日産 エスカルゴ 1989年式モデルのレビュー・口コミ評価｜自動車カタログ

エスカルゴの最大の長所は、その室内空間の広さでした。やはり全高が1830mm有るのが、効いています。高さ以外は小さな外観に見えるので、広々とした室内空間を見ると驚きます。また、大型の荷室を備えており、多くの荷物を積むことができました。さらに、エンジンの燃費も良く、燃料消費量が少ないため、経済的な車両としても評価されました。変わったデザインが特徴ではありますが貨物車としてしっかりと実力を備えた車です。今でも市街地を走ると特に小さなお子様からの注目が半端ないです。

一方で、エスカルゴの短所としては、その外観が持つ独特な形状から、車両の操縦が難しかったことが挙げられます。また、エンジンの出力が低く、高速道路などでは加速性能が劣っていたことと、後は横風に弱いです。やはり古い車ですから横滑り防止装置等が付いていないので横風にはやはり注意が必要です。また運転席は着座位置が高いので少しよじ登る感じになります。これはエスカルゴの儀式と言っても良いのですが、大きなドアを開けシートに座るまでのこの動作が何回も続くと少し疲れます。

エスカルゴは日本初の本格的なコマーシャルカーです。そんな中でカーデザイナーがカタツムリをモチーフにした車を提案し、それがエスカルゴの開発に繋がったと言われています。商用車は今までもたくさんありますが、ボディ全体を宣伝の為のキャンパスに見立て、またそれを車のデザインとしてカタツムリの意匠に落とし込んだ事は画期的です。
エスカルゴの正しいエンジンスペックとエンジンラインナップは、1.5L直列4気筒エンジンが搭載されています。

最高出力は80馬力で、最大トルクは11.4kgf・mを発揮します。エンジンラインナップには、5速マニュアルトランスミッションと3速ATがあります。
エスカルゴのラゲッジルームは、その形状から非常に広いスペースが確保されています。しかも、後部座席を倒すことでフラットなスペースが広がり、大きな荷物も楽に積み込めます。この点は、都市部での買い物や旅行にとても便利です。
エスカルゴの人気グレードは、XVというグレードです。このグレードには、エアコンやパワーステアリング、電動ウィンドウなどの快適装備が標準装備されています。また、ルーフにはサンルーフが搭載され、明るい車内と使い勝手の良さを演出しています。