日本の道路事情に適した国産トラベルトレーラー「トレイルワークス」|ケイワークス【Vol.2】

どこへでも運んでいける箱「トレイルワークス」の魅力とは?

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KWORKS(ケイワークス)が展開する、日本の道路環境に適した日本のための国産トラベルトレーラーブランドといえば「TRAIL WORKS(トレイルワークス)」だ。

車体そのものには動力を持たない、牽引タイプのこのキャンピングカー。“何処へでもいける手段であり、何処へでも運んでいける”を実現してくれるこのトレーラーは、滞在型のキャンプでその威力を発揮する。

同じ場所での1〜2泊程度なら問題ないだろうが、キャンプ生活が3〜4泊ともなると、当然買い物にも出たくなる。さらに、せっかく出掛けた旅先の観光地や温泉地などにも行ってみたい…といった具合に、前の車両と切り離して使えるこのトレーラーは格好の基地だ。

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一般的なパーキングに駐車できるサイズのトラベルトレーラー

しかも、この大きさがポイントで、いわゆる一般的な規格サイズのパーキングにすっぽりと収まるサイズに開発・設計されている。そのサイズはハイエースのスーパーロングよりも短く、普通の車のように保管ができるサイズ感。これなら、自宅の敷地でも電気を繋げば365日普通に使えるほど。子供部屋から夫婦の部屋、趣味の部屋など、まさに秘密基地感覚の部屋が1部屋増えるイメージだ。

ちなみに、外装のサイズは全長5310mm、全幅2120mm、全高2520mm。色々とバリエーションが揃っているが、これは全車共通のスペックだ。

自走式のキャンピングカーと比較すると贅沢に思われるかもしれないが“トレーラー”として考えると非常にコンパクトで使いやすいサイズ。実は、この開発にはモーターサイクル好きなケイワークス・黒田代表の趣味が密接に関係している。

鈴鹿サーキットで走行を楽しむ黒田代表には、バンコンタイプの車両はあくまで荷物が乗る車というイメージで、現地での居住性を考えたらトレーラーが絶対にいいと考えたのだ。

この自社開発したトレーラーには、年がら年中アメリカ製のエアストリームを使い倒してきた黒田代表の経験が生きている。道路の幅、交差点の角度など日本の道路事情にふさわしいサイズが必要だと考えるに至ったというわけだ。

自宅に置いておいても、電源さえ繋げば365日部屋として使えて、キャンプなどのアウトドアに持ち出せば、ケイワークスがお得意なリチウムイオンバッテリー+ソーラーパネルによる“オフグリッド性能”を生かしたエアコンを使用しつつのグランピングのような快適なキャンプスタイルが楽しめるというわけだ。

アメリカにもトイホーラーと呼ばれる同様の車両は存在する(ちなみにトイホーラーとは最小のキャンプ道具+カーゴスペースを有することがその定義)のだが、こちらはその大型サイズゆえ、ヒッチメンバーの荷重が300kg程度にまでなってしまう。これでは日本車で牽引しようとするとその接続部分であるヒッチボールが潰れてしまうのだ。

その点、ケイワークスが独自開発したトレーラーはヨーロッパの低床軽量シャーシを使用し、1350kgの対荷重のアクスル(車軸)を有する、日本で使いやすい車両として開発。フリープランに使える空荷のトレーラー“DONGARA”なら、車重も750kg未満なので牽引する際の牽引免許も不要という、まさに日本サイズの適正サイズにダウンサイジングされたものだ。

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けん引免許が必要なモデルと不要なモデルをラインアップするトレイルワークス

KWORKS

紹介しておくと、ケイワークスが扱う自社開発のトレーラー「トレイルワークス」には牽引免許が必要なモデルと車体重量750kg以下の牽引免許の不要なモデルに分けられる。基本的なシャーシは共通でドイツのALKO社にて製作、その上に載っかるボディも全グレード共通だ。その各グレードを少し紹介しておくと…

1:TW520トイホーラーラウンジ

2:TW520トイホーラーガレージ

3:TW520MS ドンガラ

4:TW520 KWORKS×HAPPY OUTSIDE BEAMS

の4種類が揃う。

1と2に関しては、堅牢なスロープドアを車両後部に装備するため750kgの重量をオーバーする理由から牽引免許が必要になる。2のトイホーラーガレージタイプは350kgのハーレーを載せてもOKなように床も厚く強く強化しているのもその牽引免許が必要な要因だ。3はその名のとおりの車内がガランとした“ドンガラ”のため牽引免許は不要となる。

