプルでありながら、広い就寝スペースと、普段から前向き5名乗車で安全に走れる「積める、遊べる、寝られる」がすべて叶う欲張りライトキャンパーのこのファミリーワゴン。これ一台でオールインワンにすべてまかないたい! という人にはまさにうってつけの一台と言えるだろう。
外と中を自由に行き来できる土足OKなキャンピングカー「RIWスタイル」
さて、続いて紹介したいのが同じファミリーワゴンの派生モデル「Styling by RIW(リュウスタイル)」。これはベース車両や車内レイアウトはそのままに、アネックスが展開する遊び心が満載の“リュウ仕様”にコーディネートしたモデルだ。
まずお伝えしたいのは、これには土足で車内と外をガンガン行き来できるRIWのコンセプトが生きていること。
バスの床にも使うようなフロア素材を使用しているため土足でガンガン上がってもビクともしない。小さな子ども達が車内に戻ってくるたびに靴を脱いで上がるのは意外と面倒なもの、車内をベース基地として考えれば、これはかなり嬉しい仕様だろう。
さらに、テーブルや天板などの家具に天然木の集成材を使用している。木本来の雰囲気を生かしながら長年使い込んだ経年変化も楽しめる仕様だ。
車外でシャワーも使えるリュウスタイル後部の床下収納
リアには床下収納が同じようにあるのだが、RIWスタイルではさらに車外から使いやすいようにレイアウトが変更されており、アウトドアシーンを想定するならおそらくこちらの方がベストだろう。シャワーヘッドも車外に出せるから、泥んこの汚れ落とし、サーフィン、ペットの足を洗う時など、いろんなシーンで大活躍してくれるハズ。
さらに画期的アイデアで驚いたのが、床下収納スペースのフタを天板として利用したアウトドアテーブル! こちら、脚の部分を子ども達が遊びの延長としてパズルのように組み合わせられるスグレモノ。天板を支える足の部分は敢えて無垢のままなのでパパがこだわって自分好みに塗ったり、子ども達に自由に塗らせたりなど家族色に染め上げられるのが嬉しい。脚につながっているロープにはタオルを掛けたりも出来る。しかもこのアウトドアテーブル、このファミリーワゴンのリュウスタイルには標準装備なのだ。少しでも荷物を減らしたいファミリーにとって、4名分の立派なテーブルが備わっている魅力はかなり高い。
普段遣いから車中泊までバッチリ使えるアネックスの「ファミリーワゴン」
最初に紹介したファミリーワゴンのベーシックさも魅了だし、土足でもガンガン楽しめる、よりアウトドア志向に振り切ったリュウスタイルもアウトドアを楽しみたいファミリーには本当にオススメ。
普段使いを無理なくこなしながら、2〜3泊の車中泊も気ままに楽しむ。こんな万能選手、このアネックスのファミリーワゴン以外、ちょっとないかも!
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Brand Info - アネックス
アネックスは、大阪に拠点をもつキャンピングカー専門店。ハイエースやNV350をベースとしたバンコンや、カムロードをベースとしたキャブコンなど、ユーザーのニーズに合ったキャンピングカーを幅広く展開している。製造は徳島の自社工場で行うことで、高いクオリティを保っているのはもちろんのこと、カスタマイズも可能となっている。また同社のキャンピングカーを展示する店舗として、キャンピングカープラザ大阪(ANNEX直営店)とキャンピングカープラザ東京(グループ会社)を開設。実車をチェック、購入することができたり、ドッグランも併設(大阪)している。
Corporate Profile
企業名:アネックス
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