2004年の市場投入以来、世界累計販売台数は530万台を超えるまでになったスズキ スイフトが遂に3代目へと生まれ変わった。大胆なフロントマスクと躍動的なスタイリング、そして新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用など見所タップリな新生スイフトの良さはどこにあるのか?街乗りから高速道路、そしてワインディングロードまで連れ出し、その特徴をじっくりと見て行くことにしよう。
新型スイフトを語るうえでまず外せないのが、新たなテイストを盛り込んだエクステリアデザインだ。より精悍でありつつ力強さが備わった大開口フロントグリルは、スイフトがウリとしてきた走りの良さを演出。重心の低いプロポーションもそれを後押ししている。
一方でインテリアも刷新。液晶カラーディスプレイが与えられたメーターまわりや、D型ステアリングホイール、さらにはセンターパネル全体が5度ドライバー側へと傾けられ、コクピット感覚が得られるようになったことなど、走りに対する姿勢が感じられるところは特筆すべきポイントといえるだろう。
コンパクトカークラスにありながら、ドライバーズカーであることを主張するインテリアは、唯一無二のスイフトらしいキャラクターを見事に表している。