セレクトショップ「BEAMS」とコラボしたKWORKS x HAPPY OUTSIDE BEAMS

さて、4のBEAMSとのコラボモデルも紹介しておこう。東京キャンピングカーショー2019で、BEAMSのスタッフが会場全体のキャンピングカーを見渡した中で、「ケイワークスのトレイルワークスがBEAMSのコンセプトに唯一ピッタリと合致していた」と、BEAMS側からコラボ企画の依頼が舞い込んだというのがその開発ストーリーの原点。

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BEAMSの外遊びカルチャーの魅力を発信するプロジェクト「HAPPY OUTSIDE BEAMS」がプロデュース、キャンピングカーのある暮らしを提案するケイワークスの「トレイルワークス」との夢のコラボが実現したというわけだ。

言うなれば、「BEAMSの世界観が形になったスタイル」とでも言おうか、ケイワークスがもっとも大切にしている“世界観”の一致がこのコラボを実現したと言える。

非日常のコンパクトハウスをイメージした「セカンドハウス」をテーマにしたこのコラボ車両には内外装にBEAMSの手が入っている。ウッドとグレーを基調とした落ち着いたムードの外装に、エアコンやキッチンを搭載した内装。さらにソーラーパネルやリチウムイオン電池も完備して、キャンプはもちろんのこと災害時においても大活躍できるトレーラーハウスが完成した。

2リッターの国産車で十分牽引可能なトレイルワークス

この牽引するタイプのトレーラーは自走式ではないので、エンジンが無い。つまりメンテナンスが楽チン。アメリカやヨーロッパのトレーラーと比べて、余分な電装品もなく、パーツにも基本国産品を使用しているという特徴がある。つまり、国産のバンコンと配線が一緒なので、日本中どこでも修理が可能なのだ。これは安心して旅をしていく上で一番のメリットかもしれない。

実は車内のスペースが「4m×2m」というのも意味あるサイズ。これは寝具である高級マットレスがすっぽりと収まるサイズとして設計されている。寝心地最高のマットレスでゆったりと旅の疲れを癒しながら移動できるのは何よりの贅沢だろう。

例えば、2000ccの国産車で十分に牽引が可能で、日常はチョイ乗りができる身軽なキャンパーが、このトレイルワークスのトレーラーをひとたび引っ張れば“ハードキャンパーに早変わりする”そんなイメージだ。 

例えば、バイクが大好きなパパと、ツーリングに興味のないママや子供たち。通常なら一緒に行動しづらいだろうが、キャンプ場までトレーラーを牽引し、キャンプ地についてトレーラーを基地に据えて、パパはバイクを降ろしてソロツーリングに、ママと子供達は現地の観光地に車で身軽に出掛けられる…なんて使い方も楽々楽しめる。

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実はハードルは高くない! トレイルワークスの導入は意外とお手軽

最後に維持費について触れておくと、自動車税は年間10,200円、車検は2年に1度で費用は軽自動車並みのお手軽さ。トレーラーの任意保険は対人・対物に関しては牽引側の車両の保険が使える法令になっているので、個別な車両保険(トレーラーに対するイタズラなど)だけを必要に応じて別に入るだけでOKなのだ。

大型トレーラーのエアストリームだと、車両への連結など準備に30分くらいかかるが、このコンパクトなKワークスのトレイルワークスなら車重も軽く車への連結も2〜3分で完了と超簡単! 

このトレーラーはカスタマイズも可能で、床や家具(使う材料や生地など)、電装系(リチウムイオンバッテリーの容量タイプなど)を自分好みに演出することもできる。

キャンプ場でも電源サイトがないところは意外と多い。そんな宿泊シーンにも、バッテリーを強化したオフグリッドシステムへの装備にアップグレードして備えることで十分に対応するこのケイワークスの「トレイルワークス」。新しい“非日常の楽しみ方”を気軽にアウトドアへと連れだせる日本の道路事情でのベストサイズの相棒として、ぜひオススメしておきたい!

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筆者   木村隆之
自動車カスタム誌編集長を経てフリーランスへ。多くのドレスアップカーやカスタムシーン、アフターパーツを取材し、ウェブ・雑誌媒体に寄稿。アウトドアやキャンプ好きで、自ら改造した軽バンでキャンプに出掛けることも。
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Brand Info - トレイルワークス

ケイワークスとは

愛知県豊橋市に拠点を構えるキャンピングカーメーカー。代表の黒田氏がバイクをワンボックスカーに積載してレース活動を行っていたことから、レースマシンではなく人を乗せて楽しむことができたらと考えて創業。三河地方の職人の手による丁寧で上質な木工家具を始め、独自開発したオフグリッドシステムを全車搭載するなど、ハイクオリティなキャンピングカーを製作している。また日本の道路事情にフィットしたトレーラー「トレイルワークス」や、アメリカ製のキャンピングトレーラー「エアストリーム東海」も展開している。

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