モーターショーでは毎度おなじみ、全国自動車標板協議会による様々なナンバープレートの展示。この協議会は、自動車登録番号標(車のナンバープレート)の製造業者や交付に関連する業者や団体が集まった中央団体です。
東京モーターショー2017では国土交通省及び外務省の後援、関係団体等の協賛により、「世界のナンバープレート展」に加えて、日本各地のナンバープレートや、ご当地ナンバー、日本の自動車ナンバーの歴史がわかる展示や希望番号申し込みの体験コーナーなどナンバープレートに関する興味深い展示が目を引きます。
最近街中でも見かけることが増えてきたこれらのナンバープレートですが、ラグビーもオリンピックも現在の番号のまま、記念プレートに交換できるってご存知でしたか?
ナンバー交付代金は必要となりますが(東京都では7210円)ナンバープレートの数字はそのまま変わりません。また、1000円以上の寄付をすると、いずれも図柄入りのナンバープレートへの交換が可能となります。
申し込みは一般の希望番号と同じで、全国自動車標板協議会のウェブサイトから申し込みが可能なほか、やってみたいけどよくわからないという人は、ディーラーや整備工場に相談してみると良いでしょう。新車でも中古車でも交換が可能です。
ブースで多くの来場者が注目していたのは、希望ナンバーの人気ランキングです。こちらは全国各地の希望ナンバーの人気ランキングを、3ナンバーと5ナンバーとそれぞれに紹介しています。
ちなみに、5ナンバー車の全国ランキングは以下の通り
★5ナンバー
1位:2525
2位:1122
3位:1
4位:8
5位:1188
6位:3
7位:8888
8位:1010
9位:123
10位:1001
なんと意外にも1位は2525でした!地域によって1位の希望ナンバーが違っているのも興味深いですね。ちなみに、富士山ナンバーの1位は、沼津登録も山梨登録も「3776」です。
ナンバープレートの展示の中には、日本のナンバープレートの変遷が分かる展示もあります。その始まりは、昭和26年の道路運送車両法以前に使われていたナンバーから。
このプレートをよく見ると、上の赤い部分に「東京都自動車鑑札」と書いてあります。登録台数が1000台を突破した大正初期から使われていて、東京府(現在の東京都)以外は地名の頭文字がアルファベットで表示されていたそうです。
東京府は地名省略、それ以外はローマ字(頭文字)表記だったとか。車両番号は四桁の場合は写真のように「1.234」、五桁は「12.345」という表記でした。また、当時から現在のナンバープレートと同じく、ナンバープレートの上には封印(プレートを固定するボルトを覆っているキャップ)があります。
また、サイズは今より少し小さめですが形状や縦横比も、現在と大きく変わっていないようですね。
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