ルームミラー一体型フルHD ドライブレコーダー MR-201がリリース!
▼前回までの連載記事
第1回目:警視庁御用達! アサヒリサーチのDrivemanとは?
第2回目:アサヒリサーチのドライブレコーダー Drivemanの選び方
前後フルHD同時録画! ミラー一体型 ドライブレコーダー登場
警視庁との共同開発モデルがある人気のドライブレコーダーDrivemanにミラー一体型フルHDタイプが追加された。一般的なドライブレコーダーはルームミラー前に別に取り付けるタイプが主流で、フロントガラスをスッキリさせたい、見た目にこだわる人はできるだけ目立たないドライブレコーダーを選ぶ必要があった。
「MR-201」はルームミラー一体型のため、フロントガラスは非常にスッキリ。その上、前後同時録画できる製品で、バックカメラとしても利用できるため、使い勝手も抜群のドライブレコーダーだ。
それではMR-201とはどういったドライブレコーダーなのかを紹介しよう。
録画できるルームミラーモニターが欲しいという要望がMR-201誕生のきっかけ
アサヒリサーチがルームミラー一体型ドライブレコーダー「MR-201」の開発をスタートさせたのは、大手カーディーラーからの要望だった。
最近、ルームミラーモニターやバックミラーモニターと呼ばれるルームミラーが普及しはじめている。車体後部に取り付けた広角カメラで撮影した映像をルームミラーのディスプレイに表示。従来のミラーより後部の死角がグっと少なくなるため、ディーラーオプションで販売される人気アイテムとなっている。
しかし、ルームミラーモニターにはドライブレコーダーと一体となった製品がなかった。そのため、大手カーディーラーの販売現場より「ドライブレコーダー機能も併せもったルームミラーモニターを開発してもらえないか」という声が上がり、Drivemanのラインナップに「MR-201」が追加されることとなったのだ。
ミラー一体型ドライブレコーダー MR-201のスペックと録画時間
続いてはMR-201のドライブレコーダーとしての仕様を説明しよう。代表的なスペックは下記の通り。
ミラー一体型ドライブレコーダー MR-201のスペック | |
---|---|
発売日 | 2018年9月 |
メーカー希望小売価格 | 50,000円前後 |
解像度(フロント・リア) | フルHD(1920×1080ピクセル) |
撮影画角(フロント) | 水平116度 垂直56度 対角138度 |
撮影画角(リア) | 水平114度 垂直56度 対角135度 |
保存ファイル形式 | .tsファイル |
フレームレート | 1fps、11fps、27.5fps、30fps |
ディスプレイ | タッチ式 |
外部メモリー | SDHC(Class10 以上)8GB~32GB SDXC(Class10 以上)最大64GB |
駐車中の録画時間 | OFF、1時間、3 時間、6時間、12時間、24時間 |
本体サイズ | 約230x73x120mm |
セカンドカメラサイズ | 約56x34x30mm |
本体重量 | 約400グラム(本体のみ) |
適合 | トヨタ車(非対応車種・グレードあり、詳細は後日アサヒリサーチHPにて公表) |
MR-201 連続撮影時間(2カメラ接続時) | ||||
---|---|---|---|---|
メモリー容量 | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
1fps | 約21時間05分 | 約42時間10分 | 約84時間20分 | 約168時間40分 |
11fps | 約1時間55分 | 約3時間55分 | 約7時間50分 | 約15時間40分 |
27.5fps | 約40分 | 約1時間25分 | 約2時間50分 | 約5時間40分 |
30fps | 約40分 | 約1時間25分 | 約2時間50分 | 約5時間40分 |
※仕様および外観は、改良のため変更されることがあります
その他、MR-201の詳細情報:メーカーHPのカタログ詳細
ルームミラーの取り付け金具の形状が2018年6月時点ではトヨタ車のみの対応となっているため、現在はトヨタ車のみが取り付け可能。今後、他メーカーにも順次対応していく予定だ。
フロントカメラはミラー一体型 光透過率の高いガラスレンズを採用
フロントカメラはルームミラーと一体となっており、スッキリとしたデザインが特徴だ。MR-201に採用されるレンズは光透過率の高いガラス製となっている。
ガラス製レンズの採用に加え、ソニー製CMOSセンサーを採用した結果、夜間でも鮮明な映像が撮影できるようになった。
標準リアカメラは室内取り付けタイプ オプションで外部取り付けタイプも設定
リアカメラは標準仕様ではリアガラスに取り付けるタイプだが、オプションで防水の外付けタイプも用意されている。ガラス越しの映像にはどうしても反射した光が映り込んでしまうため、クリアな映像を求める人は外付けタイプのリアカメラを選ぶのがオススメ。なお、MR-201は車両後退時はバックカメラとしても利用できるようになっており、これも注目ポイントだ。
ミラー一体型モニターはタッチパネル式で各種設定も簡単!
