MOTAトップ ニュース/記事 特集 カーソムリエ “AE19”学生達による試乗レポートを掲載!~“Assistant Editor”「クルマ離れと戦う学生19人」 09-1

“AE19メンバーの紹介&レポート”

高木充 さんのホンダN-ONE試乗レポート

  • 高木 充
    東京大学
    家族を載せるといったことも考えないので、自分が楽しくドライブできるかがすべてだ。そのため、万人向けのデザインといったものはあまり好まず、何か強烈でひきつけられるようなデザインや個性が十分に発揮されたデザインがよい。 走りに関しても同様だが、これも自分の好みに合うか合わないかがすべてだ。また、限界でのクルマの運動特性も気になるところではある。

    このクルマを一言で表すと?

    もはや軽ではない

    ホンダN-ONEについてのオススメポイント

    軽乗用車とは思えないスムーズな加速は目をみはるものがある。(ターボモデル)市街地走行ではストレスを感じることはもちろんないし、高速やバイパスでも安心して走ることができる。1.3Lクラスの普通乗用車と比較しても遜色はない。
    パワーだけでなく、足回りも一切妥協されることなく、安定して、かつ運転が楽しめるホンダスピリットが感じられる。
    また、走行性能を伸ばした分、静粛性や室内空間が犠牲にされるということは全くなく、むしろエンジンルームがコンパクトな分前後とも居室は広く、後部座席でも足が窮屈になることはなくゆったりと座ることができる。
    走行性能と広い居室という相反する性能を両立させたホンダの技術が感じられる車である。

    ホンダN-ONEについての不満な点

    後部座席を倒さない状態だと荷室がせまく、せいぜい旅行カバン2つほどしか乗らないので、家族旅行に使うには不便だろう。また、屋根があまり高いわけではないので、大柄な人には後部座席の天井は低く感じられる。
    また、外から見たデザインの割に室内空間は広く感じられるが、このクラスのライバル車と比べるとほぼ同等である。また、車両価格もやや高く、デザインや走り重視の人以外は、他のライバル車も考慮に入れた方がよいだろう。