2018年3月より、一部業態で先行販売していた「MICHELIN
CROSSCLIMATE SERIES(ミシュラン クロスクライメート シリーズ)」が、2019年2月よりサイズラインナップを大幅に拡充して正式販売された。
CROSSCLIMATE SERIESは、「雪も走れる夏タイヤ」というキャッチフレーズのもと、夏タイヤとしての性能を欠くことなく、雪上での走行も可能にした、ミシュランからの新しい提案だ。
今回、CROSSCLIMATE
SERIESの夏・冬それぞれの性能を試すため、フォルクスワーゲン・ゴルフに、MICHELIN
CROSSCLIMATE+を装着し、雪道、ウェット路面、ドライ路面に持ち込んでテストを行った。
正直、走る前は「そんな都合の良いタイヤなんてあるの?」と半信半疑だった。というのも、タイヤのトレッドパータンを見ると、サイプこそ入っているが、ブロックはスタッドレスタイヤみたいに細かくないし、柔らかくもない。一方で、サマータイヤにはほぼ見られるストレートグルーブもない。その表情からは、性能を読み取ることはできないからだ。
さらに、ミシュランは軸足を「サマータイヤ」としているが、スリーピーク・マウンテン・スノーフレークマークが入っており、M+Sで雪も走れるとなれば、一般的には「オールシーズンタイヤ」とみなされるだろう。以前、輸入車には、オールシーズンタイヤが標準装備されているものもあったが、正直アスファルト路面ではあまり良い印象がなかった。
確かにそれからだいぶ時間が経ち、タイヤの技術も進んではいるのだが、日本でオールシーズンタイヤに乗る機会も少なく、個人的にはトラウマというか、食わず嫌いになっていた。
しかし、実際にCROSSCLIMATE+を雪上&ドライ路面でテストしてみたところ、このタイヤの印象が180°変わる事になった。
TEXT:佐藤 久実 PHOTO:土屋 勇人/島村 栄二
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