MR-201の各種設定や録画映像の確認はタッチパネル式ディスプレイで行う。直観的に操作できるメニューとなっているため、スマートフォンを使い慣れた人ならすぐに使いこなせるようになるはず。
ユーザーが好みで変更できる設定としては
・ドライブモードのフレームレート(1秒間に何コマ撮影するのかの設定)
・前後カメラの明るさ設定
・駐車中の録画時間設定
・録画した映像ファイルに録画日時を表示するか、しないかの設定
などがある。
録画された映像は専用ビューアーだけではなく、ルームミラーのディスプレイ上で簡単に閲覧することも可能だ。
録画映像が壊れないTSファイルで保存
一般的なドライブレコーダーの録画映像のファイル形式はMOVやAVIファイルで保存するのが主流。通常であればMOVやAVIファイルでも問題はないのだが、ドライブレコーダー本体がダメージを受けたり、電源供給を失った場合、映像ファイルが壊れてしまう場合があった。
電源供給が途絶えるなど、異常な終了プロセスで保存された映像ファイルはそのままでは再生できず、データ修復ソフトを使い、映像を復元する必要があった。
MR-201で採用したTSファイル形式は録画が強制終了となった場合もファイルが壊れることがなく、強制終了となる直前までの映像が保存できる。ドライブレコーダー自体にダメージがあるような事故でもデータが破壊されるリスクが少なくなっているのだ。
通常走行時と駐車監視時で別フレームレートを設定できるのはDrivemanだけ
MR-201をはじめとするDrivemanシリーズの駐車監視機能搭載モデルでは、通常走行時と駐車監視時でフレームレートを分けて映像録画が可能だ。これはDrivemanを開発したアサヒリサーチの特許技術となっており、他社はこの機能を搭載することができない。
フレームレートを分けて録画できることのメリットは
1、駐車中録画でメモリー容量を有効に使える
2、駐車中録画モードでエンジン停止後から切れ目なく継続して録画し続けることができ、センサー検知型と異なり撮影漏れの可能性がない
この2点だ。
メモリーを圧迫しないのはなぜ?
フレームレートとは1秒間に何コマ撮影するのかを意味しているのだが、このコマ数が多いほどデータ容量が増えることとなる。MR-201は最大64GBのメモリーを搭載できるが、64GBを超えた場合、古いデータが上書きされ消えていくため、駐車監視時はフレームレートが低い方がメモリーを圧迫しないのだ。
MR-201はバッテリーにも優しい
MR-201の通常走行時のフレームレートは27.5fps(1秒間に27.5コマ撮影)駐車監視時は1fps(1秒間に1コマ撮影)となっている。走行時はバッテリーが常に充電されているため、27.5fpsでの撮影でも問題無いが、駐車監視時は撮影の度にバッテリーの電力を消費していく。そのため、駐車監視時のフレームレートを下げることでバッテリーに優しくなり、長時間の駐車監視も可能となる(MR-201は最大24時間の駐車監視が可能)。
なお、MR-201にはバッテリー保護機能も搭載されており、バッテリーが弱り一定電圧以下になった場合は駐車監視機能がOFFになり、バッテリー上がりを防ぐ仕様となっている。
MR-201はルームミラーに求められる安全基準にも適合
自動車のルームミラーは万が一の事故の際、頭部などがルームミラーに当たっても怪我をしないように設計する必要がある。ルームミラーに求められる安全性能としては…
1、人体が当たった際にルームミラーが壊れること
2、壊れた際に尖った破片などがでないこと
が安全基準を満たす条件となっている。
アサヒリサーチでは公的機関の指導の下、頭部に見立てた6kgの重りをMR-201にぶつけ、破壊検査を行い安全基準に適合した製品となっている。
MR-201のサンプル映像
最後にMR-201の日中と夜間の撮影映像サンプルを紹介しよう。実際の走行映像がどんなモノなのか、道路標識がどのくらいハッキリ見えるのかを確認する参考にしてほしい。
日中の走行映像
▼フロントカメラ
▼リアカメラ
夜間の走行映像
▼フロントカメラ
▼リアカメラ
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Corporate Profile
企業名:アサヒリサーチ株式会社
郵便番号:140-0001
住所:東京都品川区北品川3-3-8 三徳ビル 4階
TEL: 03-5715-5431(代表)
会社概要・官公庁採用実績HP:http://www.driveman.jp/company/
Driveman Info
ドライブマンとは?
警察など官公庁での採用実績が豊富で、タクシーなど法人仕様の評価も高いドライブレコーダー。走行時と駐車監視時のフレームレートを変更する機能はアサヒリサーチ独自の特許技術となっているなど、他社製品にはない独自機能の数々は一般ユーザーからも高く評価されている。
<製品ラインナップ>
こちら<ドラレコの役割について>
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