住友ゴム工業は、東京オートサロン2019に「Spirit of Evolution」をコンセプトとしたダンロップブースを出展。最初のモデルと現行モデル、ダンロップタイヤを履いた2台のベントレーが登場して注目された。展示された「最初のベントレー」は「3リットル」と「ミュルザンヌ スピード」。
3リットルは1921年から1926年まで生産されたベントレー初の生産車種。1924年のル・マン24時間レースで優勝したことでも知られる。最新型のミュルザンヌ スピードは、2010年にデビューした現行モデルの超高級サルーンだ。6.75リッターのV8 OHV ツインターボエンジンは最高出力537psに達し、2.8tの巨体を0-100km/hを4.9秒で加速させる。
ミュルザンヌの車名は、ル・マン24時間レースの舞台となるサルトサーキットのコーナーに由来しており、ベントレーのル・マンにかける思いを感じ取ることができる。1924年に優勝した際に装着していたタイヤ、そして現行モデルにもダンロップタイヤがチョイスされていることで、「過去から未来に続くダンロップの先進技術」をアピールしていた。なお、ベントレーは今年100周年を迎えることもあり、意味のある展示だったように思う。
そのほか、スポーツタイヤの「ディレッツァ」を中心としたタイヤ製品の展示や、自動運転やカーシェアといった、これからやってくるであろうモビリティ社会への変化に応じた最新の技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT」を音楽や映像などで体感できる「Lab」(ラボ)も設営された。
[筆者:遠藤イヅル/撮影:島村 栄二]
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2018/12/19