フルフラット対応の3列シートを備えた5ナンバー乗用登録ハイエース│ステルス【Vol.4】
バンのハイエースが8人乗れるフルフラット対応3列シートのワゴンに!
商用車ならではの高い収納力と利便性を乗用登録で提供するステルスのハイエース。標準ボディをベースにしたステルスのハイエースは、5人乗りの「SR5シリーズ」、7人乗りもしくは 8人乗りの「リミテッドシリーズ」、10人乗りの「エクスプレスシリーズ」を用意している。標準ボディのハイエースは4ナンバー貨物登録のバンのみだが、ステルスでは乗用安全基準試験をすべてクリアした5ナンバー乗用登録のワゴンとして販売しているのだ。
今回は、その中から一番人気の8人乗りリミテッドシリーズに注目。フルフラットも可能な8人乗りリミテッドシリーズの魅力に迫る!
シートをすべて倒せば車中泊可能なフルフラットベッドになるステルスのハイエース
昨今、新感覚のカーライフとして注目を集めている車中泊。そのベース車としてもっとも人気が高いのがハイエースだ。なかでも、標準ボディの荷室にベッドキットを取り付けて車中泊仕様にカスタムするのがトレンド。貨物登録のバンをファミリーカーとして使うハイエースオーナーも多い。
ただ、その場合の乗車定員は5名に限られる。4ナンバー貨物登録の標準ボディは荷室を広くとる必要があるため、純正のままでは5名までしか乗車できないのだ。
その難点をクリアしながら、車中泊可能なフルフラット対応シートを備えたのがステルスの8人乗りリミテッドシリーズだ。3列目のオリジナルシートは180度までリクライニングできるので、純正のフロントシートと2列目シートも倒せば広々としたベッドスペースに展開できるのだ。
2列目は600mmスライド可能な純正シート! 収納もできる
8人乗りリミテッドシリーズの2列目は純正シートが使われる。今回の車両はオプションのスライドレール付。もちろん、純正シートに備わっている収納機能もそのまま使える。大きく違うのが前後のスライド幅だ。純正は120mmの2段階式だが、オリジナルのスライドレールを備えることで、600mmのスライドを可能にしているのだ。
5人乗りのSR5はこのスライドレールが標準装備となる。
左右分割で180度までリクライニングできるオリジナルの3列目シート
リミテッドシリーズに取り付けられるオリジナルの3列目シートは180度までリクライニング可能。左右分割でリクライニングできる。シートベルトも備えているので、3列目にも3名乗車できる。純正シートと変わらない質感なので、車内の雰囲気を損なうこともない。
しかも脱着が可能。工具を使わずに取り外しができるネジ式となっている。3列目シートが取り付けられている状態でも最長850mmの十分な荷室スペースを確保しているが、取り外せばバンと同等の広さに拡張できる。
そのシート下に汚れやほこりが入り込まないように、目隠しにもなるマットを備えているのも嬉しい。
基本はハイエースの標準ボディ・スーパーGLがベース! DXやワイドボディにも対応!
標準ボディのハイエースは、取り回しのいい5ナンバーサイズ。つまりヴォクシーなどのミニバンと同じくらいなので、見た目よりも運転はしやすい。
また、ワイドボディのスーパーGLも選択できるが、その場合は3ナンバー乗用登録。純正でラインナップしているワイドボディのワゴンGLも選択できるが、両側スライドドアのスーパーGLの方がおすすめだ。
購入は埼玉県春日部市のステルス埼玉のほか、盛岡、大阪、静岡、滋賀の店舗でも可能。全国の取り扱い店でも購入できる。
乗用登録のワゴンだから車検も長く、メリットがいっぱい!
乗用登録のステルスのハイエースにはまだまだメリットがある。まず車検だ。貨物登録は新車新規2年、翌年以降は毎年の車検が必要になるが、乗用登録は新車新規3年、翌年以降は2年車検となる。
耐久性とパワーに定評があるディーゼルエンジンを乗用登録できるのも魅力だ。
また、乗用タイヤを装着できることもメリットとして大きい。貨物登録のバンはLTタイヤの装着が義務付けられているが、LTタイヤは耐荷重が大きい反面、乗用タイヤよりもグリップ力に乏しく、ノイズも発生しやすい。でも乗用登録のステルスのハイエースは乗用タイヤを履けるので、乗り心地や車内静寂性も向上するのだ。
このようにメリットが多い乗用登録だが、ステルスでは持ち込みでの乗用登録にも対応している。
▼8人乗り5ナンバーワゴンを動画でチェック
岡田屋の関連記事
Brand Info - ステルス
ステルスは、有限会社岡田屋がプロデュースするブランドで、ハイエース&キャラバンをベースとしたコンプリートカーの製造と販売を行っている。商用ワンボックスを改装し、乗用に適した室内空間へと作り変える。そうして作られたコンプリートカーは乗用車として登録されるため、商用車に課せられている毎年車検などの不便さは解消される。埼玉のほか、盛岡、静岡、滋賀、大阪にも店舗を展開している。また、一部ディーラーでの購入も可能となっている。