軽乗用車とは思えないスムーズな加速は目をみはるものがある。(ターボモデル)市街地走行ではストレスを感じることはもちろんないし、高速やバイパスでも安心して走ることができる。1.3Lクラスの普通乗用車と比較しても遜色はない。
パワーだけでなく、足回りも一切妥協されることなく、安定して、かつ運転が楽しめるホンダスピリットが感じられる。
また、走行性能を伸ばした分、静粛性や室内空間が犠牲にされるということは全くなく、むしろエンジンルームがコンパクトな分前後とも居室は広く、後部座席でも足が窮屈になることはなくゆったりと座ることができる。
走行性能と広い居室という相反する性能を両立させたホンダの技術が感じられる車である。
後部座席を倒さない状態だと荷室がせまく、せいぜい旅行カバン2つほどしか乗らないので、家族旅行に使うには不便だろう。また、屋根があまり高いわけではないので、大柄な人には後部座席の天井は低く感じられる。
また、外から見たデザインの割に室内空間は広く感じられるが、このクラスのライバル車と比べるとほぼ同等である。また、車両価格もやや高く、デザインや走り重視の人以外は、他のライバル車も考慮に入れた方がよいだろう。